「コンセルトヘボウのシャイー」No.23
21世紀への音楽〜マーラーからシュトニケまで〜

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CDジャケット

21世紀への音楽〜マーラーからシュトニケまで〜
シャイー/コンセルトヘボウ管サンプラー

〔収録曲:マーラー「交響曲第6番」、ウェーベルン「夏風の中で」、シェーンベルク「管弦楽のための5つの小品」、モソロフ「鉄工場」、ショスタコーヴィチ「タヒチ・トロット」、ラヴェル「ボレロ」、メシアン「トゥランガリーラ交響曲」、ベリオ「シンフォニア」、シュトニケ「合奏協奏曲第3番」の一部または全曲〕

録音:1986-1992
国内盤初出:1994.9.21. (ポリドール POCL9577)

ここまでの既発売の録音から、20世紀に作曲された曲を抜粋して年代順に収録したオムニバス・アルバム。444320というカタログ・ナンバーがあり、国内独自企画ではなさそうだ。1200円という価格とあいまって、現代モノはどれから手を付ければいいのか…というリスナーには好適。

(2003年1月7日、青木さん)

【追 記】

CDジャケット“21st CENTURY CLASSICS”
 International release: 1994/Catalogue number:Decca 443752

〔収録曲:ヒンデミット「室内音楽第1番」/ツェムリンスキー「メーテルランクの詩による6つの歌曲」/ドビュッシー「舞曲」/マーラー「交響曲第6番」/シェーンベルク「管弦楽のための5つの小品」/ショスタコーヴィチ「ジャズ組曲第1番」/同「タヒチ・トロット」/メシアン「トゥランガリーラ交響曲」/シュニトケ「合奏協奏曲第3番」/ベリオ「シンフォニア」、の一部または全曲〕

輸入盤は国内盤とかなり選曲が異なる。ポピュラーな「ボレロ」や親しみやすい「夏風の中で」「鉄工場」などが入っている国内盤に比べると、よりディープな曲がセレクトされているといってよい。ライナーノートにはシャイー自身が一文を寄せており、どうやらこちらの方はシャイー自身の選曲らしい。

曲目の違いに比べてジャケットの違いは微妙なようだが、さにあらず。国内盤のジャケットにはウィーンのムジークフェラインザールの写真が掲載されるというとんでもない大ミスがあるのに対して、この輸入盤ではちゃんとコンセルトヘボウの写真となっている。猿扱いにされたのは日本のファンだけだったようだ。

(2003年10月16日、青木さん)


選曲も面白いし、録音も最高。シャイーとコンセルトヘボウ管の音を楽しむには最高のCD。これを1,200円で発売したポリドールには敬意を表したい。しかし、CDジャケットはどうも・・・・コンセルトヘボウ管のCDなのに、なぜウィーンのムジークフェラインザールの写真が? 画竜点睛を欠くというか、ファンを猿扱いにしているというか・・・。

(2003年2月7日、伊東)