「コンセルトヘボウのシャイー」No.9
ブラームス:交響曲第2番

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CDジャケット

1)ウェーベルン:夏風の中で
2)ブラームス:交響曲第2番

録音:1989.12. コンセルトヘボウ大ホール
P:アンドルー・コーナル
E:ジョン・ダンカーリー
国内盤初出:1990.10.25. (ポリドール POCL1045)
International release: 1990/Catalogue number:Decca 430324

ブラームス・チクルス第2弾だが、意表を突く曲が冒頭に置かれている。第1番のフィルアップが「大学祝典序曲」だったことを考えると、「悲劇的序曲」「ハイドン変奏曲」と続くのが普通であり、この方針転換は興味深い。曲想がマッチしていて、一枚のCDとしてなかなか魅力的なものに仕上がっている。
ハイティンクとヘボウのこの曲もいい演奏だったが、こちらもたいへん魅力的な演奏で、第1番では若干の違和感を感じたシャイーの個性が、この曲にはぴったりという印象だ。第1楽章提示部リピート有。

(2003年1月7日、青木さん)


ブラームスの全交響曲の中で唯一明るいこの2番を明るいブラームスを奏でられるシャイー&コンセルトヘボウのコンビが演奏して悪かろうはずがない。バルビローリやジュリーニといった遅いテンポにテヌートかけまくりのべたべたブラームスもいいけれど、一方でデュナーミクを大切に扱い早めのテンポでさっと流すシャイー盤も素晴らしいと思います(アーノンクールとの近似を感じるのは私だけでしょうか?)。

(2003年1月28日、Fosterさん)