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98年12月前半

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12月15日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第7番」を追加しました。

今日のは1966年、フィルハーモニア管とのライブです。クレンペラーのベートーヴェンは今年はこれでおしまいかな?自分でもどれを書いたらいいのか分からなくなってきました!


12月14日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第5番、第7番(55年モノラル)及び同一セッションの第7番(ステレオ)」を追加しました。詳しくはクレンペラーのページをお読み下さい。

音質問題は個人の許容範囲で決まりますからあまりはっきりとしたことは言えませんが、あまり神経質なのも自分で困ります。いい音で聴きたいのはやまやまですが、大事なものを見落としてしまいますので、私個人としてはオーディオにはそれほどお金は欠けていません。音のマニアではないからです。

しかし、個人差はかなり大きいようです。この間、クラシック井戸端会議を見ていたら私の大好きなヨッフムのブルックナー全集の話が出ていました。シュターツカペレ・ドレスデンのロマンティックに話が及んでいたと記憶していますが、何とある人が「このロマンティックはノイズに埋もれている」と書いていらっしゃったのです。私は一瞬目が点になりました。確かに70年代の録音ですから古くはなりましたが、あの優れた演奏を何度も聴いていてノイズがあるなどと感じたことが一度もなかったのです。それどころか、非常に臨場感のある録音だと思っていたのです。もっともあの全集では8番の録音が、というよりはリマスタリングがひどく、極めつけの名演奏をぶち壊していますから、全部が優れた録音ということはできないのは事実ですが。人によって音質に関する許容度がこれほど違うのです。全くびっくりしてしまいますね(私が鈍いだけかな?)。ですから、私が音質に言及しているところでは皆さんも異論があるかもしれません。個人差の問題だと思ってご容赦下さるよう、お願い申しあげます。


12月13日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第6番田園と第8番」を追加しました。コンセルトヘボウを指揮したライブ録音です。

この録音はなぜか最初のところだけにざらざらとノイズが混入するのですが、その後は全く聞こえなくなります。モノラルでありながら音質は上々。きっと、大手のレーベルでリマスターすればさらに飛躍的に音質が向上するのではないでしょうか。

ところで、ゲストブックに最近書き込みが増えてきてとても嬉しいです。潤さんが今年のベストCDを紹介されていますが、どんどんやって下さい。よほど公序良俗に反するものでもない限り何を書いても結構です。私はこのところクレンペラーのページの更新に忙しく、新譜を1枚も聴いてないので私も皆さんの意見をお伺いしたいと思っております。ゲストブックの中で皆さんの意見、情報を交換するのは大歓迎ですから躊躇せずにやって下さいね。ただ、「フォルカーの部屋」でこの間起きたようなダフ屋じみたことだけはやめて下さい。楽しい趣味のページですから。


12月12日:本日は準備のため、クレンペラーのページの更新は休みます。毎日書き続けるにも大作ばかりが残ってきて、土日に準備をしないと間に合いません。何卒ご容赦下さい。

ところで、クレンペラーのブラームス交響曲(国内盤)がEMIから一挙に発売されたようですね。例のグランドマスターシリーズです。輸入盤しか手に入らなかっただけに朗報でしょう。どれもいい演奏です。音質がどうなったかは聴いていないのでわからないのですが、古い録音でしたからリマスター効果が大きいかもしれません。どなたか新しい盤を聴かれた方はご報告いただけないでしょうか。しかし、ジャケットは見るも無惨な情けない姿になっていますね。再発される度にジャケットが下品になるのはもうあきらめているとはいえ、あれでは地獄にいるクレンペラーが可哀想ですよ。EMIさん、何とかならないのですか?

ちなみに、今回発売されたグランドマスターシリーズの中にシューリヒトのモーツァルトが入っていましたね。これには驚きました!これはかつて輸入盤で入ってきたもので、国内盤が発売されるとは思っても見ませんでしたから。すごくいいですよ。1960年のザルツブルクでのライブ録音。オケはウィーンフィル。曲目はモーツァルトの「プラハ」ヴァイオリン協奏曲第3番、「ジュピター」です。ヴァイオリン協奏曲のソリストはあのボスコフスキーときています!実はこれ、私の宝物のCDなのです。音質はモノラルながら最上級だし、演奏が極上。古き良き時代を感じさせる名演です。モーツァルト演奏のひとつの理想かもしれません。もしまだこれをお持ちでない方は、ぜひ聴いてみて下さい。きっとあなたの宝物になりますよ。


12月11日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのコリオラン序曲」を追加しました。え?そんな短いやつだけかって?そんなこと言わないで下さい。すごい演奏ですよ。本当ですよ。DISQUES REFRAINのあのCDです。

ところで、今日初めて知ったのですが、レコ芸でやっているレコードアカデミーの98年交響曲部門の受賞はヴァントのブルックナー第4番だったそうですね。管弦楽曲部門ではアバドの「ロミオとジュリエット」だったそうです。ヴァントの演奏は「やはり」と誰もが納得するでしょう。演奏・録音ともすごい出来です。あれだけ高いレベルの演奏は今後もなかなか現れないんではないでしょうか?

しかし、しかしですよ、アバドの「ロミオとジュリエット」はどうでしょう?私の好きな曲だから買って聴きましたけど、あれは音響的にはすばらしいけれども、内容が空虚ですよね。ベルリンフィルが無茶苦茶うまいのはこれでもかこれでもかって思い知らされるんですけど、あの魅力的な音楽がただ鳴っているだけで、何も伝わってこない演奏だと私は思っていたんですけれど。読者のみなさん、どうお考えですか?


12月10日:ううう、寒いですね。寒いのに山にはよくよく雪が降っていません!いやになってきました。今週末もスキーは断念でしょうか?今年は本格的な冬になるというので期待したのに、これでは史上最悪ですね。

今日の更新内容は以下のとおりです。

その1:クレンペラーのページに「ブラームスのドイツ・レクイエム」を追加しました。DISQUES REFRAIN盤です。

その2:「クレンペラーのベートーヴェン」を3つに分割しました。

交響曲第1番〜第3番」「交響曲第4番〜第9番」「交響曲以外」です。ついでに「クレンペラーのモーツァルト」も「クレンペラーのモーツァルト」と「クレンペラーのモーツァルト オペラ」に分割しました。

私は重いページをたくさん見てきましたので、いかに軽くするかをかなり考えてAn die Musikを作りました。しかし、更新する度に重くなってきます。軽いページでなければ読者が迷惑するだけなので、こんな風に分割しました。いかがでしょう?まだ重いでしょうか?


12月9日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第2番<復活>」を追加しました。コンセルトヘボウとウィーンフィルを指揮した2枚です。

クレンペラーはマーラーの2番を各地で録音しています。啓蒙したかったのでしょう。将来も演奏されるのはこの2番と9番及び歌曲だと言っていますが、実際はそんなものではなく、交響曲全曲が頻繁に演奏される状態です。さすがのクレンペラーもまさかマーラーの音楽がこれほど広く受容される時代が来るとは思わなかったのですね。

今回のCD、特にコンセルトヘボウとの1枚はそういったクレンペラーが、師の音楽を広めるという啓蒙的なレベルを通り越し、溢れる共感を指揮棒に託した演奏です。ご一聴下さい。


12月8日:クレンペラーのページに「アメリカ時代のクレンペラー」を追加しました。今回のCDはやや内容に乏しいので書き方も散漫になってしまいました。すみません。アメリカ時代のCDにはもっと充実したものがありますのでもう少しお待ち下さい。


12月7日:

その1:クレンペラーのページに「ハイドンの交響曲第101番(時計)」を追加しました。

ハイドンと聞いて、みなさんどう思われます?嫌いだったりしませんか?私は小学校か中学校の音楽の時間に聞かされて無茶苦茶退屈しました。毒にも薬にもならない無味乾燥な演奏ばかり聞かされていたのでしょう。ひどいものです。一体誰が曲目や演奏家を決めているのか分からないのですが、あれではクラシックを好きになるわけがないですね。年をとってきてから自分でハイドンのCDを買い、いろいろな演奏を知るようになると、そんなことがようやく分かってきます。

私は何もハイドンをやめて「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とか「法悦の詩」を聞かせろと言っているわけではないのです。「古典派」というものを教えるにはやはりハイドンは欠かせないでしょう。問題は教材です(先生の質の問題も大きいですね)。学校の音楽の先生が音楽が好きでないからなのかもしれませんが、もっと面白い演奏を探す工夫をするべきだと私は考えています。例えば今日のCDは、いわゆる海賊盤ですが、音質、演奏ともに最高の水準です。こんな演奏で聞いていたら、私は音楽を真剣に勉強したかもしれません。

そうそう、このハイドンも、EMIからリマスタリングされて出てこないものでしょうか?音質がどう変わるか確認したいものです。

その2:リンク集を拡充しました。相互リンクにご協力下さった諸先輩方、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い申しあげます。


12月6日:クレンペラーのページに「クロール・オペラ時代のクレンペラー」を追加しました。

「クレンペラーのオムニバスCD」に入れようかとも思ったのですが、それでは価値のないCDのようになってしまうので新規ページにしてみました。


12月5日:クレンペラーのページに「ブルックナーのロマンティック」を追加しました。

VOX盤です。モノラルですが、鑑賞に十分足りる音質です。私は下手なステレオ録音より上質なモノラルの方が好きなので、こうした演奏もよく聴くのですが、これだけの面白い演奏だとやはりステレオで聴きたくなってきますね。

なお、本日私の手元にやっと、「クレンペラー 指揮者の本懐」(シュテファン・シュトンポア編 野口剛夫訳 春秋社)が届きました。読者のスシ桃さんから「こんな本が出ましたよ!」という連絡を受けてからずいぶん日がたってしまいました。近くの本屋になかったものですから、紀伊国屋BookWebで頼んだのですが、店頭にあるものを送ってくるのではなく、いったん出版社の春秋社に発注、それが紀伊国屋に届いてから送っているようです。アメリカにCDを注文すれば1週間もたたないうちに自宅にCDが届く時代に、何という悠長さでしょうか。

ところで、この「クレンペラー 指揮者の本懐」はすごいですよ。クレンペラーに関する情報が満載。これだけの本は現在絶版になっている「クレンペラーとの対話」以来でしょう。クレンペラーファンは早く買っておくべきです。ただし3200円ですが。


12月4日:昨日まで日付を入れ忘れてました!すみません!

クレンペラーのページに「ベートーヴェンのフィデリオ」を追加しました。

追加したところでファイルサイズを確認したらびっくり。クレンペラーのページでもベートーヴェンのファイルだけが結構な大きさになっていました。ベートーヴェンはクレンペラーにとって最も重要な作曲家ですから録音が多いのは承知していました。が、それを少しずつ紹介していったので、気がつかないうちにファイルが大きくなったのです。これには困りました。私がホームページを作る際、最大の目標は「軽いページにする」ということでした。そのため、CDジャケットの写真も画質をわざわざかなり落として軽くしたつもりだったのです(CDジャケットの写真で4KBを超える写真はないはずです)。これでは読者の中には「なかなか開かないよ」という人がいらっしゃるに違いありません。申し訳ないです。クレンペラーのベートーヴェンはまだまだ更新予定がありますのでこれは大問題です。早いうちに対策を考えますので今日は我慢して下さいね。

ところで、今日志賀高原のゲレンデ状況を見ると、積雪量は変わっていないのに、どのゲレンデも「一部滑走可」から「全面滑走可」になっているではありませんか!雪が増えていないのだから、おそらくは土日の商売を考慮して無理矢理「全面滑走可」にしたのでしょう。その気持ちは分かるのですが、恐いですね。30センチの積雪のところで下手に滑ると石やらブッシュやらで変な転び方をして怪我をしそうだし、板が使い物にならなくなりますよね。

そういえば2年前、雪不足の年末年始には安比にいた時のことを思い出しました。安比には140センチの雪があると書いてあったので行ったのですが、とんでもない。累計で140センチあったのかもしれないけど、実際は30センチくらい。ゲレンデには石はごろごろ、ブッシュはぼうぼう。恐くてターンできませんでした。地元の方々の収入にかかわる問題なのは理解するとしても、もう少し良心ある表示をしてもらえないでしょうか?


12月3日:クレンペラーのページに「メンデルスゾーンのフィンガルの洞窟」を追加しました。今日のは短い曲だったし、正規録音があるからやめようかなとも思ったのですが、クレンペラーのメンデルスゾーンは絶品だし、もったいない録音なので入れておきました。

ところで、週末の初滑りはついに断念しました。月曜日まで休んで志賀高原に行く予定だったのですが、意外に今週は雪が増えなかったのです。北海道はさすがに大雪なのですが、こちらはまだまだですね。こうなると来週も心配です。来週も山間部で雨の予報が出ています。まとまった雪が期待できません。雪が降ると土日に更新の準備ができないと思って大急ぎで更新してきたのですが、この有様でがっかりでした。仕方ないので(?)今週末も更新しますです。

それと、スシ桃さん、ゲストブック移転記念に書き込みありがとうございました。「例の本」はまだ届いていません。日本の流通機構はどうなっているのでしょうか?


12月2日:

その1:クレンペラーのページに「モーツァルトのピアノ協奏曲第25番」を追加しました。

ソリストはバレンボイムです。バレンボイムにはイギリス室内管およびベルリンフィルとのモーツァルト録音がありますから、この演奏は日の目を見ていないようですが、もったいないです。EMIさん、こんなすばらしい演奏は宣伝しなきゃ駄目ですよ。

その2:トップページにある「ゲストブック」の位置を変えてみました。設置以来、どうも書き込んで下さる方が少ないので悩んでいたのですが、「きっと場所が悪いからだ」という結論に達しました。これで書き込みが急増するに違いありませんね!(そうかなあ?)


12月1日:

その1:クレンペラーのページに「モーツァルトのホルン協奏曲」を追加しました。モーツァルトのホルン協奏曲というと、デニス・ブレインのCDが超有名ですが、こちらも意外にいいです。私も驚いた1枚でした。

その2:クラシック音楽関係リンク一覧斉諧生音盤志を追加しました。有名なページですのでもうご存じですよね?私と同年齢の方が作っているとはとても思えない恐るべきページですね。レイアウト、こだわり、文章、どれをとってもすごいです。


(An die MusikクラシックCD試聴記)