コンセルトヘボウ管弦楽団のレコ芸推薦盤大全(1982〜1989)

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コンセルトヘボウ管弦楽団のレコ芸推薦盤大全(1982〜1989)

・『レコード芸術』の月評より、コンセルトヘボウ管弦楽団の推薦盤をすべて列挙
(対象:1982年1月号〜1989年12月号)

・コメントの中でオーケストラについて触れている部分があれば、抜粋して転記
(1984年1月号〜1986年12月号は本誌月評より、その他は1月号別冊「レコード・イヤーブック」巻末の月評要約より)

特選盤は

・レーベル名等も含め、同書の記載のまま転記


1.ハイドン:交響曲第95番+第97番/デイヴィス指揮
(フィリップス、1982年1月号)

2.ブルックナー:交響曲第8番/ハイティンク指揮
(フィリップス、1982年5月号)

「非凡な重量感を持つ演奏」「コンセルトへボウの充実ぶりに支えられて構築される」

3.ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」/ハイティンク指揮
(ロンドン、1982年5月号)

4.ハイドン:ロンドン交響曲集/デイヴィス指揮
(フィリップス、1982年10月号)

「コンセルトへボウの良質の響きもよく鳴り切っている」

5.ブルックナー:交響曲第9番/ハイティンク指揮
(フィリップス、1983年1月号)

「オケの重厚・豊麗な響きもブルックナー音楽のおおらかな流れと朗々としたトゥッティの美を作り出している」

6.ラフマニノフ:交響曲第2番/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1983年2月号)

「このオケ自体の克明な合奏力が、指揮者アシュケナージの統率力の弱さを補い、その音楽の豊かさを万全に表現している」

7.ブラームス:ピアノ協奏曲第1番/アシュケナージ/ハイティンク指揮
(ロンドン、1983年2月号)

「オケの美しい弦の響きもすばらしい」

8.アイヴズ:交響曲第2番/ティルソン・トーマス指揮
(CBSソニー、1983年4月号)

「オケのヨーロッパ風の落ち着いた音色が、アイヴズの作品とふしぎなほど合致している」

9.ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/ハイティンク指揮
(ロンドン、1983年4月号)

「コンセルトへボウの北欧的ともいえる重厚な響きが生かされている」

10.ワーグナー:管弦楽曲集/デ・ワールト指揮
(フィリップス、1983年8月号)

「全体にオケのもつ優れたアンサンブルと多彩な表現力を生かした好演である」

11.ラフマニノフ:交響曲第3番+ユース・シンフォニー/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1983年9月号)

12.R.シュトラウス:死と変容+ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら+ドン・ファン/ハイティンク指揮
(フィリップス、1983年11月号)

「コンセルトへボウの色彩的な音の洪水に魅了される」「コンセルトへボウに具わった豊潤な響きを充分に生かしながら〜」

13.マーラー:交響曲第7番/ハイティンク指揮
(フィリップス、1984年1月号)

「「夜の歌」の室内楽的アンサンブルと各独奏楽器のソロには、このオーケストラの繊細さと、技術的水準の高さを見出すことができる。また両端楽章での荒々しさの表現は、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の底力、特に金管楽器群と低音部の力強くも輝かしい音楽に、アメリカのオーケストラとはひとあじ違った魅力を再発見し、あらためて感じ入るのである」

14.ショスタコーヴィチ:交響曲第8番/ハイティンク指揮
(ロンドン、1984年1月号)

15.ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」+第91番/デイヴィス指揮
(フィリップス、1984年2月号)

「コンセルトへボウ管弦楽団の木管や弦が磨かれていることも特筆しておきたい」

16.シューマン:交響曲第3番「ライン」+マンフレッド序曲/ハイティンク指揮
(フィリップス、1984年3月号)

「金管群の柔らかいハーモニーがオルガン的なひびきをつくる美しさも、きくほどに味わい深い」

17.ラフマニノフ:交響曲第1番/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1984年4月号)

18.ブラームス:交響曲第1番/コンドラシン指揮
(フィリップス、1984年7月号)

19.ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/コンドラシン指揮
(フィリップス、1984年7月号)

20.メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」+カゼッラ:「パガニーニアーナ」/コンドラシン指揮
(フィリップス、1984年7月号)

21.バルトーク:管弦楽のための協奏曲+二つの映像/ドラティ指揮
(フィリップス、1984年7月号)

「コンセルトヘボウの独奏者たちの腕も冴えている」

22.プロコフィエフ:交響曲第3番+ボロディン:交響曲第2番/コンドラシン指揮
(フィリップス、1985年1月号)

「アンサンブルの精度も高い。スタジオ録音でも、これだけの演奏はなかなかきけるものではない」「アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の隠れた一面、つまり現代音楽への適応性が期せずして現れた」

23.ショスタコーヴィチ:交響曲第6番+第9番/コンドラシン指揮
(フィリップス、1985年1月号)

24.ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲+ツィガーヌ+スペイン狂詩曲+ラ・ヴァルス/コンドラシン指揮
(フィリップス、1985年1月号)

25.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲+ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番/パールマン/ハイティンク指揮
(EMI、1985年2月号)

26.モーツァルト:交響曲第39番+第29番/アーノンクール指揮
(テルデック、1985年3月号)

27.サン・サーンス:ピアノ協奏曲第2番+ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲/ダヴィドヴィチ/ヤルヴィ指揮
(フィリップス、1985年4月号)

28.ショスタコーヴィチ:交響曲第6番+交響曲第11番「1905年」+ロシアとキルギスの民謡主題による序曲/ハイティンク指揮
(ロンドン、1985年8月号)

29.アイヴス:交響曲第3番「キャンプの集い」+オーケストラル・セットNo.2/ティルソン・トーマス指揮
(CBSソニー、1985年8月号)

30.ラフマニノフ:死の島+交響的舞曲/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1985年10月号)

31.シューマン:交響曲全集/ハイティンク指揮
(フィリップス、1986年1月号)

「この指揮者とオーケストラのつくるほの暗い、いくぶん重厚なひびきはそれぞれの作品にふさわしく、しかもシューマンの各パートが交錯するひびきの中から、旋律線や対位法的な動きを明瞭に表してくるので、曲が立体的に鳴りひびいている」

32.バッハ:マタイ受難曲/アーノンクール指揮
(テルデック、1986年1月号)

33.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番+第4番/アシュケナージ/ハイティンク指揮
(ロンドン、1986年2月号)

「指揮者もオケも音楽性満点で、シンフォニックに押し寄せてくる高潮感など、目を見張るばかりである」

34.モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」+第32番+ルーチョ・シッラ序曲/アーノンクール指揮
(テルデック、1986年6月号)

35.R.シュトラウス:アルプス交響曲/ハイティンク指揮
(フィリップス、1986年7月号)

「R.シュトラウスにゆかりの深いコンセルトヘボウ管弦楽団の力量を存分に駆使して重厚でつややか、密度の高いひびきで全曲を統一している」

36.ラフマニノフ:鐘+三つのロシアの歌/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1986年10月号)

「合唱、オーケストラとももまったく隙のない演奏を展開する」

37.マーラー:交響曲第9番/バーンスタイン指揮
(グラモフォン、1986年12月号)

「アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の響きも、これまで聴いたことのないようなささくれだったような要素を持ち込んでおり、指揮者の解釈に深く共鳴しているのが感じられる」

38.ショパン:ピアノ協奏曲第1番/ツィマーマン/コンドラシン指揮
(グラモフォン、1986年12月号)

39.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/アシュケナージ/ハイティンク指揮
(ロンドン、1987年1月号)

40.バルトーク:2台のピアノと打楽器のための協奏曲+コダーイ:ガランダ舞曲/ジンマン指揮
(フィリップス、1987年1月号)

41.プロコフィエフ:交響曲第5番+交響的絵画「夢」/アシュケナージ指揮
(ロンドン、1987年2月号)

42.「アーノンクール/美しく青きドナウ」/アーノンクール指揮
(テルデック、1987年2月号)

43.ラヴェル:ボレロ+ドビュッシー:サラバンド+舞曲+ムソルグスキー:展覧会の絵/シャイー指揮
(ロンドン、1987年7月号)

44.ハイドン:交響曲第100番「軍隊」+第68番/アーノンクール指揮
(テルデック、1987年8月号)

45.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番+第2番/ぺライア/ハイティンク指揮
(CBSソニー、1987年9月号)

46.ベートーヴェン:交響曲第5番+第7番/ハイティンク指揮
(フィリップス、1987年12月号)

47.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集/アシュケナージ/ハイティンク指揮
(ロンドン、1987年12月号)

48.ハイドン:交響曲第82番+第83番/デイヴィス指揮
(フィリップス、1988年1月号)

49.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」/ぺライア/ハイティンク指揮
(CBSソニー、1988年1月号)

50.フランク:交響曲+交響的変奏曲/シャイー指揮
(ロンドン、1988年2月号)

「このオーケストラのアンサンブルの緻密さと表現力には定評があるが、シャイーはそれを存分に駆使している」

51.スメタナ:わが祖国+ドヴォルザーク:自然の中で/ドラティ指揮
(フィリップス、1988年2月号)

「オーケストラはドラティの棒にぴったりとつき、素晴らしい響きで鳴っている

52.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/メンゲルベルク指揮
(テルデック、1988年5月号)

53.チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/ビシュコフ指揮
(フィリップス、1988年5月号)

54.ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」/シャイー指揮
(ロンドン、1988年6月号)

55.ベートーヴェン:交響曲全集/ハイティンク指揮
(フィリップス、1988年7月号)

56.ブラームス:交響曲第1番+大学祝典序曲/シャイー指揮
(ロンドン、1988年9月号)

57.チャイコフスキー:マンフレッド交響曲/シャイー指揮
(ロンドン、1988年10月号)

58.マーラー:交響曲第1番「巨人」/バーンスタイン指揮
(グラモフォン、1989年5月号)

59.マーラー:子供の不思議な角笛/バーンスタイン指揮
(グラモフォン、1989年5月号)


(An die MusikクラシックCD試聴記)