ペーター・ダム小話集
ここではダム先生に関する小話を集めてみます。「こんなのがあるよ!」という話を是非お寄せ下さい。
「ゼンパーのオケピット内のProf.ダム」
R.シュトラウスのオペラ「無口な女」の公演の時の事です(1998年9月18日)。
よく見ると、Prof.ダムの椅子はカウンターバーの椅子のように回転自由!!
Prof.ダムは、パートに空きが生ずると客席側に背を向けて、舞台の上の動きを楽しんでおられました。これは「ばらの騎士」の時も同様です。
さて終幕難しいホルンのパッセージが2回有りますが、一度目に見事にひっくり返られました(^^ゞ。舞台の観劇などしていた後の事ですから照れ隠しに、マウスピースをはずして中を覗き込み首をかしげ、ホルンの唾抜きをして2度目の準備を整えられたのでした。
さて2度目!!!! 見事に吹き切られました\(^o^)/。
御満悦な笑み!!!! そしてProf.ダムは回転椅子をくるりと回し、同僚に向け右手親指を立てガッツポーズをとられたのでした。
(謎の特派員より)
一口メモ(伊東)
ペーター・ダム大先生でも盛大にひっくり返ることはあるようです。しかし、オケのピットをしっかり覗き込んでいた謎の特派員さんは、その重大な場面を見逃しませんでした。そんな熱心なファンがいるからこそ、ダムさんも照れ隠しをしていたのでしょう。でも照れ隠しも可愛らしい仕草ですね。何だかお茶目なダム先生の一面を知ることができました。それにしても謎の特派員さん、ゼンパーオパー詣でをし、しかも「ばらの騎士」に「無口な女」を御大のホルンで鑑賞したとは何とも羨ましいですね。うーん、私もドレスデンに行きたいぞ!
An die MusikクラシックCD試聴記