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99年1月
前半

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1月15日:今日は留守番役のちふみが更新しています。

苗場スキー場レポートの中に「今年の苗場スキー場」と題して、スキー場の様子を写真入りで紹介してみました。今日も苗場近辺はすごく雪質がいいようですよ。


1月14日:CD試聴記に「ベイヌム指揮シベリウスのエン・サガ(伝説)」を追加しました。うふふ。これはいいですよ。今回発売された「ロンドン偉大なる演奏家達」モノラル編全20枚の白眉のはずです。他にも世界初CD化になったベイヌム指揮コンセルトヘボウの「バルトーク/管弦楽のための協奏曲&ストラヴィンスキー/春の祭典」のCDなど、すごいものが混じっています。上記ハルサイは1946年録音でノイズこそ多いですが、すさまじい演奏ですよ。時間がなかったので今回は書き切れませんでしたが、試しに聴いてみても決して損はしないはずです。

ところで、ベイヌムはなかなか面白い指揮者ですね。「これから」という時に死んでしまったので、日本では巨匠としての扱いは決して受けない指揮者ですが、もっと知られてしかるべきです。

実は私は高校1年生の時、初めて買ったブラームス交響曲第1番のレコードがこのベイヌム指揮コンセルトヘボウ(DECCA、1951年録音)でした。今の高校生では考えられないと思いますが、当時の私は全くお金がなく、店で一番安いブラ1を買ったのです。家に帰ってよく確認してみると、「モノラル」と書いてあって、落胆したのを良く覚えています。しかし、聴いてみると、非常にはつらつとした演奏で、結果的にははまってしまい、私のブラ1のデフォルト演奏になりました。コンセルトヘボウという希代の名オケとの出会いもそのLPによってでした。音質もモノラルながら、全く気にならなくなり、かえってステレオ録音よりいいのでは?などとその頃から考え始めました。今考えると、全く変な高校生だったわけですが、幸福な出会いをしたというべきでしょう。以来、ベイヌムとコンセルトヘボウは私の必須アイテムです。例のブラ1もCDで買い直しました。ただ、20年前に1000円だったLPがCDに化けると1800円もしました。理不尽な世の中です。


1月13日:

その1:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第2弾「モーツァルトのピアノ協奏曲第27番、第20番」を追加しました。ピアノ演奏はあのクララ・ハスキルです。

その2:リンクのページに「ゲテモノ・クラシック」を追加しました。すごいネーミングですね。論より証拠。のぞいてみましょう!


1月12日:リンク集に2件追加しました。

じぇに蔵本店」と「クラシック万歳!」です。

クラシック音楽のホームページが増えてきて、私はとても喜んでいます。インターネットの時代になって、みんなが違う聴き方をしていることが分かりほっとしてもいます。私が大学生の頃までは、聴いた音楽の実数自体が少ないものですから、音楽の聴き方に自信が持てませんでした。誰もが一度は手にする「レコ芸」の記事を読むと、自分の聴いた印象と全く違うので、もしかしたら自分はどこかおかしいのではないかと思ったことが何度もあります。「レコ芸」が評論家達の一つの聴き方*だけ*を示していると本当に理解したのは20代の半ば過ぎてからです。また、「レコ芸」の文体を脱却できるようになったのは30代に入ってからです。「レコ芸」も今は随分分かりやすい文章になりましたが、昔は音楽を語るのにこんなに難しい表現を使わなければならないのかと真剣に悩みました。

しかし、趣味で音楽を聴いているからには、100人いれば100通りの聴き方があってしかるべきだと私は考えます。また、音楽を聴いて理屈をこねるより、感動したかしないか、面白いか面白くないか、が分かれば音楽を語るには十分だと考えるようになりました。CDを買う時に必要な情報は突き詰めると、そういうことではないでしょうか。それゆえ、私は自分が聴いた感想を本音で語り合えるインターネットの時代が来たことを非常に喜んでいるのです。


1月11日:CD試聴記に「エーリッヒ・クライバーのベートーヴェン交響曲第5番運命、第6番田園」を追加しました。

12月下旬に発売された「ロンドン偉大なる演奏家達」モノラル編全20枚の一つです。同シリーズには世界初CD化のものがいくつか含まれており、非常に気になりますね。モノラル録音のものを今の時代に喜んで聴く人は少ないでしょうから、このシリーズも早く押さえておかないとすぐに廃盤になってしまうかもしれません。もっとも、このエーリッヒ・クライバーのCDは初出ではないし、昔から名盤と呼ばれているものですから急になくなることはないでしょうけど。

ところで、今回このCDを選んだのには理由があります。最近、どうも父クライバーがよく理解されていないのではないかと思われるからです。息子であるカルロスが偉大でありすぎるのかもしれませんが、それにしても「エーリッヒはカルロスのおかげで名前が知られている」というような書き方をあちこちで見るとがっかりします。古い録音でしかエーリッヒを知ることができないせいだと思いますが、そうだとしたら、DECCAはこうしたCDをじゃんじゃん再発して啓蒙に努めるべきでしょう。


1月10日:冬季限定「苗場スキー場レポート」を開始しました。

何でクラシック音楽のホームページにこんなものがあるのかとご批判があるとは思いますが、ご容赦下さい。このホームページの本来の生みの親である女房の悲願だったもので。執筆も女房がするはずだったのですが、ご存じのとおり猛烈スキーヤーであった女房が滑れなくなりましたので不肖、亭主が代筆することになりました。苗場方面の行かれる方、ゲレンデはどんな状態なのか少しは分かるはずです。ご利用下さい。

クラシックCD試聴記は明日更新します。今日は準備のためおやすみします。すみません。


1月8日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲ほか」を追加しました。ピアノ独奏はバレンボイムです。

クレンペラーのページをベートーヴェンの協奏曲で再開しました。何が良いだろうと思ったのですが、やっぱり最初はベートーヴェンがふさわしいでしょう。しばらくクレンペラーのページは協奏曲シリーズをやりたいと考えています。乞うご期待下さい。

なお、浦和でも先程雪がちらつき始めました。北日本に寒気団が押し寄せているそうで、苗場でもここ3日間は大雪の見込みです。昨日から今日にかけておそらく少なくとも50センチは降っていると見られます(3日で1メートルは堅い)。苗場プリンスでは昨日から10センチしか降ってないようなアナウンスをしていますが、そんな生易しいものではありません。土日は行っても、最悪滑れない可能性もあります。気象情報に気をつけましょうね。


1月7日:追悼ペトルチアーニ

このページの読者のほとんどはクラシックファンでしょうから、ペトルチアーニと聞いても分からないかもしれませんね。ジャズの天才ピアニストです。

今朝日経新聞を読んでおりますと、「障害克服、ジャズで活躍、ピアニストのペトルチアーニ氏死去」とあったので目が釘付けになりました。ペトルチアーニは先天的な骨疾患のため身長が1メートル程しかありません。死因は急性肺炎、6日ニューヨークの病院で死去した模様です。享年36歳。

私は実はジャズも好きです。といいましても50年代のジャズしか聴きませんが。現代のジャズではこのペトルチアーニにしか興味がなく、CDも手に入るものは片っ端から集めました。家に来るお客さんにもいつも聴いてもらいました。ペトルチアーニは身体的な障害があったから有名だったわけではなく、ピアニストとして超一流だったのです。追悼の意味を込めて代表的なCDを二枚あげておきます。ご興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。

CDジャケットEDDY LOUISS/MICHEL PETRUCCIANI
Conference de presse
Eddy Louiss:Hammon organ
Michel Petrucciani:piano
DREYFUS FDM36568-2

ハモンド・オルガンとピアノという非常に変わったデュオ。二人の超絶的な技巧と、ジャズらしい当意即妙の掛け合いを楽しめる。夜お酒を聴きながら聴くと時間のたつのも忘れてしまう。すばらしい!

CDジャケットMICHEL PETRUCCIANI
Au Theatre des Champs-Elysees
Michel Petrucciani:piano
DREYFUS FDM36570-2

ペトルチアーニの二枚組ソロアルバム。シャンゼリゼ劇場でのライブ録音。

ペトルチアーニの剛毅かつ繊細なピアノが堪能できる。圧巻は一枚目に収録されている"Medley of my favorite songs"で、延々40分にもわたる即興演奏をやってのけている。何度聴いてもすごい。これほど聴き惚れるピアニストはもう現れないかもしれない。


1月6日:CD試聴記に「コンドラシン指揮ドヴォルザークの新世界から ほか」を追加しました。

新年最初の曲は何が良いかと思ったのですが、やはり「新世界」は一番ですね。


1月5日:皆さん、お久しぶりです。

苗場で7日間の合宿をしておりましたが、先程帰宅しました。

苗場は私が滞在している間にゆうに120センチは雪が積もり、今や絶好のコンディションになりました。行く前は公称110センチでしたから、合計230センチになるわけです。もっとも、西武は合計180センチといっています。実際はそのレベルをとっくに超えています。雪がないときには過大に発表し、多いときには過小に発表するわけですから不思議なものです。妙なつじつま合わせをしているらしいです。今週末にもかなり降るらしいですから、スキーヤーは板を磨いておいた方がいいでしょう。

クラシックCD試聴記としてのAn die Musik更新は明日から再開いたします。お楽しみに。


1月2日:皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始にも結構な数の方に当ページを見て下さっていただき、ありがとうございます。

さて30日からは和明は苗場に旅立ってしまいましたので、今日は女房の知文が代わって更新しています。

簡単ですが、電話で聞いた話に基づき、苗場スキー場情報をアップしましたので、ご興味のある方はご覧下さい。


(An die MusikクラシックCD試聴記)