ARCHIVE OF WHAT'S NEW ?
99年1月後半

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1月31日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。えっ?誰も読んでいないって?そうかもしれませんね。すみませんです。


1月29日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第6弾(最終回)「シューマンのピアノ協奏曲」を追加しました。


1月28日:CD試聴記に「スクロヴァチェフスキーの未完成」を追加しました。レコ芸の記事に納得できなかったので書いてみましたが、いかがでしょうか。


1月27日:お願い

最近、いろんな方からメールをいただきます。が、ひとつ困ったことがあります。特に学生さんなどお若い方に多いのですが、ダイレクトメールであるにもかかわらず、名前がハンドルネームのままのことがあるのです。例えば、全く見ず知らずの人からメールをいただくと、「ウルトラマン@M78星雲です」と名乗ったりしているのです。まだ名乗っているだけ救われるのですが、どうも妙な気持ちです。「顔」が見えないため、かなり薄ら寒い思いをします。ダイレクトメールを書くのに、あえて本名を隠す理由が何かあるのでしょうか?

私のホームページでも、ゲストブックでは本名でなくとも構わない旨明記してありますし、各地のメーリングリストではハンドルネームを認め、本名を出さないことで活発な意見交換をするというルールを作っているところが多いと思われます。

しかし、そういうルールをダイレクトメールにまで持ってくるのは疑問です。例えば、誰かまだ会ったこともない見ず知らずの人に電話をかける時、いきなり「ウルトラマン@M78星雲でーす」といってかける人がいるでしょうか?こんなことを言い出すと、オヤジ根性丸出しで、ネットの世界を理解していないと非難されそうですが、私は頭が古いのでやはり納得できません。

私はホームページ上に自分のプロフィールを書き、写真までつけました。何もこの泥臭い顔を自慢したいわけではありません。読者との距離を少しでも縮めたかったからです。しかし、こうなると、本名を名乗ることも写真を載せることも恐くなってきました。

つきましては、今後、ふざけたハンドルネームでふざけたメールをいただいた場合、必ずしもレスはいたしかねますのでご了承下さい。将来私の頭が軟化した時、再考いたしますので何卒よろしくご協力下さい。


1月26日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第5弾「モーツァルトのピアノ協奏曲第25番 ほか」を追加しました。ソリストはブレンデルです。今回は「ほか」の部分が大事です。


1月25日:リンク集に「マーラー7番ファンHP」を追加しました。マーラーの7番に特化したページです。クラシック界のホームページも百花繚乱という感じですね。

ところで、昨晩の「20世紀の名演奏」第3回目。よかったですねえ。本当によかった。永久保存版とでもいいたいです。余りに夢中になってしまい、今日はクレンペラーのページの更新ができませんでした(^^ゞ それはともかく、NHKはすごい映像をたんまり持っているんですね。私は受信料をちゃんと払ってますから、「小間切れにされた映像をもっとちゃんと見せて頂戴!」と、声を大にして言いたいところです。

NHKにしてみればメインはカール・ベームによるブラームス交響曲第1番の全曲演奏だったのでしょうが、残念ながら、他の映像・演奏が余りにもすごすぎて、ちょっと印象が弱くなってしまいましたね(私だけかな?)。私の記憶では、当時音楽ファンの中にカラヤン派とベーム派があって、ベームの風采の上がらない姿がいかにも大芸術家然と思われていたのと対照的に、カラヤンは見てくれだけだと思われていました。しかし、あの番組を見る限り、カラヤンの方がベームよりずっと活きのいい音楽作りをしていますね。カラヤンはいつものとおり、自分の指揮姿にうっとりしているような指揮ぶりでしたが、なぜか白熱の演奏でした。見てくれに拘る姿勢(?)はともかく、音楽は音で勝負ですから、私はカラヤンの方に軍配を揚げざるを得ません。恐るべし、カラヤン。

ただ、一番すごかったのはもちろんカラヤンではなく、ミュンシュによる「ダフニスとクロエ」でした。ミュンシュの指揮姿を見るのは初めてでしたが、あの指揮をオケは理解していたのでしょうか?もうハチャメチャという気がしたのですが...。それでも音楽はまさにスリリングでした。あんな鳥肌が立つような演奏をライブで聴けた人がいたんですね。羨ましい限りです。あれこそライブの醍醐味というべきものでしょう。同じミュンシュ指揮によるエロイカの第1楽章もよかった。弦楽器がザワザワザワと蠢く様には唖然とさせられます。

「ダフニス」ではクリュイタンスもよかったですね。画像も音質もよくないのに、音楽が明滅する光の中で生まれているような不思議な感じを受けました。

他にもクーベリックの華々しい「ローエングリン」や、コンヴィチュニーの「運命」など、目が離せないものばかりでした。若き日のザンデルリンクまで出てきましたね。ただ、こういう地味に見える指揮者達の映像は本当にわずかしか放映されませんでした。期待していたので、やや落胆しています。クーベリックなど何人かの指揮者は、あれではまるでベームの前座も同然。スター指揮者でなかった人は死んでもなお正当に扱われないのでしょうか。これは今回の番組作りに対する私の不満です。熱烈なベームファンがNHKにいたのかもしれませんね。


1月24日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。

スキーシーズンが始まってから体重は3Kg減りました。ズボンはどんどんずり落ちてくるし、ジーパンもユルユル。テニスをどんなに激しくやっても1Kgも痩せなかったのに、一体これはどういうわけでしょうか?


1月22日:CD試聴記に「バルビローリのマーラー第3番」を追加しました。今回は長くて、聴くのも書くのもすごく疲れました。へとへとです。マーラーの3番は名曲ですけど、本当に長いですねえ。今回のBBC LEGENDSのCDは女房さんと一緒に聴いてみました。33分もある第1楽章が終わったところで、女房さんは全曲が終わったと思ったのです。全部で6楽章あるうちの最初の楽章だけだったことを知って目が点になっていました。無理もありません。女房さん曰く、「これなら4つくらいに分割すれば4つの交響曲ができたのに。」それもそうですねえ。

ところで、シュターツカペレ・ドレスデンの番組を予約録画された方。すみません。時間が少しずれておりました。開始が5分早まってました。終わりは40分早かったようです。MOSTLY CLASSICを見ながらお知らせを書いたのですが、申し訳ございませんでした。


1月21日:雑談

レコ芸毎年2月号恒例の「リーダーズ・チョイス」。レコ芸1年間の中でこの号が最も価値があると私は思っています(最も価値がないのはレコードアカデミー賞特集号)。「リーダーズ・チョイス」というのは読者が身銭を切って購入し、聴き込んだCDの品評会ですから、下手な提灯記事作者の評価よりずっとあてになります。毎年自分が気にもとめていなかったCDが意外にも人気を集めていて驚いたり、新たな名盤を発見したりと楽しいです。例えば今年は、小川典子さんのピアノが予想以上に面白かったことがよく分かりました。

クレンペラーがバイエルン放送響を振った一連のライブ録音も好評だったようです。EMIさん、これに気をよくしてもっとライブ録音を発掘してもらいたいものですね。

ところで、「音の演出家たち」と題する別コーナーではレコード制作者の裏話が載っていてこれまた面白かったですね。今回はビクターエンターテイメントの野島さんの話でした。ウルブリッヒ弦楽四重奏団との録音で、数週間かけてマスターテープを切り張りして聴かせたところ、「よくできている...でも、音楽ってそうじゃないんだよ」と言われてしまったそうな。「音は正しいけれど音楽が死んでしまっている」ことに気がついた野島さんは「全部編集をやり直したら、何のことはない、結果はほとんど編集しないで出したような形に」なったというのです。やっぱりそうなんだ、と私もそれを読んで安心しました。下手な切り張りで「正しい」演奏を残すより、多少のキズがあっても音楽の自然な流れがあった方がいいに決まってます。現在新譜がほとんど売れない割には、CD屋さんでは輸入物の海賊盤コーナーにいつも人が群がっており、無編集と思われるライブ録音がどんどん売れているようです。さもありなんと言うところですね。下手な編集録音がそっぽを向かれている証拠です。今や正規盤では「ライブ録音」と書いてあっても編集だらけのようですからたまったものではありません。この不況下で身銭を切ってCDを買うのですから、最初からエンジニアが細かく編集したと分かるCDなんか誰も買わなくなりますよね。かつてバーンスタインのブラームス交響曲全集がライブ録音と銘打って登場してきた頃からライブ録音とは思えないライブ録音が巷に溢れてしまいました。私はこのページ上で時々、「スタジオ録音とはとても思えない...」という表現を使っていますが、「ライブ録音とは思えない録音」とは一体いかなる価値を持つものなのでしょうか。メーカーさんも一度初心に帰った方がいいかもしれませんね。

なお、ゲストブックに自分で書き込んだのですが、年末のクラシカジャパンでクレンペラーをご覧になった方、いらっしゃいましたら感想をお聴かせいただけないでしょうか。虫のいい話で恐縮ですが、重ねてお願い申しあげます。


1月20日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第4弾「ブラームスのピアノ協奏曲第2番」を追加しました。今度のソリストはアシュケナージです。


1月19日:ご存じの方も多いかと思いますがテレビ放送についてご連絡します。

今週の金曜日(1/22)、NHK衛星第2放送で「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団創立450周年記念演奏会」が放映されます。記念演奏会自体は98年9月22日にゼンパー・オパーで開催されたそうで、テレビではコンサートだけでなく、ドレスデン及びドレスデン国立歌劇場の紹介なども行うそうです。時間は午前8:05〜10:40、指揮者はシノーポリ、曲目はリエンツィやアルプス交響曲などです。スシ桃さん、必見ですよ。

私はテレビは余り見ない方なのですが、最近NHKはなかなかやってくれますね。この間の「20世紀の名演奏」第2回目も大変見応えのある内容でした。何度も出てきたモナコは非常に見応えがありましたし、オペラの数々を満喫してしまいました。うちの女房さんも、レーザー・ディスクが欲しいと言い出す始末です(でも置き場所がない!でも買いたい!やっぱりオペラを見たい!)。このシリーズ、第3回(1/24放送)も楽しみですね。予告でも私が敬愛するクーベリックが映っていました。皆さん、見逃してはいけません。

しかし、テレビといえば、あのクラシカジャパンはどうなのでしょうか。例のクレンペラーの放送は結局見てないのですが...。加入するにしても時間的に毎日クラシカジャパンを見られるわけでもないし、困りますね。

もっとも、私は最近クラシカジャパンについては複雑な心境です。あの飯尾洋一さんのクラシカ(Classica)が、クラシカジャパンにドメインの使用を停止させられそうなのです。詳しくはご本家Classicaをご覧いただけるとよく分かるのですが、こんな話を聞いた後では心情的にクラシカジャパンに加入する気にはとてもなれません。私もこのページを開設するにあたっては飯尾さんに大変お世話になりました。我々の盟主である飯尾さんが苦境にあるのを知ると、何とか協力申しあげたいのですが、どうにもならないようです。法律というものは非情ですね。がんばれ、飯尾さん!


1月18日:クレンペラーのページに「ブラームスのピアノ協奏曲第2番 ほか」を追加しました。クレンペラーの協奏曲シリーズ第3弾です。ブラームスのソリストはゲザ・アンダ。

ううう、こんなペースではクレンペラーのページはいつまでたっても完結しないですね。でもこれ以上時間がないです!


1月17日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。え?いい加減にしろって?すいません。冬場だけですから許して下さい。


(An die MusikクラシックCD試聴記)