「コンセルトヘボウのシャイー」No.24
リムスキー=コルサコフ:シェエラザードコンセルトヘボウ管弦楽団のページのトップに戻る
「コンセルトヘボウのシャイー」CD目録
「コンセルトヘボウのシャイ」ー原稿大募集
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1)リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
2)ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォヤープ・ヴァン・ツヴェーデン :ヴァイオリン (1)
録音:1993.12(1);1994.4(2) コンセルトヘボウ大ホール
P:アンドルー・コーナル
E:ジョン・ペロウ,ジョン・ダンカーリー
国内盤初出:1994.9.21. (ポリドール POCL1475)
International release: August 1994/Catalogue number:Decca 4437031994年9月の来日記念盤で、レコード・アカデミー賞の録音賞を受けた名録音。「幻想的スケルツォ」は、ストラヴィンスキーが当時の師であったリムスキー=コルサコフに指導されて作曲したとのことなので、それがこのカプリングの由来だろう。
「シェエラザード」は、コンセルトヘボウ管がコンドラシンとの唯一のスタジオ録音を残している曲だが、それと比較してのこのCDの魅力は演奏そのものよりも「デッカ・サウンド」の方にあるような気がする。演奏スタイルはロマン的というのか、やや濃厚気味の表現で、これがフィリップス録音だとグラマラスに過ぎる結果になったかもしれない。
(2003年1月7日、青木さん)
このCDの聴き所はシェエラザードでソロを務めるツヴェーデンのヴァイオリンの音。代々コンセルトヘボウのコンマスは音色がきれい。この曲の前回録音のクレバース(コンドラシン盤)にも負けてません。そしてさらに特筆すべきは木管群の音のきれいなこと(特にクラリネットとファゴット)。暖かみのある太い音色で包み込んでくれます。ゲルギエフ盤のような荒々しさはありませんが美しさではシャイーの方が一歩も二歩も上手のように感じます。
(2003年1月28日、Fosterさん)