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98年12月後半

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12月29日:

その1:クレンペラーのページに「クレンペラーの自作自演」を追加しました。

その2:リンクのページにMusikvereinを追加しました。有名なページですね。BBSが充実しています。

クレンペラーのページの更新は今年はこれでおしまいです。ほぼ毎日更新すれば年内には終わるだろうと思ったのですが、全く甘い考えでした。どんなにがんばっても1日1枚の紹介が限度です。土日の間にかなり書きため、当日の晩に体裁を整えるという作業をしてきたのですが、それでも四苦八苦の毎日でした。ただ、毎日クレンペラーの演奏を聴けたのは非常に楽しいことでした。ここまでどっぷりクレンペラーに浸った人は少なくとも日本では私くらいでしょう。好きだからこそできたことで、これが仕事なら、拷問に等しかったでしょうね。

ただし、新年以降はもう少し、更新のペースを落とします。11月1日の公開に間に合わせるためにメモ程度に書いた部分を改訂したいのが一つの理由です。内容のアンバランスが私には非常に気になります。少しずつ手は入れてきたのですが、わずか一部しかできていません。それと、何といってもスキーシーズンが本格化し、土日の準備ができなくなるのです。私は熱狂的なスキーヤーですので冬場はいてもたってもいられません。スキーは冬の間しかできませんのでご容赦下さい。

また、新年からはもっとバランスを取った更新をします。前にもこの欄で書いたのですが、私のページの正式名称は「An die MusikクラシックCD試聴記」でして、いろいろなクラシックCDを聴いた感想をアップするのが最大のねらいです。あまりにもクレンペラーのページが弱体なので、ある程度は形を作ってしまいたいと思い、11月中旬からの集中工事をいたしました。しかし、クレンペラーに興味がない方や、もっといろいろな記事を読みたいと思っている人もいるかと思いますので、うまくバランスを取って更新していきたいと思います。もっとも、時間が許す限りクレンペラーのページの更新はします。まだ紹介したいCDが山ほどありますので。

このホームページ上でやりたいことはたくさんあります。最初はホームページ作成自体乗り気ではなかった半年ほど前が嘘のようです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、このページはもともと女房が発案したもので、私は単に間借りするはずだったのです。いつの間にか構想が膨らみ、私がホームページをほぼ占拠し、題まで勝手にAn die Musikにしました。公開後もやりたいことが増え続けてきて困っているのですが、何とも時間が足りません。クレンペラーのページをまず一応は完結させたいとは考えています。また、来年の春先には新企画「失われた音を求めて(仮題)」も予定しています。本当に新企画ができるかどうか自分でも不安なのですが、何とかしたいと思っています。期待しないでお待ち下さい。

なお、明日30日から5日の夕方まで私はここにおります。宿のいろりで八海山を飲んでいい気持ちになっているおやじがいたら私です。苗場滞在中、冬山情報をアップできるかも知れません。スキーやスノボに興味がある方はどうぞ。「An die MusikクラシックCD試聴記」としての更新は来年4日まで休みます。よろしくお願いします。

それでは皆さん、良いお年を!


12月28日:クレンペラーのページに「モーツァルトのドン・ジョヴァンニ」を追加しました。

なんだか年末気分ですね。街の中もあわただしく感じます。今日で仕事納めの人もいますし、ホームページの更新をしても、読んで下さる人が少なくともオフィスからは消えてしまっているかもしれませんね。クレンペラーのページは少なくとも明日の晩も更新します。どんどん書かないと、今年のノルマを達成できません。

なお、今朝アクセス4000件を達成したようです。ゼーゼー言いながらクレンペラーのページを更新した甲斐がありました。ありがとうございます。


12月27日:クレンペラーのページに「マーラーの大地の歌」を追加しました。VOX盤です。

今日は、妊娠中のため芋虫状態になった女房とビデオを見ました。「北の国から 98時代」です。「北の国から」は人気ドラマですので題だけはどなたもご存じだと思います。この番組はテレビの連続放送が終わると、特別制作が2年おきくらいに行われているのですが、トレンディ・ドラマ風の演出なのか、登場人物に次から次へと不幸が訪れるようになりました。そのため最近げんなりしていたのですが、最新版ではかなり幸福な気持ちになりました。女房ともどもウルウルです。季節的にもちょうど良いので皆様にもお勧めします。なお、まだ全然見てらっしゃらない方にはお正月休みの間に最初から見ることをお勧めします。ただし、正月そうそう泣けます。


12月26日:クレンペラーのページの更新は準備のため休みます。ご容赦下さい。

クレンペラーのページの更新をここしばらく猛烈にやってきたつもりなのですが、結局年内には終わりませんでした。正規盤だけでも数が多い上、海賊盤まで大量にあり、書き切れません。そうこうしている間にまだ聴いてない買い置きCDも増えてきましたし、まだ買ってないCDも気になります。レコ芸最新号の付録「Record Year-book '99」を眺めていると、買い漏らしたCDが山のようにあって気が気でなくなります。一番気になるのは新星堂から出たケンペ&ウィーンフィルのシリーズ。限定盤だったから、もう残ってないかもしれないですね。ああ、気になる、気になる。


12月25日:クレンペラーのページに「番外編」を追加しました。番外とは何かって?それは読んでのお楽しみです。

今日で仕事納めの人もいらっしゃるようですね。うらやましいです。An die Musikはもう少しがんばりますので、よろしくお願いします。


12月24日:クレンペラーのページに「ワーグナーのさまよえるオランダ人」を追加しました。

また今回もEMIにけちをつけてしまいました。EMI関係者が見ていたら、苦情になりそうですね。困りました。思いっきり褒めたつもりなのですが。

なお、Prestoneが久々に復活しました。優れたページですので休載されているのはもったいないと思っていました。嬉しいです。全面リニューアルされてますので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。


12月23日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第2番<復活>」を追加しました。VOX盤です。

ところで、今日は音質の話です。

私は東芝EMIの「CLASSIC 21」のメンバーですので、時々メンバーズ・ニュースが送られてきます。今回の分には、面白いQ&Aがありましたのでご紹介します。最近紙ジャケットで出たフルトヴェングラーのHS2088によるリマスターCDについてです。

まず、とあるリスナーの声。概要は以下のとおりです。

<最近宇野功芳氏が「フルトヴェングラーの全名演名盤」の中で、HS2088リマスタリング盤を批判し、「音をいじくらない」CD復刻盤を賞賛している。その結果、最近のレコ芸あたりの交換ページではHS2088ではない昔のベートーヴェンシリーズを求めるファンの希望がいくつも出てきた。時節柄HS2088はどうなのか?と思う>。

さて、回答は以下のとおりでした(赤字は伊東による)。

<旧ベートーヴェン交響曲全集は、マスタリング段階で若干手を入れたために高音域が出過ぎてしまい、迫力あるものの自然さにかけてしまったという反省がありました。今回のHS2088ヴァージョンにあたっては、その反省あってリマスタリングを行っています。制作を担当する私たちが、グランドマスターなどに代表される「HS2088」のリマスタリングを行う場合、最も大切に思っているのは「自然さ」です。今回のマスタリングで私たちは、これらの録音に深みと広がりが増したと考えています。11月に発売された「オリジナル・ジャケット・シリーズ」の「HS2088」リマスタリングの反響も良く、私たちといたしましては自信を深めている次第です。蛇足ながら、レコード時代に宇野先生が褒められたフルトヴェングラーのアルバムは、フランスのパテ盤であったと記憶します。これも高音域に特徴がありました。もし、このHS2088ヴァージョンがお気に入らなかったとすれば、高音域を補正することにより不満が若干でも解消されると思います。> 以上

私のページの読者ならもうおわかりだと思いますが、私はHS2088は嫌いです。かつてクリュイタンスの「ダフニスとクロエ」がHS2088で出た時に買って聴いたところ、余りにも高域がうるさく、最初の5分ほどで聴くのをやめてしまいました。その後に何度もトライしましたが、最後まで我慢できたことが一度もありません。それ以来、HS2088は避けるようになりました。しかし、ご存じのとおり、グランドマスターシリーズをはじめとするEMIの国内盤はこのHS2088を謳い文句に販売されており、輸入盤が手に入らない場合は泣く泣くHS2088リマスタリングによるCDを買わざるを得ない状況にあります。実際にEMIは輸入盤が入手できないようなCDばかりをHS2088でリマスタリングし、発売しているような気配さえ見られます。

しかも、上記回答を読みますと、フルトヴェングラーのベートーヴェンにしても最初のリマスタリングの際に相当音をいじっているのが明らかです。「迫力ある音」にするためにかなり高域をいじったのではないでしょうか。リマスタリングというのは最初の、そして非常に重要な工程ですから、きちんとやってもらわないと困ります。マスターテープに迫力がある音が入っていないなら、そのままにして欲しいのです。いい加減な音決めをすると、その後で何回もいじらないといけなくなるのです。

さらにEMIの回答によると、新しいHS2088でも、気に入らなければ高音を補正しろ、とあります。補正とは何でしょう?さらに音をいじるということでしょうか?図らずもEMIはいまだにHS2088のリマスタリングが高域に問題があることを認めてしまっているのです。これでは紙ジャケットにしたところで購買意欲はとても起きません。今回の紙ジャケットシリーズ発売では疑似ステレオでなくなったことだけがせめてもの救いだと私は考えています。EMIには現在まともなプロデューサーやエンジニアがいないのでしょうか?歴史的に優れた演奏家の膨大な録音を擁していながらもこの有様では嘆かわしい限りです。何とかHS2088をやめさせる手だてはないものでしょうか?


12月22日:クレンペラーのページに「モーツァルトのコシ・ファン・トゥッテ」を追加しました。ふぅ。

プライベートな話をひとつ。今日は女房さんが、病院に行って来ました。10日ほど前に近所のA病院に行って、妊娠していることが分かったのですが、その病院の先生が先週検査結果を見たところ、卵巣に水がたまっていたそうです。その先生は慌ててこう言ったそうです。「大変だ!病院に行って下さい!」。

一体全体、自分を何だと思って開業しているんでしょうか?このような人が病院で先生だとのたまわって、偉そうにしているんですから、恐ろしい世の中です。

幸い、今日行った大病院ではちゃんとした指示をいろいろしてもらって、女房も安心したようです。赤ちゃんに影響はほとんどないみたいだし、私も安心しました。

それにしても、仕込めば、後は放って置いても赤ちゃんが出て来るものだと私は考えていたのですが、そんな生易しいものではないんですね。大変反省しました。


12月21日:クレンペラーのページに「モーツァルトのフィガロの結婚」を追加しました。

なお、「クレンペラーのモーツァルト」をさらに「交響曲」と「協奏曲」に分割しました。


12月20日:クレンペラーのページに「ワーグナーのヴェーゼンドンクの5つの歌」を追加しました。

クレンペラーファンにはこれをクレンペラーの最高傑作と呼ぶ人がいるかもしれません。何の説明も要らない名演です。録音もいいです。まだ聴いてない人にはぜひお勧めします。

それにしてもクレンペラーの「トリスタン」が録音されなかったことが悔やまれますね。「ヴェーゼンドンク」の演奏から想像するに歴史に残る演奏をしたと思うのですが...。


12月19日:クレンペラーのページは準備のため、おやすみします。土日の準備がないとさすがに毎日更新はできませんので、ご容赦下さい。

12月の土日に家にいるというのは一体何年ぶりでしょうか。私がスキーを始めて以来、12月になると足繁くスキー場に通っていましたから、こういう年は気持ち悪いです。今や年末も雪不足が心配される有様。来週もまとまった雪が降りそうもないので嫌気がさしてきました。この暖冬でスキーができないため私はすっかり運動不足です。夏にどんなに太ってもスキーシーズンの終わりにはズボンが下がって仕方ないはずだったのですが、これでは体型の変化は望めそうにありません。景気は悪いし、天気は冬らしくないし、一体どうなってしまうんでしょうか。それに、せっかく買った苗場のシーズン券、これでは元が取れないです。ううう。


12月18日:クレンペラーのページに「モーツァルトの交響曲第29番、第41番ジュピター、アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を追加しました。お待ちかね、TESTAMENT盤です。今日これが出てくるのは完全にばれてたと思いますが。

本文にも書きましたが、このCDに入っている「アイネ・クライネ・...」はすごいですよ。そこいら辺の喫茶店なんかでかかっているのとは隔絶した演奏です。レベルが違うというか、ものすごい高みに達しています。まだお持ちでない人は輸入盤を置いてあるCD屋さんに走った方がいいですよ。本当ですよ。


12月17日:クレンペラーのページに「モーツァルトの交響曲第38番プラハ、第39番、セレナータ・ノットゥルナ」を追加しました。TESTAMENT盤です。

クレンペラーのページの集中工事のため、ここしばらくクレンペラーのCDばかり聴いています。女房には「そんなにクレンペラーばかり聴いて飽きないの?」と聞かれました。全く飽きません。バッハからシュトラウスまで幅広いレパートリーがあり、スタジオ録音も海賊盤ライブもあり、同一曲でも様々な違いがあったりするので、いくら聴いても飽きないのです。しかも、自分でも気まぐれにCDを選んで更新してますから、楽しいです。さすがの女房もこの楽しみは理解できないようです。

ところで、今週末もスキーを断念しました。志賀高原まで行けばできそうなのですが、運転手がいません。私は視力が悪くて免許がないし、頼りの女房は妊娠してしまい、運転を拒否しています。定宿がある苗場もホテル前ゲレンデと筍山平ゲレンデが滑れるだけで、全面滑走にはほど遠いようです。一体今年はスキーができるのか心配になります。温暖化が進んで、日本の本土ではそのうちスキーができなくなるかもしれませんね。やはりお金がかからないテニスに集中した方がいいのでしょうか。悩んでしまいます。


12月16日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第4番」を追加しました。オケはバイエルン放送響です。このCDは全くの海賊盤なのですが、演奏、録音ともにとてもいいです。


(An die MusikクラシックCD試聴記)