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ブダペスト・フィル・ボックス(BPOL1001-1020,22CD)
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CD-1 ストラヴィンスキー:春の祭典 ラフマニノフ:交響的舞曲
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CD-2 ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵 リムスキー=コルサコフ:シェエラザード
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CD-3 ラヴェル:ピアノ協奏曲/左手のためのピアノ協奏曲(フィリップ・カッサール)/亡き王女のためのパヴァーヌ
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CD-4 レスピーギ:ローマの松/ローマの噴水/ローマの祭
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CD-5 ホルスト:惑星 コダーイ:ガランタ舞曲
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CD-6 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番(ジャン=フィリップ・コラール)
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CD-7 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
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CD-8 ベートーヴェン:交響曲第7番 ワーグナー:タンホイザー序曲 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
シベリウス:フィンランディア
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CD-9 シベリウス:交響曲第2番/ヴァイオリン協奏曲(アデーレ・アンソニー)
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CD-10&11 マーラー:交響曲第3番/交響曲第1番
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CD-12
ベートーヴェン:交響曲第9番(エヴァ・バトリ、ユディト・ネーメト、ヨージェフ・ムクイシュトヴァーン・ラーツ、他)
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CD-13 ベルリオーズ:幻想交響曲
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(フィリップ・ビアンコーニ)
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CD-14 チャイコフスキー:交響曲第1番
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(クン・ウー・パイク)
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CD-15 ドヴォルザーク:交響曲第9番/スケルツォ・カプリチオーソ
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CD-16 バルトーク:管弦楽のための協奏曲
コダーイ:『ハーリ・ヤーノシュ』組曲
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CD-17 シューマン:交響曲第2番 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(アクセル・シュトラウス)
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CD-18 チャイコフスキー:交響曲第6番/フランチェスカ・ダ・リミニ
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CD-19 オルフ:カルミナ・ブラーナ
グリンカ:『ルスランとリュドミラ』序曲
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CD-20 リスト:ファウスト交響曲
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CD-21&22 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1〜3番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(デニス・マツーエフ)
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リコ・サッカーニ指揮ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1996年〜2005年、ハンガリー・ブダペスト(ライヴ) Bpo
Live(BPOL1021)※上記の22CDを集成したボックス・セット
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以下は、追加で出された単発のディスク(大半はCD-Rで出されたと思われる)
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BPOL-1022 ベートーヴェン:交響曲第1番/交響曲第5番
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BPOL-1023 ベートーヴェン:交響曲第4番/交響曲第6番
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BPOL-1024 ベートーヴェン:交響曲第3番
プロコフィエフ:古典交響曲
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BPOL-1025 ビゼー/シチェドリン編曲:「カルメン」組曲
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)
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BPOL-1026
エルガー:エニグマ変奏曲/チェロ協奏曲(タマーシュ・ヴァルガ)
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BPOL-1027
ドヴォルザーク:交響曲第7番/ヴァイオリン協奏曲(リヴィア・ゾーン)
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BPOL-1028 ドヴォルザーク:交響曲第8番
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(リヴィア・ゾーン)
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BPOL-1029 シューベルト:交響曲第9番
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BPOL-1030 スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
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BPOL-1031 ガーシュウィン:キューバ序曲
コープランド:ビリー・ザ・キッド/市民のためのファンファーレ
グローフェ:グランド・キャニオン スーザ:ワシントン・ポスト
アンダーソン:フィドル・ファドル
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BPOL-1032 チャイコフスキー:交響曲第3番/弦楽セレナード
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BPOL-1033 ブラームス:交響曲第2番/交響曲第3番
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BPOL-1034 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(タチアナ・リモコヴァ)
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲(ミクローシュ・ペレーニ)
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BPOL-1035
チャイコフスキー:交響曲第4番/大序曲「1812年」/イタリア奇想曲
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BPOL-1036 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
バルトーク:ハンガリア・スケッチ
ヴォーン=ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲 エルケル:祝典序曲
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
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BPOL-1037
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲/クープランの墓/道化師の朝の歌
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
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BPOL-1038
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」/交響曲第4番「イタリア」
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リコ・サッカーニ指揮ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1985年‐2005年、ハンガリー・ブダペスト(ライヴ)
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■ リコ・サッカーニについて
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リコ・サッカーニ(1952年4月16日‐)は、1996年から2005年までブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督および芸術顧問を務め、1985年から2005年までハンガリー国立歌劇場の首席客演指揮者を務めた。
サッカーニは6歳でピアノを習い、キャリアをスタートした。1965年から1968年にかけてミシガン州インターロチェンの音楽キャンプに参加、1969年から1972年にかけてはシャトークア夏期音楽研究所に通った。1973年にはフォンテーヌブローの夏期アカデミーに参加し、ナディア・ブーランジェに師事。1974年から1978年にかけてコミュニティコンサートピアノリサイタルを継続して開催した後、1978年のリーズおよびチャイコフスキー国際ピアノコンクールに参加した。
サッカーニは1974年にアリゾナ大学で経営学の学士号を取得し、1980年に音楽の学士号を取得するために同大学に戻った。1980年から1982年にかけてミシガン大学音楽学部に通い、指揮の修士号並びに音楽博士号を取得した。サッカーニは1983年にタングルウッドで行われた若手指揮者のための夏期指揮セミナーに参加し、小澤征爾、レナード・バーンスタイン、モーリス・アブラヴァネルらと共演した。イタリア人指揮者ジュゼッペ・パターネにも師事し、1984年にベルリンで開催されたヘルベルト・フォン・カラヤン国際指揮者コンクールで優勝した。
サッカーニは1999年から2006年までブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者および音楽監督を務め、同時期にハンガリー国立歌劇場の首席客演指揮者も務めた。2000年1月にはハンガリー国立歌劇場で「ヴェルディ・マラソン」を企画し、9夜にわたってヴェルディのオペラ7作品を指揮した。後に中国奥地の新興オーケストラである貴陽交響楽団に職を得たようだが、そのころから以後の活動歴は、希薄になってきており、以前のような精力的な活動が残念ながら近年は見られていない。
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■ ブダペスト・フィルとのライヴ録音集について
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カラヤン・コンクール優勝者でもあり、意欲的かつ個性的な演奏で知られるサッカーニ指揮ブダペスト・フィルの演奏をまとめて聴ける、そんな22枚ものディスクを収録した大型ボックス・セットが出されたのは、サッカーニが20年間務めたハンガリーを去った年であった。独奏者に、ジャン=フィリップ・コラールや、チャイコフスキー国際コンクールの覇者デニス・マツーエフ、ニールセン国際コンクールの覇者アデーレ・アンソニーなど、著名なアーティストが起用されている。
その後、しばらくして17枚のディスク(BPOL1022-1038)が引き続き発売された。しかし、大半がCD-Rでの発売であり、時を置かずして、このレーベルは消滅してしまったのである。今はこれらのディスクは入手困難と言わざるを得ない。また、以前存在していたサッカーニのホームページも、現在はドメインが公開で売り出されており、たぶん消滅してしまったようだ。
オペラについては、現在でも数点入手できるようだが、この情熱に満ちたブダペストでのディスク群は、忘れ去るには余りにも惜しい、そんなサッカーニの熱い記録である。音楽への熱い取り組みが聴き手にストレートに伝わってくるディスク群である。確かに若干細部の詰めが甘かったり、雑になっている部分も散見されるが、これらのディスクが全てライヴ録音であることを勘案すると、ほんの小さな瑕疵に過ぎないように思えてならない。もしも中古店やオークション等で見かけたら、気に入った楽曲だけで良いので、ぜひ入手をお勧めしたい。なお、余りにも膨大なディスク群であるため、私が特にお勧めしたいディスクのみ、参考として個々のジャケット写真を掲載し、個々の試聴記についてはあえて割愛したいと思う。
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(2024年10月16日記す)
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