ARCHIVE OF WHAT'S NEW ?
2001年3月

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CD4月2日:お知らせがふたつあります。

ひとつめです。「コンセルトヘボウ管弦楽団のページ」のに指揮者篇に「シャイー」を追加しました。

ふたつめです。上記をもって、An die Musikの更新を中止します。

1998年11月1日から更新を続けておりましたAn die Musikですが、本日をもちまして更新を終了いたします。ここ3週間ほど、自分がホームページを更新している理由が全く分からなくなっているのです。しばらく休憩すれば更新意欲も湧いてくるだろうと思っていたのですが、今回は更新意欲ゼロのままです。

ここしばらくの間も読者数は一定数を保っております。あとしばらくすればアクセスカウンターは20万件に届きそうです。多分、「An die Musikがそろそろ更新を再開しているのではないか?」との期待が読者の方々にあるためでしょう。大変嬉しいことです。ありがとうございました。

しかしながら、私自身に更新意欲がなくなっているのに、皆様にずっとご迷惑をかけ続けるわけにはいきません。そこで更新中止を宣言することにしました。

私は今もずっとクラシック音楽を聴いておりますし、これからも聴き続けるでしょう。単純に音楽を聴いて楽しむ、という全く素人的な私のスタイルは今後も変えずにいきます。今後はただの平均的なリスナーに戻るつもりです。

ただし、An die Musikは*まだ*閉鎖しません。2年以上も精魂傾けて作ったページですから、この世から直ちに抹消してしまうことには抵抗があります。そこで、ゲストブックはサロン的に残しておくことにしました。私も今後ゲストブックに登場しますが、それは管理人としてではなく、一リスナーとして登場するとお考え下さい。というわけで、今後ともよろしくお願い申しあげます。青木さん、私の我が儘をどうかお許し下さい。


CD4月1日:「コンセルトヘボウ管弦楽団のページ」に「作曲家」篇を追加しました。青木さん、CDジャケットなどをもう少し載せたかったのですが、そのうちに、ということでご容赦下さい<m(__)m>。


CD3月8日:業務多忙

An die Musikは趣味のページですので、極力仕事関係の話題は避けてきたのですが、そうも言っていられなくなりました。私が抱えるプロジェクトが山場を迎えています。少人数で大プロジェクトを担当しているのですが、頼みの同僚がインフルエンザで倒れてしまいました。私も風邪らしく、体調が優れないのですが、こうなっては甘えてはいられません。つきましては、約10日間ほど業務を優先し、ホームページの更新をお休みいたします(...ということは、今まではホームページ優先だったのかって? そ、それは....)。業務の目処がつき次第、更新を再開しますので、しばらくお待ち下さい。なお、ゲストブック及びE-mailの対応はいたしますので、ご安心下さい。


CD3月7日:青木さんによる「コンセルトヘボウ管弦楽団のページ」の指揮者篇に「ヨッフム」を追加しました。


CD3月6日:「ベーム指揮の<フィデリオ>」、すなわち「風邪を引いたカペレ」に(中編)を追加しました。皆さん、悪性の風邪、インフルエンザが流行っています。気をつけましょう。


CD3月5日:本日は亭主が急に寝込んでしまい、更新はお休みいたします<m(__)m>。これまで冬は風邪をめったにひかなかったのですが、今年はどうしたのでしょうか。


CD3月4日:激減するスキー人口

週末は恒例の寒稽古に行ってきました。私が稽古場にしているのは新潟県の苗場スキー場です。皆さん、苗場と聞いて、どんなイメージを持たれますか? 私は人に会う度に「今度一緒にスキーをしませんか?」と誘うのですが、その都度「えっ、苗場なんですか? リフト待ちなんて30分、ざらじゃないですか? 勘弁して下さいよ。」という答えが返ってきます(T_T)。私の短いスキー場経験では、そうした長い待ち時間があったのはせいぜい93年までです。それもたまに、でした。80年代にスキーを楽しんでいた人にとっては、「苗場=リフト待ち30分」という最悪の図式が刷り込まれているようです。それゆえ、かつては苗場に行ってもスキーをしないで麻雀でもしていた方が楽しい、などという人がたくさんいたのであります(本当かな?)。

ところで、苗場の状況も様変わりしているのです。かなり空いています。土日でも待ち時間はよくよくありません。5分も待つ日があると、「今日はひどく込んでいるな」と思います。普段はせいぜい2〜3分。逆に、それくらいの待ち時間がないと、滑りすぎて疲労がたまり、危険です。私は膝が笑い始めた日がありました。今回の週末はどうだったかと申しますと、昨日の土曜日はガラ空きでした。高速道も渋滞がなく、浦和の自宅からのんびり走ってぴったり3時間で到着。スキー場は平日並みの客入りです。待ち時間はほとんどゼロ。

去年もそうだったようですが、スキー場を訪れる客数が極端に減少しているようです。ひたすら練習したいという人には嬉しいのですが、これではスキー場の経営が苦しくなり、コースがどんどん閉鎖されてしまうのではないかと私は真剣に心配しています。苗場でも火打平は既に閉鎖されていますね。これ以上閉鎖されないことを祈るばかりです。空いていればいいというわけにはいかなくなってきました。恐ろしいことです。

ちなみに、私は今日滑っていないのです。まだ1歳半のみずなを連れていますから、夫婦のどちらかが面倒を見ていなくてはなりません。今回は、土曜日に私が滑り、日曜日は女房さんが滑ったわけです。私は毎週スキー三昧のように思われていますが(^^ゞ、滑走時間は以前と比べると激減しています。現在、スキー人口が減っているのは、かつてスキー人口の中心だった年齢層が今、子育てでスキーどころではない、というのが最大の理由らしいですね。大変説得がある理由です。私どもも、「冬場は絶対スキーをするぞ!」という強い意欲があるから毎週寒稽古に出かけますが、夫婦のうち、少なくとも一方が消極的になったら、続けることなどできなかったでしょう。

さて、そうこうするうちに3月に突入しました。すぐ暖かくなってしまいます。私は春スキーはやらないのですが、今年は3月24,25日まで滑ります。一緒に滑って下さる方は、今のうちにぜひご連絡下さい。ただし、夜は私のビールにつき合う義務があります。これはスキーよりきついですよ( ̄ー ̄) ニヤリ。


CD3月2日:「シュターツカペレ・ドレスデンのページ」に懸案であった「ベーム指揮の<フィデリオ>」を追加しました。タイトルは、「風邪を引いたカペレ」(前編)にしました。一度にはとても書ききれない内容を含みますので、3回に分けてアップしたいと思います。遅筆で申し訳ありません。


CD3月1日:バボラク、埼玉に現る

世界的名声をほしいままにする天才ホルン奏者ラデク・バボラク(24歳)が、どういうわけか埼玉に、しかも鋳物の街川口に来るというので、昨晩は川口リリアホールに繰り出してみました。そのコンサートは、若林顕さんがピアノ演奏兼音楽監督を務める国際音楽祭のひとつです。出演者は、ピアノ:若林顕さん、バイオリン:戸田弥生さん、チェロ:山崎伸子さん、ホルン:ラデク・バボラクさんです。国際音楽祭は、この演奏家達によって、2月24日保谷こもれびホール、2月25日水沢市文化会館、2月27日松戸森のホール21、そして昨晩は川口リリアホールで開催されました。入場料はわずか3,500円。

曲目はベートーヴェンのホルンソナタ、ラヴェルのバイオリンとチェロのためのソナタ、ビュッセルのカントゥコール、ドビュッシーのチェロとピアノのためのソナタ、ブラームスのホルン三重奏曲でした。盛り沢山であります。

正直に告白しますが、私はこのコンサートは完全にバボラク目当てに出かけました。バボラクを実際に耳にしてみたいと思っていた矢先、埼玉まで来てくれるというのですから渡りに船です。で、そのバボラクですが、噂以上のホルン奏者ですね。イメージ的には、バリバリと大音量で機械のような正確さで吹きまくる奏者だと思っていたのですが、そうではありませんでした。バボラクは朗々とホルンを鳴らし、歌うのですが、最高の持ち味は弱音の美しさにあるようです。バリバリ吹くどころか、微細な音量でロングトーンを吹いたり、つぶやくように歌うのであります。すごいです。全く感嘆してしまいました。ベートーヴェンでも、ブラームスでも文句なしの出来映えでした。私は楽章間で何度もブラボーを言いたくなりました。会場にはプロのホルン奏者が何人も来ておられましたが、どんな感想を持たれたでしょうか。

さて、このいかにも地味そうなコンサート、バボラクを聴くだけでも数倍の料金を払う価値があったのですが、他の方々の演奏も絶品でした。はずかしい話ですが、期待していなかっただけにびっくりです。ラヴェルやドビュッシーは最高の出来だったと思います。音楽の燃焼度ではラヴェルが忘れられません。室内楽を聴いて私は久しぶりに大興奮したのであります。もっとはっきり書きますと、この1年間で聴いたコンサートの中で、昨晩のコンサートは最もすばらしいものでした。このようなコンサートを企画し、わずか3,500円で聴かせて下さった若林さんには本当に感謝したいと思います。コンサート終了後、偶然出くわしたカペレ友の会有力メンバーとの一杯がとてもうまいものだったことは言うまでもありません( ^_^)/□☆□\(^_^ )。


(An die MusikクラシックCD試聴記)