コンセルトヘボウ管のページ

1990年代の録音

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 ここまでくると記憶にも新しいということで、以下はレーベル別に簡単にまとめるにとどめます。

CDジャケットボタンデッカ:引き続きシャイーがコンスタントに録音を続ける。ツェムリンスキー、ヴァレーズ、ショスタコーヴィッチ、ストラヴィンスキー等、ハイティンク時代とは異なるレパートリーを主体にする中、コンセルトヘボウの伝統に則ったマーラーとブルックナーのプロジェクトも継続中。また1991年と1992年には、ショルティがライヴ録音を行っている。

CDジャケットボタンテルデック:アーノンクールがハイドンのロンドン・セットとシューベルトの交響曲全集を完成した後、ブラームスやドヴォルザークを録音。ブルックナーが途中でウィーン・フィルに交替したのはハイティンクと同パターン。

CDジャケットCDジャケットボタンその他:ウォルフガング・サヴァリッシュがEMIでベートーヴェンの交響曲全集を完成(写真左)。ソニーではカルロ・マリア・ジュリーニがドヴォルザーク、ドビュッシー、ラヴェル等を録音、またシャンドスではネーメ・ヤルヴィがプロコフィエフやストラヴィンスキー(写真右)、レーガーを録音している。DGではピエール・ブーレーズやチョン・ミュンフンが単発的に録音。

 そしてフィリップス。1994年11月に、内田光子のピアノ、トマス・ザンデルリングの指揮で、コンセルトヘボウ管弦楽団はフィリップスに久々に登場しました。曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第3・4番。しかしこれは例外的な起用だったらしく、全集の残りの3曲はバイエルン放送交響楽団で録音されました。そしてフィリップスのコンセルトヘボウ録音は再び長いブランクに入り、残念なことにそれは現在も続いているところです。


(An die MusikクラシックCD試聴記)