ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2001年12月
12月29日:今年もありがとうございました。
あっと言う間に年末になってしまいました。我が家は11月23日に引っ越しをするという大事件があって、一日が特に早く過ぎ去った気がします。何とか片づけを終えた後もなかなか生活が安定しません。新居にはオーディオルームも設けたのですが、その中にこもる時間がとれなかったりします。結果として、11月中旬以降、ほとんどまともな更新ができませんでした。誠に申し訳ありません。盟友青木さんが私の状況を見越してコンセルトヘボウ管の原稿を送って下さったわけですが、本当に感謝しております。来年は早く落ち着いてまた更新活動を行っていきたいと思います。皆様何卒よろしくお願いします。
さて、今年、私が最後に聴いたクラシックのCDは以下のものです。1年の最後に聴くのにはよいのではないでしょうか? 我が家のオーディオルームはやたら響くので、ややお風呂場的にも聞こえますが、音質も抜群によく、至福の時間を過ごせます。
マーラー
交響曲第4番ト長調
ベルク
初期の7つの歌
シャイー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管
ソプラノ:バーバラ・ボニー
録音:1999年9月、アムステルダム
DECCA(国内盤 POCL-1919)最後に。年末年始はこちらにいます。皆様、寒稽古においでの際はぜひお立ち寄り下さい。
バッハ
ゴルトベルク変奏曲BWV 988
ピアノ:マレイ・ペライア
録音:2000年7月9-14日
SONY CLASSICAL(国内盤 SRCR 2583)
このようなCDが出ていたとは....。このCD、ここしばらくの間私の愛聴盤となっています。朝から聴いています。夜も聴いています(^^ゞ。どこがいいのか。この演奏にある「ファンタジー」とでも言うべきでしょうか。現代においてこれだけ自由にバッハを、しかもピアノで演奏するピアニストがいるとは感激以外の何ものでもありません。
ゴルトベルク変奏曲には様々な録音が残されていますが、どこか学究的な臭いがあったりします。この曲の由来通りに眠くなるものもあります。ですが、ペライアの演奏はひとつひとつの変奏が生彩に富み、聴いているとワクワクします。それも、繰り返し聴くにつれて感心に、その後には感激に変わります。
このCDは、今年の新譜ではなく、昨年のうちに発売されていたらしいです。知らなかった! 新譜情報はもう少し真剣に追いかけた方がいいかもしれません。私は先日、朝日新聞の大きな広告でこのCDの存在を知りました。レコ芸の賞を受賞しているそうですが、きっとそれがきっかけで朝日新聞に広告が出たのでしょう。新聞広告でクラシックのCDを買うことなどほとんどない私ですが、今回ばかりは広告に感謝しています。
12月12日:「コンセルトヘボウ管のページ」に「バルトーク<管弦楽のための協奏曲>聴き比べ」を追加しました。文は青木さんです。青木さん、原稿ありがとうございました。
12月9日:「コンセルトヘボウ管のページ」に「ロック・イン・コンセルトヘボウ」を追加しました。
青木さんの研究、すごいですね。こんな原稿が出てくるとは思いもよりませんでした。しかも、青木さんの力作がまだあるんです。私の方の準備ができ次第、公開いたします。青木さん、もう少しお待ち下さいねm(__)m。
(An die MusikクラシックCD試聴記)