ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
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2006年3月14日:「私のモーツァルト」原稿大募集! 「私のモーツァルト」原稿を大募集します。詳しくはこちらをご覧下さい。
2006年3月13日:随想 マリナーとピノックを聴いて 「あなたもCD試聴記を書いてみませんか?」のコーナーに「随想 マリナーとピノックを聴いて」を追加しました。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。大変中身が濃い随想ですね。すばらしいです。
2006年3月12日:ヤナーチェク 「CD試聴記」に「ヤナーチェクの弦楽四重奏曲を聴く」を追加しました。
ヤナーチェクは63歳で25歳の人妻カミラ・シュテッスロヴァーさんに出会い、死ぬまで愛慕し続けたそうですが、この二人の関係が私はよく分かりません。金子建志さんの文章を読んでいると、「ふたりの交際は、ワーグナーとマチルデ・ヴェーゼンドンク、チャイコフスキーとメック夫人の関係との、中間のようなものと見倣せよう」とありますが、CD試聴記で取りあげたスプラフォン盤の解説には「老作曲家の心にエロスの焔をともし」とあります。こんな表現を目にするとなんだかすごそうなことを想像してしまいませんか? 一体どのような関係だったのか、ただのオヤジである私としては下世話な勘ぐりをしたくなります。実際はどうだったのでしょうか? 人妻のご家族公認のお付き合いだったそうですが、そうなるとヤナーチェクが勝手にエロスの焔をむらむらと燃やしていただけなのでしょうか? 詳しい方がおられましたらぜひ教えて頂きたいです。
余談
先週からテニスを細々と再開しました。11月23日に左足の肉離れを起こしていたので、その後はなるべく足を使わないようにして3ヶ月ちょっとを過ごしました。このところ痛みがほとんどなくなったので短時間だけコートに立てるようになりました。1月頃は直るかどうか不安で、このままスポーツが全くできない体になってしまうのかとひとり悶々としていました。短時間であっても、コートに立てるのは嬉しいです。私の左足は肉離れが2回、捻挫が1回と故障続きです。今後は気をつけながら大事に使いたいです。
2006年3月2日:知らなかった!
2月25日の当欄で、小山実稚恵さんのコンサートをさいたま芸術劇場で聴いてきたと書きましたが、アンコールで最後に演奏された曲名がどうしても分かりませんでした。この「左手だけで演奏される、おそらくはロマン派の曲」は何でしょうか、と松本さんに尋ねたところ、たちまち回答がありました。スクリャービンの「夜想曲変ニ長調(左手のための2つの小品 作品9-2」)」という曲でした。
調べてみると、小山実稚恵さんのCDも出ているではありませんか。私は早速CDショップに走りました。以下のCDがそうです。
夜想曲
フォーレ:夜想曲第2番 バーバー:夜想曲(フィールドに捧ぐ) フィールド:夜想曲第5番 ショパン:夜想曲第21番(遺作) ショパン:夜想曲第20番(遺作) グラナドス:「なげき、またはマハと夜うぐいす」〜組曲「ゴイェスカス」 プーランク:夜想曲第4番「幻の舞踏会」8つの夜想曲より ラフマニノフ:夜想曲〜「サロン小品集」作品10より グリーグ:夜想曲〜「抒情小曲集」より シューマン:「夕べに」〜「抒情小曲集」より ドビュッシー:夜想曲 アルベニス:コルドバ(夜の歌)〜組曲「スペインの歌」作品232より スクリャービン:夜想曲(左手のための2つの小品 作品9-2) プロコフィエフ:別れの前のロメオとジュリエット フォーレ:夜想曲第6番ピアノ:小山実稚恵
録音:1997年6月2-5日、彩の国さいたま芸術劇場
SONY(国内盤 SRCR 1897)
スクリャービンの曲は13曲目に入っています。聴いてみると、演奏も音も当日のコンサートの様子を彷彿とさせます。この5分ほどの小品は、左手だけで演奏されるのに、ピアノの多彩な音色が使われていて、「夜想曲」という落ち着いた雰囲気の中でピアノの美しさに浸れるようになっています。これは大変ロマンチックで美しい曲です。こんな曲があることを私は2月25日まで知りませんでした。
このCDの録音データを見ると、さいたま芸術劇場で収録されたことが分かります。もしかしたら私がコンサートで聴いたときと同じピアノが使われているのかもしれません。会場も、ピアノも一緒だとすると、このCDを聴いて当日の様子が思い出されても不思議ではありません。彼女は時々さいたま芸術劇場で録音しているらしく、意外にもさいたまに縁があるのだと分かりました。何ともうれしい話です。
(An die MusikクラシックCD試聴記)