「コンセルトヘボウのシャイー」No.8
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」コンセルトヘボウ管弦楽団のページのトップに戻る
「コンセルトヘボウのシャイー」CD目録
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1)ツェムリンスキー:メーテルランクの詩による6つの歌曲
2)マーラー:交響曲第6番「悲劇的」ヤルド・ヴァン・ネス :アルト (1)
録音:1989.10. コンセルトヘボウ大ホール
P:アンドルー・コーナル
E:ジョン・ダンカーリー
国内盤初出:1990.9.25. (ポリドール POCL1035〜6)
International release: 1990/Catalogue number:Decca 430165マーラーの方は85分弱を要し、CD一枚には収録不可能。シャイーは1986年に第10番(クック版)をベルリン放送響と録音しており、ジャケット・デザインはそれからずっと一貫している。ツェムリンスキーはマーラーと縁の深い作曲家だが、「メーテルランクの詩による6つの歌曲」は死がテーマになっているという点で「悲劇的」との共通性があり、それがこのカプリングのコンセプトと思われる。
しかし交響曲の方はあまり悲劇性の表現を重視しない演奏で、テンポは遅いが響きはやや軽め明るめという、なんともユニークなマーラーだ。第1楽章提示部リピート有(ちなみにNM Classicsのボックスに入っているハイティンクのライヴ盤ではリピートが省略されている)。
(2003年1月7日、青木さん)
注:こちらもご覧下さい。
このコンビ初のマーラーだったためか、後年に比べるとまだ中途半端な印象を感じる。オケも確かにうまいし、シャイーもリズムよく前へ前へとひっぱっているのだが…演奏そのものにシャイーの個性が反映されていないように感じる。ありえないけど再録してくれたらもっといい演奏になると思います。併録のツェムリンスキーは文句なしの名演。さすがシャイー!!
(2003年1月28日、Fosterさん)