シュターツカペレ・ドレスデンのページ

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■ 更新履歴

来日公演案内

101.

ブロムシュテットとカペレによる「シューベルト交響曲第9番」を聴く(2023年10月21日 文:松本武巳さん)

100.

リヒャルト・シュトラウス「パンアテネの行列」を聴いてみて、弾いてみる(2023年10月16日 文:松本武巳さん)

99.

コリン・デイヴィスとカペレによる「シベリウス交響曲第2番、エン・サガ他」(2023年9月18日 文:松本武巳さん)

98.

子ども向けオペラ『ヘンゼルとグレーテル』でのシュライアーとスウィトナー(2021年10月11日 文:松本武巳さん)

97.

ベーム最初の第9録音である「1941年シュターツカペレ・ドレスデン」盤を聴く(2021年9月18日 文:松本武巳さん)

96.

ハイティンクとカペレによるオペラ『フィデリオ』全曲盤を聴く(2021年9月15日 文:松本武巳さん)

95.

カペレによる2種類のチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲を聴く(2020年10月25日 文:松本武巳さん)

94.

ハイティンクがカペレを振った「マーラー交響曲第2番」を聴く(2020年6月11日 文:松本武巳さん)

93.

シノーポリとカペレによる「ウェーベルン管弦楽曲全集」を聴く(2019年9月17日 文:松本武巳さん)

92.

ドヴォルザークの歌劇「ジャコバン党員(ドイツ語歌唱、抜粋盤)」を聴く(2019年4月21日 文:松本武巳さん)

91.

カペレの演奏で、ビゼー「カルメン(ドイツ語歌唱)」を聴く(2019年4月14日 文:松本武巳さん)

90.

ベームとカペレによる「1972年ザルツブルク音楽祭ライヴ」を聴く(2017年1月3日 文:松本武巳さん)

89.

世紀の珍映像「リムスキー=コルサコフの《サルタン皇帝》」を観る(2016年12月18日 文:松本武巳さん)

88.

ヨッフムとカペレの「ハイドン交響曲第94番」を聴く(2016年12月8日 文:松本武巳さん)

87.

シノーポリが本領を発揮した「カペレとのマーラー交響曲第9番」他(2016年12月6日 文:松本武巳さん)

86.

ショルティ&シカゴとクルツ&カペレのチャイコフスキー第5番を聴く(2016年12月3日 文:松本武巳さん)

85.

ブロムシュテットとシノーポリの「第9ライヴ」を聴き比べる(2016年11月16日 文:松本武巳さん)

84.

コンヴィチュニー&カペレで「ショスタコーヴィチ交響曲第11番」を聴く(2016年11月13日 文:松本武巳さん)

83.

ネヴィル・マリナーとカペレの初顔合わせを聴く‐マリナー追悼を兼ねて(2016年11月6日 文:松本武巳さん)

82.

シノーポリ&カペレで「リストのダンテ交響曲」を聴く(2016年10月25日 文:松本武巳さん)

81.

ヨッフムのブルックナー交響曲第8番とドレスデン絨毯爆撃と旧ドイツ民主共和国(2015/8/26 文:松本武巳さん)

80.

CD化された「月光の音楽」」(2013/12/22、27 文:伊東)

79.

シューベルト晩年のミサ曲を、クーベリックの名盤とカペレの最新盤で聴き比べる」(2010/3/3 文:松本武巳さん)

78.

カラヤン、アンダ、シュターツカペレ・ドレスデンによるザルツブルクライヴを聴く」(2009/9/23 文:松本武巳さん)

77.

ケンペ指揮によるライブ録音盤で「英雄の生涯」他、を聴く」(2009/9/21 文:ゆきのじょうさん)

76.

シュターツカペレ・ドレスデン来日公演2009 4月25日 ミューザ川崎公演 備忘録」(2009/5/16 文:伊東)

75.

シュターツカペレ・ドレスデン来日公演2009 備忘録」(2009/5/20 文:松本武巳さん)

74.

シュターツカペレ・ドレスデン 2009年来日公演 印象記」(2009/5/16 文:青木さん)

73.

シュターツカペレ・ドレスデン 2009年来日公演 4月29日 サントリーホール公演」(2009/4/29 文:伊東)

72.

シュターツカペレ・ドレスデン 2009年来日公演 4月25日 ミューザ川崎公演」(2009/4/26 文:ゆきのじょうさん)

71.

シュターツカペレ・ドレスデン 2009年来日公演の概要」(2009/4/20 文:青木さん)

70.

シュターツカペレ・ドレスデンによる「ばらの騎士」:もう一つの(?)名盤」(2009/1/6 文:ゆきのじょうさん)

69.

シベリウスの音楽が持つ官能性を上手く引き出したカペレの伴奏」(2008/6/1 文:松本武巳さん)

68.

「ドレスデン国立歌劇場」2007年来日公演スケジュール(2007/11/9)

67.

グリモーのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』を聴く」(2007/10/1)

66.

シュターツカペレ・ドレスデンによるR.シュトラウス 「メタモルフォーゼン」の録音」(2007/07/23 文:ゆきのじょうさん)

65.

カペレ唯一の「わが祖国」を聴く」(2007/07/17 文:松本さん)

64.

ファビオ・ルイジ指揮の「英雄の生涯」(2007/06/05)

63.

来日公演2006 大阪公演 『魔弾の射手』」(2006/11/28 文:青木さん)

62.

来日公演2006 チョン・ミョンフンのブラームス」(2006/11/23)

61.

来日公演2006 チョン・ミョンフンのベートーヴェン」(2006/11/23)

60.

デイヴィス指揮のシベリウス:交響曲第2番を聴く」(2006/04/15)

59.

カペレ 来日公演2004 5月22日 サントリーホール 文:松本さん」(2005/02/21)

58.

なぜ「名盤」なのか? ケンペ指揮の「アルプス交響曲」を聴く(2004/12/14)

57.

カペレ 来日公演2004 5月22日 サントリーホール 文:フェランドさん」(2004/05/27)

56.

カペレ 来日公演2004 5月22日 サントリーホール 文:青木さん」(2004/05/25)

55.

カペレ 来日公演2004 5月21日 サントリーホール 文:フェランドさん」(2004/05/25)

54.

シュターツカペレ・ドレスデンによるブラームス交響曲第1番の録音」(2004/05/24)

53.

カペレ 来日公演2004 神を畏怖するブルックナーと、神をも恐れぬブルックナー 文:松本さん」(2004/05/24)

52.

カペレ 来日公演2004 5月22日 サントリーホール」(2004/05/23)

51.

カペレ 来日公演2004 サントリーホールの2公演で感じたこと 文:稲庭さん」(2004/05/23)

50.

カペレ 来日公演2004 5月14日 サントリーホール 文:フェランドさん」(2004/05/22)

49.

カペレ 来日公演2004 5月21日 サントリーホール」(2004/05/21)

48.

シュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナー 交響曲第8番の録音」(2004/05/20)

47.

カペレ 来日公演2004 5月15日 愛知県芸術劇場コンサートホール 文:青木さん」(2004/05/17)

46.

シュターツカペレ・ドレスデンによる『英雄の生涯』録音」(2004/05/16)

45.

カペレ 来日公演2004 5月14日 東京文化会館 文:松本武巳さん」(2004/05/16)

44.

カペレ 来日公演2004 5月14日 東京文化会館」(2004/05/15)

43.

カペレ 来日公演2004」(2004/05/13)

42.

カペレ団員略歴本発行される」(2004/04/5)

41.

日本人初のカペレ団員誕生」(2003/02/12)

40.

ドレスデン・フォトギャラリー in 2001 その2(2002/07/09)

39.

ドレスデン・フォトギャラリー in 2001 その1(2002/06/29)

38.

シュターツカペレ・ドレスデンのレコ芸推薦盤大全(1982〜1989)(2002/05/25)

37.

シュターツカペレ・ドレスデンのレコ芸推薦盤大全(1968〜1981)(2001/09/03)

36.

ベーム指揮ベートーヴェン「フィデリオ」(2001/03/02,06)非掲載としております

35.

ブロムシュテット指揮ベートーヴェン交響曲第7番(2001/01/29)

34.

ホルライザー指揮ワーグナー歌劇「リエンツィ」(2000/1/4)

33.

シノーポリのベートーヴェン交響曲第9番(2000/10/19,20)

32.

ブロムシュテットのベートーヴェン「第九」(2000/10/16,17)

31.

来日公演メンバー表(2000/10/01)

30.

ザンデルリンクのフランク交響曲ニ短調(2000/08/10,11)

29.

カール・ベームの「英雄の生涯」(2000/07/24)

28.

ブロムシュテットのドヴォルザーク交響曲第8番(2000/06/29)

27.

ブロムシュテットのブルックナー交響曲第7番(2000/06/23)

26.

ブロムシュテットの「英雄の生涯」(2000/06/13,14,15)

25.

ラニクルズ指揮ワーグナー管弦楽曲集(2000/05/25,CD試聴記)

24.

室内楽の伝統 ドレスデン・トリオ(2000/04/20)

23.

伝統とは...フルートの新旧比較(2000/03/31)

22.

番外編 親子で楽しむクラシック音楽(ハウプトのフルート,2000/03/23)

21.

ヨッフム指揮ブルックナー交響曲第8番(2000/03/20&22)

20.

ベルグルンド指揮の「わが祖国」(2000/02/15)

19.

来日公演2000 拍手鳴りやまず(2000/01/24&25)

18.

ドレスデンのワルツを聴く(2000/01/10&11)

17.

ホールとオケ(1999/12/19)

16.

スウィトナーのモーツァルトを味わう(99/12/07)

15.

弦楽器とオーボエの響きを聴く(99/11/29)

14.

謎の指揮者ジークフリート・クルツを聴く(99/11/24)

13.

スウィトナーのストラヴィンスキー「春の祭典」(99/11/17)

12.

エッセイ「ドレスデン資料集め」(99/11/10,99/12/14)

11.

ケンペのワルツを聴く(99/11/08&09)

10.

セルの爆演、ブルックナー交響曲第3番を聴く(99/10/29)

9.

スウィトナーのモーツァルト「フィガロの結婚」を聴く(99/10/19)

8.

ザンデルリンクのブラームス交響曲第4番を聴く(99/10/14)

7.

カール・ベームの「死と変容」を聴く(99/10/07&11)

6.

「いぶし銀の響き」とは?(99/10/01)

5.

カール・ベームの「英雄の生涯」を聴く(99/09/30)

4.

ペーター・ダムのR.シュトラウスを聴く(99/09/27&28)

3.

天才ペーター・ダムのモーツァルトを聴く(99/09/23&24)

2.

ドレスデンの想い出(99/09/22)

1.

ブロムシュテット指揮シューベルト交響曲第9番「グレイト」(99/09/21)

 

■ 私のカペレ

 

「私のカペレ」についてはこちらをご覧ください。

 

10.

青木さん「私とカペレ」(2002/09/03)

9.

Sagittariusさん(ボンガルツ指揮レーガー)(2002/08/16)

8.

「ケンペ指揮シューベルト交響曲第9番『グレイト』」:ゆきのじょうさん(2001/08/01)

7.

飯守 邦也さん(2001/02/23)

6.

「ケンペ指揮ベートーヴェン交響曲第7番のリハーサル」:ゆきのじょうさん(2000/09/17)

5.

グールドさん(2000/09/17)本人の申し出により削除(2003/11/13)

4.

西間木さん(2000/08/27)

3.

グールドさん(2000/07/28)本人の申し出により削除(2003/11/13)

2.

「あBrahmsi」さん(2000/07/19)

1.

「シュターツかぶれ」さん(2000/07/04,19)
 

■ ペーター・ダム分室

 

「ペーター・ダム分室」についてはこちらをご覧ください。

 

6.

ペーター・ダム・ディスコグラフィー(2000/10/01)
5.

ダムを捜せ!〜マーラー交響曲第5番(2000/09/29)

4.

「月光の音楽」(2000/07/26,27)

3.

ペーター・ダム小話集(2000/5/16)

2.

2000年5月のリサイタル(2000/5/15)

1.

シューベルト「流れの上で」(2000/2/18)

0.

番外篇 小話

本家「シュターツカペレ・ドレスデンのページ」でのペーター・ダム

2.

R.シュトラウスのホルン協奏曲

1.

モーツァルトのホルン協奏曲

 

■ シュターツカペレ・ドレスデンのページについて(99/09/20)

  ゼンパー・オパーで演奏するシュターツカペレ・ドレスデン
 

 私はシュターツカペレ・ドレスデンのファンである。クラシック音楽を聴き始めて以来、最も衝撃的であったのは、このオケを生で聴いたことであった。私はベルリンフィルを聴いた時も、ウィーンフィルを聴いた時も、シュターツカペレ・ドレスデンを生で聴いた時以上の衝撃は受けなかった。1991年11月、ドレスデンに一週間滞在した私は、かねてから気になっていたこのオケをゼンパー・オパーで聴き、そのすばらしい響きに陶然としてしまった。何という響きであろうか。決してきらびやかではない。地味なのでもない。深みがあり、まろやかな響きが空間で溶け合う。私はまさに夢見心地であった。

 ドレスデン滞在は私の長年の夢であった。私は学生の頃からこの比類なきオケの録音を聴いてきた。東ドイツという商業ベースの圏外にあったために大手レーベルによる録音こそ少なかったが、日本で入手できたシュターツカペレ・ドレスデンの録音は、いかにこのオケが独自の響きを持っているかを明瞭に物語っていた。私は録音を聴いただけで完全にこのオケに魅了されていたのである。「いつかは生で聴いてみたい、できればゼンパー・オパー内で聴いてみたい」という欲求は日増しに高まっていた。

 ドレスデンに滞在中、私は4日間ゼンパー・オパー詣でをした。音響的にはあまり優れていないといわれるオペラ・ハウスだが、それでも私は重心の低い、そしてまろやかな木質感漂う響きを堪能したのである。繰り返すが、それは大変な衝撃であった。ある程度生で聴く音色は想像はしていたのだが、想像をはるかに超えるすばらしい響きだったのである。今考えてみると、1991年はシュターツカペレ・ドレスデンの好調期ではなかった。技術低下が声高に叫ばれていた時期に当たる。それでもあの音色は私を驚嘆させたのである。

(以下、シュターツカペレ・ドレスデンのページ開設当時の古い文章です。ご容赦ください。折を見て改訂します。2009年8月16日)

 1992年からこのオケはシノーポリが首席指揮者を勤めている。残念ながら、シノーポリが首席指揮者になってからというもの、シュターツカペレ・ドレスデンはかつての最大の特長であった「木質感」を失いつつある。その理由がシノーポリによるものなのか、あるいは東西ドイツ統合による国際化の影響によるものか、私には結論が出せない。いずれにせよ、このオケの美質が失われつつあることは確かである。大変嘆かわしい。

 したがって、このページでは主としてシノーポリ以前のCDを取り上げる。そのため、やや後ろ向きなページになってしまうが、私個人は、すべてではないにせよ、シノーポリ以降の録音にあまり魅力を感じていないのである。そのうちに考えを完全に改めるかもしれないが、しばらくはご容赦願いたい。

 なお、誤解を招きかねないので、ここで断っておくが、私はシノーポリが嫌いなわけではない。シュターツカペレ・ドレスデンの音色がシノーポリの代になってから変貌しつつあることを嘆くだけで、シノーポリの指揮者としての力量は高く評価している。念のため。

 

■ お願い

 

 私はコレクターではないので、シュターツカペレ・ドレスデンのCDばかりを買っているわけではない。重要なCDで私が持っていないものも山ほどある。シュターツカペレ・ドレスデンのディスコグラフィーを見ると、少ないと思っていた割には膨大なCDが存在するようだ。

 そこで、このページでは、私の所有するCD紹介と平行して、読者の方々からの推薦盤紹介も掲載したいと思う。私はこのオケのファンはあちらこちらに隠れていると固く信じている。そうに違いない。どなたも、きっと秘蔵し、愛聴しているご自慢のCDがあるはずだ。どうせなら、このページで大公開してしまおう! 皆様のお宝CDへの熱い思いをこのページで取り上げてみたいと思うが、いかがだろうか?

 将来的にはドレスデンのページ内に掲示板を作りたいが、しばらくはE-mailで対応したい。読者の方々の投稿を熱烈歓迎する!

 

■ 呼称について

 

  このオケは「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」あるいは「ドレスデン・シュターツカペレ」、ひどいのになると「ドレスデン・シュターツカペルレ」など、様々な名前で呼ばれている。が、このページでは「シュターツカペレ・ドレスデン」で統一したい。「シュターツカペレ・ドレスデン」が長すぎると感じる方は略号として「SD」で行くことにしたい。

 

■ 呼称改訂(2000/4/21)

 

  昨日一部ご紹介しましたとおり、シュターツカペレ・ドレスデンは誠に有機的な団体であります。普段はオペラハウスの座付きオケであり、公演の合間を縫ってシンフォニーコンサートを開催するシンフォニーオーケストラでもあります。また、当団を母体とする室内楽の伝統は、1854年以降連綿と続いており、たくさんの団体が活躍しています。その規模も様々で、デュオやトリオから比較的大人数のカペラ・サジタリアーナ、ドレスデンカペルゾリステン(いずれも総員20名をこえます)、など幅があります。また、古楽ブームはオランダから起こりましたが、意外なことに、古楽はドレスデンでも盛んなのです。ドレスデンは非常に保守的な土地に思えますが、新しい音楽から16,17,18世紀の古い音楽まで旺盛に取り入れる姿勢は、称賛に値します。こういうことができるからこそ、ドレスデンは音楽都市として名を馳せているわけですし、シュターツカペレ・ドレスデンはその中心であり続けているのです。

 それぞれの子団体を、母体であるシュターツカペレ・ドレスデンとは別物であるという考え方もできるのでしょう。が、おそらく団員自体がそう考えることはまずないでしょう。彼らのよりどころはシュターツカペレ・ドレスデンであり、シュターツカペレ・ドレスデンあっての子団体であるわけです。室内楽を演奏する際も、会場はドレスデンの中心地ゼンパー・オパー内で行ったりするわけですから、別物と考えるわけにはいかないでしょう。

 私はシュターツカペレ・ドレスデンのページを作る際、まだこの団体に対しては、「独特の音色を持つ一オケ」程度の認識しか持っていませんでした。「ドレスデン・・・」と名のつく子団体を知ってはいましたが、母体となるシュターツカペレ・ドレスデンがこれほどの有機体であるとは思いも寄りませんでした。この団体の持つ歴史、伝統は、知れば知るほど深みが感じられます。お陰で、ホームページ開設当時には考えもしなかったような興味がどんどん湧いてきました。やはり並の団体ではなかったとつくづく思い知らされます。壁の崩壊以後、シュターツカペレ・ドレスデンは、その演奏技術の低下を喧伝されましたが、多分一時的な現象にとどまるでしょう。この団体の伝統はしっかり維持されているようですから、何も心配することはありません。そうなると、60年代から80年代にかけての名盤だけを紹介したいという当初の企画は根底から変わってきます。私は将来までずっと追いかけることを決意いたしましたいやあ、このページを作ってよかったです!自分の認識を自分で変えられました!

 さて、これを機会に、私は当ページにおける呼称を改訂、あるいは追加することにしました。「シュターツカペレ・ドレスデン」、「SD」、「当団」に加え、大いなる尊敬と愛情をもってこの団体を「カペレ」あるいは「Kapelle」と呼ぶことにします。団員も自分たちが属するシュターツカペレ・ドレスデンを愛情を持って「カペレ(Kapelle)」と呼んでいるそうです。そういえば、公式資料にも「Kapelle」と記載されていることが多いですね。皆さんも何卒宜しくご協力下さい。キーボードの入力も簡単です。

 

An die MusikクラシックCD試聴記