ARCHIVE OF WHAT'S NEW ?

98年11月〜99年1月

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1月31日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。えっ?誰も読んでいないって?そうかもしれませんね。すみませんです。


1月29日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第6弾(最終回)「シューマンのピアノ協奏曲」を追加しました。


1月28日:CD試聴記に「スクロヴァチェフスキーの未完成」を追加しました。レコ芸の記事に納得できなかったので書いてみましたが、いかがでしょうか。


1月27日:お願い

最近、いろんな方からメールをいただきます。が、ひとつ困ったことがあります。特に学生さんなどお若い方に多いのですが、ダイレクトメールであるにもかかわらず、名前がハンドルネームのままのことがあるのです。例えば、全く見ず知らずの人からメールをいただくと、「ウルトラマン@M78星雲です」と名乗ったりしているのです。まだ名乗っているだけ救われるのですが、どうも妙な気持ちです。「顔」が見えないため、かなり薄ら寒い思いをします。ダイレクトメールを書くのに、あえて本名を隠す理由が何かあるのでしょうか?

私のホームページでも、ゲストブックでは本名でなくとも構わない旨明記してありますし、各地のメーリングリストではハンドルネームを認め、本名を出さないことで活発な意見交換をするというルールを作っているところが多いと思われます。

しかし、そういうルールをダイレクトメールにまで持ってくるのは疑問です。例えば、誰かまだ会ったこともない見ず知らずの人に電話をかける時、いきなり「ウルトラマン@M78星雲でーす」といってかける人がいるでしょうか?こんなことを言い出すと、オヤジ根性丸出しで、ネットの世界を理解していないと非難されそうですが、私は頭が古いのでやはり納得できません。

私はホームページ上に自分のプロフィールを書き、写真までつけました。何もこの泥臭い顔を自慢したいわけではありません。読者との距離を少しでも縮めたかったからです。しかし、こうなると、本名を名乗ることも写真を載せることも恐くなってきました。

つきましては、今後、ふざけたハンドルネームでふざけたメールをいただいた場合、必ずしもレスはいたしかねますのでご了承下さい。将来私の頭が軟化した時、再考いたしますので何卒よろしくご協力下さい。


1月26日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第5弾「モーツァルトのピアノ協奏曲第25番 ほか」を追加しました。ソリストはブレンデルです。今回は「ほか」の部分が大事です。


1月25日:リンク集に「マーラー7番ファンHP」を追加しました。マーラーの7番に特化したページです。クラシック界のホームページも百花繚乱という感じですね。

ところで、昨晩の「20世紀の名演奏」第3回目。よかったですねえ。本当によかった。永久保存版とでもいいたいです。余りに夢中になってしまい、今日はクレンペラーのページの更新ができませんでした(^^ゞ それはともかく、NHKはすごい映像をたんまり持っているんですね。私は受信料をちゃんと払ってますから、「小間切れにされた映像をもっとちゃんと見せて頂戴!」と、声を大にして言いたいところです。

NHKにしてみればメインはカール・ベームによるブラームス交響曲第1番の全曲演奏だったのでしょうが、残念ながら、他の映像・演奏が余りにもすごすぎて、ちょっと印象が弱くなってしまいましたね(私だけかな?)。私の記憶では、当時音楽ファンの中にカラヤン派とベーム派があって、ベームの風采の上がらない姿がいかにも大芸術家然と思われていたのと対照的に、カラヤンは見てくれだけだと思われていました。しかし、あの番組を見る限り、カラヤンの方がベームよりずっと活きのいい音楽作りをしていますね。カラヤンはいつものとおり、自分の指揮姿にうっとりしているような指揮ぶりでしたが、なぜか白熱の演奏でした。見てくれに拘る姿勢(?)はともかく、音楽は音で勝負ですから、私はカラヤンの方に軍配を揚げざるを得ません。恐るべし、カラヤン。

ただ、一番すごかったのはもちろんカラヤンではなく、ミュンシュによる「ダフニスとクロエ」でした。ミュンシュの指揮姿を見るのは初めてでしたが、あの指揮をオケは理解していたのでしょうか?もうハチャメチャという気がしたのですが...。それでも音楽はまさにスリリングでした。あんな鳥肌が立つような演奏をライブで聴けた人がいたんですね。羨ましい限りです。あれこそライブの醍醐味というべきものでしょう。同じミュンシュ指揮によるエロイカの第1楽章もよかった。弦楽器がザワザワザワと蠢く様には唖然とさせられます。

「ダフニス」ではクリュイタンスもよかったですね。画像も音質もよくないのに、音楽が明滅する光の中で生まれているような不思議な感じを受けました。

他にもクーベリックの華々しい「ローエングリン」や、コンヴィチュニーの「運命」など、目が離せないものばかりでした。若き日のザンデルリンクまで出てきましたね。ただ、こういう地味に見える指揮者達の映像は本当にわずかしか放映されませんでした。期待していたので、やや落胆しています。クーベリックなど何人かの指揮者は、あれではまるでベームの前座も同然。スター指揮者でなかった人は死んでもなお正当に扱われないのでしょうか。これは今回の番組作りに対する私の不満です。熱烈なベームファンがNHKにいたのかもしれませんね。


1月24日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。

スキーシーズンが始まってから体重は3Kg減りました。ズボンはどんどんずり落ちてくるし、ジーパンもユルユル。テニスをどんなに激しくやっても1Kgも痩せなかったのに、一体これはどういうわけでしょうか?


1月22日:CD試聴記に「バルビローリのマーラー第3番」を追加しました。今回は長くて、聴くのも書くのもすごく疲れました。へとへとです。マーラーの3番は名曲ですけど、本当に長いですねえ。今回のBBC LEGENDSのCDは女房さんと一緒に聴いてみました。33分もある第1楽章が終わったところで、女房さんは全曲が終わったと思ったのです。全部で6楽章あるうちの最初の楽章だけだったことを知って目が点になっていました。無理もありません。女房さん曰く、「これなら4つくらいに分割すれば4つの交響曲ができたのに。」それもそうですねえ。

ところで、シュターツカペレ・ドレスデンの番組を予約録画された方。すみません。時間が少しずれておりました。開始が5分早まってました。終わりは40分早かったようです。MOSTLY CLASSICを見ながらお知らせを書いたのですが、申し訳ございませんでした。


1月21日:雑談

レコ芸毎年2月号恒例の「リーダーズ・チョイス」。レコ芸1年間の中でこの号が最も価値があると私は思っています(最も価値がないのはレコードアカデミー賞特集号)。「リーダーズ・チョイス」というのは読者が身銭を切って購入し、聴き込んだCDの品評会ですから、下手な提灯記事作者の評価よりずっとあてになります。毎年自分が気にもとめていなかったCDが意外にも人気を集めていて驚いたり、新たな名盤を発見したりと楽しいです。例えば今年は、小川典子さんのピアノが予想以上に面白かったことがよく分かりました。

クレンペラーがバイエルン放送響を振った一連のライブ録音も好評だったようです。EMIさん、これに気をよくしてもっとライブ録音を発掘してもらいたいものですね。

ところで、「音の演出家たち」と題する別コーナーではレコード制作者の裏話が載っていてこれまた面白かったですね。今回はビクターエンターテイメントの野島さんの話でした。ウルブリッヒ弦楽四重奏団との録音で、数週間かけてマスターテープを切り張りして聴かせたところ、「よくできている...でも、音楽ってそうじゃないんだよ」と言われてしまったそうな。「音は正しいけれど音楽が死んでしまっている」ことに気がついた野島さんは「全部編集をやり直したら、何のことはない、結果はほとんど編集しないで出したような形に」なったというのです。やっぱりそうなんだ、と私もそれを読んで安心しました。下手な切り張りで「正しい」演奏を残すより、多少のキズがあっても音楽の自然な流れがあった方がいいに決まってます。現在新譜がほとんど売れない割には、CD屋さんでは輸入物の海賊盤コーナーにいつも人が群がっており、無編集と思われるライブ録音がどんどん売れているようです。さもありなんと言うところですね。下手な編集録音がそっぽを向かれている証拠です。今や正規盤では「ライブ録音」と書いてあっても編集だらけのようですからたまったものではありません。この不況下で身銭を切ってCDを買うのですから、最初からエンジニアが細かく編集したと分かるCDなんか誰も買わなくなりますよね。かつてバーンスタインのブラームス交響曲全集がライブ録音と銘打って登場してきた頃からライブ録音とは思えないライブ録音が巷に溢れてしまいました。私はこのページ上で時々、「スタジオ録音とはとても思えない...」という表現を使っていますが、「ライブ録音とは思えない録音」とは一体いかなる価値を持つものなのでしょうか。メーカーさんも一度初心に帰った方がいいかもしれませんね。

なお、ゲストブックに自分で書き込んだのですが、年末のクラシカジャパンでクレンペラーをご覧になった方、いらっしゃいましたら感想をお聴かせいただけないでしょうか。虫のいい話で恐縮ですが、重ねてお願い申しあげます。


1月20日:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第4弾「ブラームスのピアノ協奏曲第2番」を追加しました。今度のソリストはアシュケナージです。


1月19日:ご存じの方も多いかと思いますがテレビ放送についてご連絡します。

今週の金曜日(1/22)、NHK衛星第2放送で「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団創立450周年記念演奏会」が放映されます。記念演奏会自体は98年9月22日にゼンパー・オパーで開催されたそうで、テレビではコンサートだけでなく、ドレスデン及びドレスデン国立歌劇場の紹介なども行うそうです。時間は午前8:05〜10:40、指揮者はシノーポリ、曲目はリエンツィやアルプス交響曲などです。スシ桃さん、必見ですよ。

私はテレビは余り見ない方なのですが、最近NHKはなかなかやってくれますね。この間の「20世紀の名演奏」第2回目も大変見応えのある内容でした。何度も出てきたモナコは非常に見応えがありましたし、オペラの数々を満喫してしまいました。うちの女房さんも、レーザー・ディスクが欲しいと言い出す始末です(でも置き場所がない!でも買いたい!やっぱりオペラを見たい!)。このシリーズ、第3回(1/24放送)も楽しみですね。予告でも私が敬愛するクーベリックが映っていました。皆さん、見逃してはいけません。

しかし、テレビといえば、あのクラシカジャパンはどうなのでしょうか。例のクレンペラーの放送は結局見てないのですが...。加入するにしても時間的に毎日クラシカジャパンを見られるわけでもないし、困りますね。

もっとも、私は最近クラシカジャパンについては複雑な心境です。あの飯尾洋一さんのクラシカ(Classica)が、クラシカジャパンにドメインの使用を停止させられそうなのです。詳しくはご本家Classicaをご覧いただけるとよく分かるのですが、こんな話を聞いた後では心情的にクラシカジャパンに加入する気にはとてもなれません。私もこのページを開設するにあたっては飯尾さんに大変お世話になりました。我々の盟主である飯尾さんが苦境にあるのを知ると、何とか協力申しあげたいのですが、どうにもならないようです。法律というものは非情ですね。がんばれ、飯尾さん!


1月18日:クレンペラーのページに「ブラームスのピアノ協奏曲第2番 ほか」を追加しました。クレンペラーの協奏曲シリーズ第3弾です。ブラームスのソリストはゲザ・アンダ。

ううう、こんなペースではクレンペラーのページはいつまでたっても完結しないですね。でもこれ以上時間がないです!


1月17日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。え?いい加減にしろって?すいません。冬場だけですから許して下さい。


1月15日:今日は留守番役のちふみが更新しています。

苗場スキー場レポートの中に「今年の苗場スキー場」と題して、スキー場の様子を写真入りで紹介してみました。今日も苗場近辺はすごく雪質がいいようですよ。


1月14日:CD試聴記に「ベイヌム指揮シベリウスのエン・サガ(伝説)」を追加しました。うふふ。これはいいですよ。今回発売された「ロンドン偉大なる演奏家達」モノラル編全20枚の白眉のはずです。他にも世界初CD化になったベイヌム指揮コンセルトヘボウの「バルトーク/管弦楽のための協奏曲&ストラヴィンスキー/春の祭典」のCDなど、すごいものが混じっています。上記ハルサイは1946年録音でノイズこそ多いですが、すさまじい演奏ですよ。時間がなかったので今回は書き切れませんでしたが、試しに聴いてみても決して損はしないはずです。

ところで、ベイヌムはなかなか面白い指揮者ですね。「これから」という時に死んでしまったので、日本では巨匠としての扱いは決して受けない指揮者ですが、もっと知られてしかるべきです。

実は私は高校1年生の時、初めて買ったブラームス交響曲第1番のレコードがこのベイヌム指揮コンセルトヘボウ(DECCA、1951年録音)でした。今の高校生では考えられないと思いますが、当時の私は全くお金がなく、店で一番安いブラ1を買ったのです。家に帰ってよく確認してみると、「モノラル」と書いてあって、落胆したのを良く覚えています。しかし、聴いてみると、非常にはつらつとした演奏で、結果的にははまってしまい、私のブラ1のデフォルト演奏になりました。コンセルトヘボウという希代の名オケとの出会いもそのLPによってでした。音質もモノラルながら、全く気にならなくなり、かえってステレオ録音よりいいのでは?などとその頃から考え始めました。今考えると、全く変な高校生だったわけですが、幸福な出会いをしたというべきでしょう。以来、ベイヌムとコンセルトヘボウは私の必須アイテムです。例のブラ1もCDで買い直しました。ただ、20年前に1000円だったLPがCDに化けると1800円もしました。理不尽な世の中です。


1月13日:

その1:クレンペラーのページに協奏曲シリーズ第2弾「モーツァルトのピアノ協奏曲第27番、第20番」を追加しました。ピアノ演奏はあのクララ・ハスキルです。

その2:リンクのページに「ゲテモノ・クラシック」を追加しました。すごいネーミングですね。論より証拠。のぞいてみましょう!


1月12日:リンク集に2件追加しました。

じぇに蔵本店」と「クラシック万歳!」です。

クラシック音楽のホームページが増えてきて、私はとても喜んでいます。インターネットの時代になって、みんなが違う聴き方をしていることが分かりほっとしてもいます。私が大学生の頃までは、聴いた音楽の実数自体が少ないものですから、音楽の聴き方に自信が持てませんでした。誰もが一度は手にする「レコ芸」の記事を読むと、自分の聴いた印象と全く違うので、もしかしたら自分はどこかおかしいのではないかと思ったことが何度もあります。「レコ芸」が評論家達の一つの聴き方*だけ*を示していると本当に理解したのは20代の半ば過ぎてからです。また、「レコ芸」の文体を脱却できるようになったのは30代に入ってからです。「レコ芸」も今は随分分かりやすい文章になりましたが、昔は音楽を語るのにこんなに難しい表現を使わなければならないのかと真剣に悩みました。

しかし、趣味で音楽を聴いているからには、100人いれば100通りの聴き方があってしかるべきだと私は考えます。また、音楽を聴いて理屈をこねるより、感動したかしないか、面白いか面白くないか、が分かれば音楽を語るには十分だと考えるようになりました。CDを買う時に必要な情報は突き詰めると、そういうことではないでしょうか。それゆえ、私は自分が聴いた感想を本音で語り合えるインターネットの時代が来たことを非常に喜んでいるのです。


1月11日:CD試聴記に「エーリッヒ・クライバーのベートーヴェン交響曲第5番運命、第6番田園」を追加しました。

12月下旬に発売された「ロンドン偉大なる演奏家達」モノラル編全20枚の一つです。同シリーズには世界初CD化のものがいくつか含まれており、非常に気になりますね。モノラル録音のものを今の時代に喜んで聴く人は少ないでしょうから、このシリーズも早く押さえておかないとすぐに廃盤になってしまうかもしれません。もっとも、このエーリッヒ・クライバーのCDは初出ではないし、昔から名盤と呼ばれているものですから急になくなることはないでしょうけど。

ところで、今回このCDを選んだのには理由があります。最近、どうも父クライバーがよく理解されていないのではないかと思われるからです。息子であるカルロスが偉大でありすぎるのかもしれませんが、それにしても「エーリッヒはカルロスのおかげで名前が知られている」というような書き方をあちこちで見るとがっかりします。古い録音でしかエーリッヒを知ることができないせいだと思いますが、そうだとしたら、DECCAはこうしたCDをじゃんじゃん再発して啓蒙に努めるべきでしょう。


1月10日:冬季限定「苗場スキー場レポート」を開始しました。

何でクラシック音楽のホームページにこんなものがあるのかとご批判があるとは思いますが、ご容赦下さい。このホームページの本来の生みの親である女房の悲願だったもので。執筆も女房がするはずだったのですが、ご存じのとおり猛烈スキーヤーであった女房が滑れなくなりましたので不肖、亭主が代筆することになりました。苗場方面の行かれる方、ゲレンデはどんな状態なのか少しは分かるはずです。ご利用下さい。

クラシックCD試聴記は明日更新します。今日は準備のためおやすみします。すみません。


1月8日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲ほか」を追加しました。ピアノ独奏はバレンボイムです。

クレンペラーのページをベートーヴェンの協奏曲で再開しました。何が良いだろうと思ったのですが、やっぱり最初はベートーヴェンがふさわしいでしょう。しばらくクレンペラーのページは協奏曲シリーズをやりたいと考えています。乞うご期待下さい。

なお、浦和でも先程雪がちらつき始めました。北日本に寒気団が押し寄せているそうで、苗場でもここ3日間は大雪の見込みです。昨日から今日にかけておそらく少なくとも50センチは降っていると見られます(3日で1メートルは堅い)。苗場プリンスでは昨日から10センチしか降ってないようなアナウンスをしていますが、そんな生易しいものではありません。土日は行っても、最悪滑れない可能性もあります。気象情報に気をつけましょうね。


1月7日:追悼ペトルチアーニ

このページの読者のほとんどはクラシックファンでしょうから、ペトルチアーニと聞いても分からないかもしれませんね。ジャズの天才ピアニストです。

今朝日経新聞を読んでおりますと、「障害克服、ジャズで活躍、ピアニストのペトルチアーニ氏死去」とあったので目が釘付けになりました。ペトルチアーニは先天的な骨疾患のため身長が1メートル程しかありません。死因は急性肺炎、6日ニューヨークの病院で死去した模様です。享年36歳。

私は実はジャズも好きです。といいましても50年代のジャズしか聴きませんが。現代のジャズではこのペトルチアーニにしか興味がなく、CDも手に入るものは片っ端から集めました。家に来るお客さんにもいつも聴いてもらいました。ペトルチアーニは身体的な障害があったから有名だったわけではなく、ピアニストとして超一流だったのです。追悼の意味を込めて代表的なCDを二枚あげておきます。ご興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。

CDジャケットEDDY LOUISS/MICHEL PETRUCCIANI

Conference de presse

Eddy Louiss:Hammon organ

Michel Petrucciani:piano

DREYFUS FDM36568-2

ハモンド・オルガンとピアノという非常に変わったデュオ。二人の超絶的な技巧と、ジャズらしい当意即妙の掛け合いを楽しめる。夜お酒を聴きながら聴くと時間のたつのも忘れてしまう。すばらしい!


CDジャケットMICHEL PETRUCCIANI

Au Theatre des Champs-Elysees

Michel Petrucciani:piano

DREYFUS FDM36570-2

ペトルチアーニの二枚組ソロアルバム。シャンゼリゼ劇場でのライブ録音。

ペトルチアーニの剛毅かつ繊細なピアノが堪能できる。圧巻は一枚目に収録されている"Medley of my favorite songs"で、延々40分にもわたる即興演奏をやってのけている。何度聴いてもすごい。これほど聴き惚れるピアニストはもう現れないかもしれない。


1月6日:CD試聴記に「コンドラシン指揮ドヴォルザークの新世界から ほか」を追加しました。

新年最初の曲は何が良いかと思ったのですが、やはり「新世界」は一番ですね。


1月5日:皆さん、お久しぶりです。

身重の女房を置き去りにして苗場で7日間の合宿をしておりましたが、先程帰宅しました。各地で「極悪非道人非人」と呼ばれましたが、何卒ご容赦下さい。

苗場は私が滞在している間にゆうに120センチは雪が積もり、今や絶好のコンディションになりました。行く前は公称110センチでしたから、合計230センチになるわけです。もっとも、西武は合計180センチといっています。実際はそのレベルをとっくに超えています。雪がないときには過大に発表し、多いときには過小に発表するわけですから不思議なものです。妙なつじつま合わせをしているらしいです。今週末にもかなり降るらしいですから、スキーヤーは板を磨いておいた方がいいでしょう。

クラシックCD試聴記としてのAn die Musik更新は明日から再開いたします。お楽しみに。


1月2日:皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始にも結構な数の方に当ページを見て下さっていただき、ありがとうございます。

さて30日からは和明は苗場に旅立ってしまいましたので、今日は女房の知文が代わって更新しています。

簡単ですが、電話で聞いた話に基づき、苗場スキー場情報をアップしましたので、ご興味のある方はご覧下さい。


12月29日:

その1:クレンペラーのページに「クレンペラーの自作自演」を追加しました。

その2:リンクのページにMusikvereinを追加しました。有名なページですね。BBSが充実しています。

クレンペラーのページの更新は今年はこれでおしまいです。ほぼ毎日更新すれば年内には終わるだろうと思ったのですが、全く甘い考えでした。どんなにがんばっても1日1枚の紹介が限度です。土日の間にかなり書きため、当日の晩に体裁を整えるという作業をしてきたのですが、それでも四苦八苦の毎日でした。ただ、毎日クレンペラーの演奏を聴けたのは非常に楽しいことでした。ここまでどっぷりクレンペラーに浸った人は少なくとも日本では私くらいでしょう。好きだからこそできたことで、これが仕事なら、拷問に等しかったでしょうね。

ただし、新年以降はもう少し、更新のペースを落とします。11月1日の公開に間に合わせるためにメモ程度に書いた部分を改訂したいのが一つの理由です。内容のアンバランスが私には非常に気になります。少しずつ手は入れてきたのですが、わずか一部しかできていません。それと、何といってもスキーシーズンが本格化し、土日の準備ができなくなるのです。私は熱狂的なスキーヤーですので冬場はいてもたってもいられません。スキーは冬の間しかできませんのでご容赦下さい。

また、新年からはもっとバランスを取った更新をします。前にもこの欄で書いたのですが、私のページの正式名称は「An die MusikクラシックCD試聴記」でして、いろいろなクラシックCDを聴いた感想をアップするのが最大のねらいです。あまりにもクレンペラーのページが弱体なので、ある程度は形を作ってしまいたいと思い、11月中旬からの集中工事をいたしました。しかし、クレンペラーに興味がない方や、もっといろいろな記事を読みたいと思っている人もいるかと思いますので、うまくバランスを取って更新していきたいと思います。もっとも、時間が許す限りクレンペラーのページの更新はします。まだ紹介したいCDが山ほどありますので。

このホームページ上でやりたいことはたくさんあります。最初はホームページ作成自体乗り気ではなかった半年ほど前が嘘のようです。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、このページはもともと女房が発案したもので、私は単に間借りするはずだったのです。いつの間にか構想が膨らみ、私がホームページをほぼ占拠し、題まで勝手にAn die Musikにしました。公開後もやりたいことが増え続けてきて困っているのですが、何とも時間が足りません。クレンペラーのページをまず一応は完結させたいとは考えています。また、来年の春先には新企画「失われた音を求めて(仮題)」も予定しています。本当に新企画ができるかどうか自分でも不安なのですが、何とかしたいと思っています。期待しないでお待ち下さい。

なお、明日30日から5日の夕方まで私はここにおります。宿のいろりで八海山を飲んでいい気持ちになっているおやじがいたら私です。苗場滞在中、冬山情報をアップできるかも知れません。スキーやスノボに興味がある方はどうぞ。「An die MusikクラシックCD試聴記」としての更新は来年4日まで休みます。よろしくお願いします。

それでは皆さん、良いお年を!


12月28日:クレンペラーのページに「モーツァルトのドン・ジョヴァンニ」を追加しました。

なんだか年末気分ですね。街の中もあわただしく感じます。今日で仕事納めの人もいますし、ホームページの更新をしても、読んで下さる人が少なくともオフィスからは消えてしまっているかもしれませんね。クレンペラーのページは少なくとも明日の晩も更新します。どんどん書かないと、今年のノルマを達成できません。

なお、今朝アクセス4000件を達成したようです。ゼーゼー言いながらクレンペラーのページを更新した甲斐がありました。ありがとうございます。


12月27日:クレンペラーのページに「マーラーの大地の歌」を追加しました。VOX盤です。

今日は、妊娠中のため芋虫状態になった女房とビデオを見ました。「北の国から 98時代」です。「北の国から」は人気ドラマですので題だけはどなたもご存じだと思います。この番組はテレビの連続放送が終わると、特別制作が2年おきくらいに行われているのですが、トレンディ・ドラマ風の演出なのか、登場人物に次から次へと不幸が訪れるようになりました。そのため最近げんなりしていたのですが、最新版ではかなり幸福な気持ちになりました。女房ともどもウルウルです。季節的にもちょうど良いので皆様にもお勧めします。なお、まだ全然見てらっしゃらない方にはお正月休みの間に最初から見ることをお勧めします。ただし、正月そうそう泣けます。


12月26日:クレンペラーのページの更新は準備のため休みます。ご容赦下さい。

クレンペラーのページの更新をここしばらく猛烈にやってきたつもりなのですが、結局年内には終わりませんでした。正規盤だけでも数が多い上、海賊盤まで大量にあり、書き切れません。そうこうしている間にまだ聴いてない買い置きCDも増えてきましたし、まだ買ってないCDも気になります。レコ芸最新号の付録「Record Year-book '99」を眺めていると、買い漏らしたCDが山のようにあって気が気でなくなります。一番気になるのは新星堂から出たケンペ&ウィーンフィルのシリーズ。限定盤だったから、もう残ってないかもしれないですね。ああ、気になる、気になる。


12月25日:クレンペラーのページに「番外編」を追加しました。番外とは何かって?それは読んでのお楽しみです。

今日で仕事納めの人もいらっしゃるようですね。うらやましいです。An die Musikはもう少しがんばりますので、よろしくお願いします。


12月24日:クレンペラーのページに「ワーグナーのさまよえるオランダ人」を追加しました。

また今回もEMIにけちをつけてしまいました。EMI関係者が見ていたら、苦情になりそうですね。困りました。思いっきり褒めたつもりなのですが。

なお、Prestoneが久々に復活しました。優れたページですので休載されているのはもったいないと思っていました。嬉しいです。全面リニューアルされてますので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。


12月23日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第2番<復活>」を追加しました。VOX盤です。

ところで、今日は音質の話です。

私は東芝EMIの「CLASSIC 21」のメンバーですので、時々メンバーズ・ニュースが送られてきます。今回の分には、面白いQ&Aがありましたのでご紹介します。最近紙ジャケットで出たフルトヴェングラーのHS2088によるリマスターCDについてです。

まず、とあるリスナーの声。概要は以下のとおりです。

<最近宇野功芳氏が「フルトヴェングラーの全名演名盤」の中で、HS2088リマスタリング盤を批判し、「音をいじくらない」CD復刻盤を賞賛している。その結果、最近のレコ芸あたりの交換ページではHS2088ではない昔のベートーヴェンシリーズを求めるファンの希望がいくつも出てきた。時節柄HS2088はどうなのか?と思う>。

さて、回答は以下のとおりでした(赤字は伊東による)。

<旧ベートーヴェン交響曲全集は、マスタリング段階で若干手を入れたために高音域が出過ぎてしまい、迫力あるものの自然さにかけてしまったという反省がありました。今回のHS2088ヴァージョンにあたっては、その反省あってリマスタリングを行っています。制作を担当する私たちが、グランドマスターなどに代表される「HS2088」のリマスタリングを行う場合、最も大切に思っているのは「自然さ」です。今回のマスタリングで私たちは、これらの録音に深みと広がりが増したと考えています。11月に発売された「オリジナル・ジャケット・シリーズ」の「HS2088」リマスタリングの反響も良く、私たちといたしましては自信を深めている次第です。蛇足ながら、レコード時代に宇野先生が褒められたフルトヴェングラーのアルバムは、フランスのパテ盤であったと記憶します。これも高音域に特徴がありました。もし、このHS2088ヴァージョンがお気に入らなかったとすれば、高音域を補正することにより不満が若干でも解消されると思います。> 以上

私のページの読者ならもうおわかりだと思いますが、私はHS2088は嫌いです。かつてクリュイタンスの「ダフニスとクロエ」がHS2088で出た時に買って聴いたところ、余りにも高域がうるさく、最初の5分ほどで聴くのをやめてしまいました。その後に何度もトライしましたが、最後まで我慢できたことが一度もありません。それ以来、HS2088は避けるようになりました。しかし、ご存じのとおり、グランドマスターシリーズをはじめとするEMIの国内盤はこのHS2088を謳い文句に販売されており、輸入盤が手に入らない場合は泣く泣くHS2088リマスタリングによるCDを買わざるを得ない状況にあります。実際にEMIは輸入盤が入手できないようなCDばかりをHS2088でリマスタリングし、発売しているような気配さえ見られます。

しかも、上記回答を読みますと、フルトヴェングラーのベートーヴェンにしても最初のリマスタリングの際に相当音をいじっているのが明らかです。「迫力ある音」にするためにかなり高域をいじったのではないでしょうか。リマスタリングというのは最初の、そして非常に重要な工程ですから、きちんとやってもらわないと困ります。マスターテープに迫力がある音が入っていないなら、そのままにして欲しいのです。いい加減な音決めをすると、その後で何回もいじらないといけなくなるのです。

さらにEMIの回答によると、新しいHS2088でも、気に入らなければ高音を補正しろ、とあります。補正とは何でしょう?さらに音をいじるということでしょうか?図らずもEMIはいまだにHS2088のリマスタリングが高域に問題があることを認めてしまっているのです。これでは紙ジャケットにしたところで購買意欲はとても起きません。今回の紙ジャケットシリーズ発売では疑似ステレオでなくなったことだけがせめてもの救いだと私は考えています。EMIには現在まともなプロデューサーやエンジニアがいないのでしょうか?歴史的に優れた演奏家の膨大な録音を擁していながらもこの有様では嘆かわしい限りです。何とかHS2088をやめさせる手だてはないものでしょうか?


12月22日:クレンペラーのページに「モーツァルトのコシ・ファン・トゥッテ」を追加しました。ふぅ。

プライベートな話をひとつ。今日は女房さんが、病院に行って来ました。10日ほど前に近所のA病院に行って、妊娠していることが分かったのですが、その病院の先生が先週検査結果を見たところ、卵巣に水がたまっていたそうです。その先生は慌ててこう言ったそうです。「大変だ!病院に行って下さい!」。

一体全体、自分を何だと思って開業しているんでしょうか?このような人が病院で先生だとのたまわって、偉そうにしているんですから、恐ろしい世の中です。

幸い、今日行った大病院ではちゃんとした指示をいろいろしてもらって、女房も安心したようです。赤ちゃんに影響はほとんどないみたいだし、私も安心しました。

それにしても、仕込めば、後は放って置いても赤ちゃんが出て来るものだと私は考えていたのですが、そんな生易しいものではないんですね。大変反省しました。


12月21日:クレンペラーのページに「モーツァルトのフィガロの結婚」を追加しました。

なお、「クレンペラーのモーツァルト」をさらに「交響曲」と「協奏曲」に分割しました。


12月20日:クレンペラーのページに「ワーグナーのヴェーゼンドンクの5つの歌」を追加しました。

クレンペラーファンにはこれをクレンペラーの最高傑作と呼ぶ人がいるかもしれません。何の説明も要らない名演です。録音もいいです。まだ聴いてない人にはぜひお勧めします。

それにしてもクレンペラーの「トリスタン」が録音されなかったことが悔やまれますね。「ヴェーゼンドンク」の演奏から想像するに歴史に残る演奏をしたと思うのですが...。


12月19日:クレンペラーのページは準備のため、おやすみします。土日の準備がないとさすがに毎日更新はできませんので、ご容赦下さい。

12月の土日に家にいるというのは一体何年ぶりでしょうか。私がスキーを始めて以来、12月になると足繁くスキー場に通っていましたから、こういう年は気持ち悪いです。今や年末も雪不足が心配される有様。来週もまとまった雪が降りそうもないので嫌気がさしてきました。この暖冬でスキーができないため私はすっかり運動不足です。夏にどんなに太ってもスキーシーズンの終わりにはズボンが下がって仕方ないはずだったのですが、これでは体型の変化は望めそうにありません。景気は悪いし、天気は冬らしくないし、一体どうなってしまうんでしょうか。それに、せっかく買った苗場のシーズン券、これでは元が取れないです。ううう。


12月18日:クレンペラーのページに「モーツァルトの交響曲第29番、第41番ジュピター、アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を追加しました。お待ちかね、TESTAMENT盤です。今日これが出てくるのは完全にばれてたと思いますが。

本文にも書きましたが、このCDに入っている「アイネ・クライネ・...」はすごいですよ。そこいら辺の喫茶店なんかでかかっているのとは隔絶した演奏です。レベルが違うというか、ものすごい高みに達しています。まだお持ちでない人は輸入盤を置いてあるCD屋さんに走った方がいいですよ。本当ですよ。


12月17日:クレンペラーのページに「モーツァルトの交響曲第38番プラハ、第39番、セレナータ・ノットゥルナ」を追加しました。TESTAMENT盤です。

クレンペラーのページの集中工事のため、ここしばらくクレンペラーのCDばかり聴いています。女房には「そんなにクレンペラーばかり聴いて飽きないの?」と聞かれました。全く飽きません。バッハからシュトラウスまで幅広いレパートリーがあり、スタジオ録音も海賊盤ライブもあり、同一曲でも様々な違いがあったりするので、いくら聴いても飽きないのです。しかも、自分でも気まぐれにCDを選んで更新してますから、楽しいです。さすがの女房もこの楽しみは理解できないようです。

ところで、今週末もスキーを断念しました。志賀高原まで行けばできそうなのですが、運転手がいません。私は視力が悪くて免許がないし、頼りの女房は妊娠してしまい、運転を拒否しています。定宿がある苗場もホテル前ゲレンデと筍山平ゲレンデが滑れるだけで、全面滑走にはほど遠いようです。一体今年はスキーができるのか心配になります。温暖化が進んで、日本の本土ではそのうちスキーができなくなるかもしれませんね。やはりお金がかからないテニスに集中した方がいいのでしょうか。悩んでしまいます。


12月16日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第4番」を追加しました。オケはバイエルン放送響です。このCDは全くの海賊盤なのですが、演奏、録音ともにとてもいいです。


12月15日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第7番」を追加しました。今日のは1966年、フィルハーモニア管とのライブです。クレンペラーのベートーヴェンは今年はこれでおしまいかな?自分でもどれを書いたらいいのか分からなくなってきました!


12月14日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第5番、第7番(55年モノラル)及び同一セッションの第7番(ステレオ)」を追加しました。詳しくはクレンペラーのページをお読み下さい。

音質問題は個人の許容範囲で決まりますからあまりはっきりとしたことは言えませんが、あまり神経質なのも自分で困ります。いい音で聴きたいのはやまやまですが、大事なものを見落としてしまいますので、私個人としてはオーディオにはそれほどお金は欠けていません。音のマニアではないからです。

しかし、個人差はかなり大きいようです。この間、クラシック井戸端会議を見ていたら私の大好きなヨッフムのブルックナー全集の話が出ていました。シュターツカペレ・ドレスデンのロマンティックに話が及んでいたと記憶していますが、何とある人が「このロマンティックはノイズに埋もれている」と書いていらっしゃったのです。私は一瞬目が点になりました。確かに70年代の録音ですから古くはなりましたが、あの優れた演奏を何度も聴いていてノイズがあるなどと感じたことが一度もなかったのです。それどころか、非常に臨場感のある録音だと思っていたのです。もっともあの全集では8番の録音が、というよりはリマスタリングがひどく、極めつけの名演奏をぶち壊していますから、全部が優れた録音ということはできないのは事実ですが。人によって音質に関する許容度がこれほど違うのです。全くびっくりしてしまいますね(私が鈍いだけかな?)。ですから、私が音質に言及しているところでは皆さんも異論があるかもしれません。個人差の問題だと思ってご容赦下さるよう、お願い申しあげます。


12月13日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第6番田園と第8番」を追加しました。コンセルトヘボウを指揮したライブ録音です。

この録音はなぜか最初のところだけにざらざらとノイズが混入するのですが、その後は全く聞こえなくなります。モノラルでありながら音質は上々。きっと、大手のレーベルでリマスターすればさらに飛躍的に音質が向上するのではないでしょうか。

ところで、ゲストブックに最近書き込みが増えてきてとても嬉しいです。潤さんが今年のベストCDを紹介されていますが、どんどんやって下さい。よほど公序良俗に反するものでもない限り何を書いても結構です。私はこのところクレンペラーのページの更新に忙しく、新譜を1枚も聴いてないので私も皆さんの意見をお伺いしたいと思っております。ゲストブックの中で皆さんの意見、情報を交換するのは大歓迎ですから躊躇せずにやって下さいね。ただ、「フォルカーの部屋」でこの間起きたようなダフ屋じみたことだけはやめて下さい。楽しい趣味のページですから。


12月12日:本日は準備のため、クレンペラーのページの更新は休みます。毎日書き続けるにも大作ばかりが残ってきて、土日に準備をしないと間に合いません。何卒ご容赦下さい。

ところで、クレンペラーのブラームス交響曲(国内盤)がEMIから一挙に発売されたようですね。例のグランドマスターシリーズです。輸入盤しか手に入らなかっただけに朗報でしょう。どれもいい演奏です。音質がどうなったかは聴いていないのでわからないのですが、古い録音でしたからリマスター効果が大きいかもしれません。どなたか新しい盤を聴かれた方はご報告いただけないでしょうか。しかし、ジャケットは見るも無惨な情けない姿になっていますね。再発される度にジャケットが下品になるのはもうあきらめているとはいえ、あれでは地獄にいるクレンペラーが可哀想ですよ。EMIさん、何とかならないのですか?

ちなみに、今回発売されたグランドマスターシリーズの中にシューリヒトのモーツァルトが入っていましたね。これには驚きました!これはかつて輸入盤で入ってきたもので、国内盤が発売されるとは思っても見ませんでしたから。すごくいいですよ。1960年のザルツブルクでのライブ録音。オケはウィーンフィル。曲目はモーツァルトの「プラハ」ヴァイオリン協奏曲第3番、「ジュピター」です。ヴァイオリン協奏曲のソリストはあのボスコフスキーときています!実はこれ、私の宝物のCDなのです。音質はモノラルながら最上級だし、演奏が極上。古き良き時代を感じさせる名演です。モーツァルト演奏のひとつの理想かもしれません。もしまだこれをお持ちでない方は、ぜひ聴いてみて下さい。きっとあなたの宝物になりますよ。


12月11日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのコリオラン序曲」を追加しました。え?そんな短いやつだけかって?そんなこと言わないで下さい。すごい演奏ですよ。本当ですよ。DISQUES REFRAINのあのCDです。

ところで、今日初めて知ったのですが、レコ芸でやっているレコードアカデミーの98年交響曲部門の受賞はヴァントのブルックナー第4番だったそうですね。管弦楽曲部門ではアバドの「ロミオとジュリエット」だったそうです。ヴァントの演奏は「やはり」と誰もが納得するでしょう。演奏・録音ともすごい出来です。あれだけ高いレベルの演奏は今後もなかなか現れないんではないでしょうか?

しかし、しかしですよ、アバドの「ロミオとジュリエット」はどうでしょう?私の好きな曲だから買って聴きましたけど、あれは音響的にはすばらしいけれども、内容が空虚ですよね。ベルリンフィルが無茶苦茶うまいのはこれでもかこれでもかって思い知らされるんですけど、あの魅力的な音楽がただ鳴っているだけで、何も伝わってこない演奏だと私は思っていたんですけれど。読者のみなさん、どうお考えですか?


12月10日:ううう、寒いですね。寒いのに山にはよくよく雪が降っていません!いやになってきました。今週末もスキーは断念でしょうか?今年は本格的な冬になるというので期待したのに、これでは史上最悪ですね。

今日の更新内容は以下のとおりです。

その1:クレンペラーのページに「ブラームスのドイツ・レクイエム」を追加しました。DISQUES REFRAIN盤です。

その2:「クレンペラーのベートーヴェン」を3つに分割しました。

交響曲第1番〜第3番」「交響曲第4番〜第9番」「交響曲以外」です。ついでに「クレンペラーのモーツァルト」も「クレンペラーのモーツァルト」と「クレンペラーのモーツァルト オペラ」に分割しました。

私は重いページをたくさん見てきましたので、いかに軽くするかをかなり考えてAn die Musikを作りました。しかし、更新する度に重くなってきます。軽いページでなければ読者が迷惑するだけなので、こんな風に分割しました。いかがでしょう?まだ重いでしょうか?


12月9日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第2番<復活>」を追加しました。コンセルトヘボウとウィーンフィルを指揮した2枚です。

クレンペラーはマーラーの2番を各地で録音しています。啓蒙したかったのでしょう。将来も演奏されるのはこの2番と9番及び歌曲だと言っていますが、実際はそんなものではなく、交響曲全曲が頻繁に演奏される状態です。さすがのクレンペラーもまさかマーラーの音楽がこれほど広く受容される時代が来るとは思わなかったのですね。

今回のCD、特にコンセルトヘボウとの1枚はそういったクレンペラーが、師の音楽を広めるという啓蒙的なレベルを通り越し、溢れる共感を指揮棒に託した演奏です。ご一聴下さい。


12月8日:クレンペラーのページに「アメリカ時代のクレンペラー」を追加しました。今回のCDはやや内容に乏しいので書き方も散漫になってしまいました。すみません。アメリカ時代のCDにはもっと充実したものがありますのでもう少しお待ち下さい。


12月7日:

その1:クレンペラーのページに「ハイドンの交響曲第101番(時計)」を追加しました。

ハイドンと聞いて、みなさんどう思われます?嫌いだったりしませんか?私は小学校か中学校の音楽の時間に聞かされて無茶苦茶退屈しました。毒にも薬にもならない無味乾燥な演奏ばかり聞かされていたのでしょう。ひどいものです。一体誰が曲目や演奏家を決めているのか分からないのですが、あれではクラシックを好きになるわけがないですね。年をとってきてから自分でハイドンのCDを買い、いろいろな演奏を知るようになると、そんなことがようやく分かってきます。

私は何もハイドンをやめて「ムツェンスク郡のマクベス夫人」とか「法悦の詩」を聞かせろと言っているわけではないのです。「古典派」というものを教えるにはやはりハイドンは欠かせないでしょう。問題は教材です(先生の質の問題も大きいですね)。学校の音楽の先生が音楽が好きでないからなのかもしれませんが、もっと面白い演奏を探す工夫をするべきだと私は考えています。例えば今日のCDは、いわゆる海賊盤ですが、音質、演奏ともに最高の水準です。こんな演奏で聞いていたら、私は音楽を真剣に勉強したかもしれません。

そうそう、このハイドンも、EMIからリマスタリングされて出てこないものでしょうか?音質がどう変わるか確認したいものです。

その2:リンク集を拡充しました。相互リンクにご協力下さった諸先輩方、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願い申しあげます。


12月6日:クレンペラーのページに「クロール・オペラ時代のクレンペラー」を追加しました。「クレンペラーのオムニバスCD」に入れようかとも思ったのですが、それでは価値のないCDのようになってしまうので新規ページにしてみました。


12月5日:クレンペラーのページに「ブルックナーのロマンティック」を追加しました。VOX盤です。モノラルですが、鑑賞に十分足りる音質です。私は下手なステレオ録音より上質なモノラルの方が好きなので、こうした演奏もよく聴くのですが、これだけの面白い演奏だとやはりステレオで聴きたくなってきますね。

なお、本日私の手元にやっと、「クレンペラー 指揮者の本懐」(シュテファン・シュトンポア編 野口剛夫訳 春秋社)が届きました。読者のスシ桃さんから「こんな本が出ましたよ!」という連絡を受けてからずいぶん日がたってしまいました。近くの本屋になかったものですから、紀伊国屋BookWebで頼んだのですが、店頭にあるものを送ってくるのではなく、いったん出版社の春秋社に発注、それが紀伊国屋に届いてから送っているようです。アメリカにCDを注文すれば1週間もたたないうちに自宅にCDが届く時代に、何という悠長さでしょうか。

ところで、この「クレンペラー 指揮者の本懐」はすごいですよ。クレンペラーに関する情報が満載。これだけの本は現在絶版になっている「クレンペラーとの対話」以来でしょう。クレンペラーファンは早く買っておくべきです。ただし3200円ですが。


12月4日:昨日まで日付を入れ忘れてました!すみません!

クレンペラーのページに「ベートーヴェンのフィデリオ」を追加しました。

追加したところでファイルサイズを確認したらびっくり。クレンペラーのページでもベートーヴェンのファイルだけが結構な大きさになっていました。ベートーヴェンはクレンペラーにとって最も重要な作曲家ですから録音が多いのは承知していました。が、それを少しずつ紹介していったので、気がつかないうちにファイルが大きくなったのです。これには困りました。私がホームページを作る際、最大の目標は「軽いページにする」ということでした。そのため、CDジャケットの写真も画質をわざわざかなり落として軽くしたつもりだったのです(CDジャケットの写真で4KBを超える写真はないはずです)。これでは読者の中には「なかなか開かないよ」という人がいらっしゃるに違いありません。申し訳ないです。クレンペラーのベートーヴェンはまだまだ更新予定がありますのでこれは大問題です。早いうちに対策を考えますので今日は我慢して下さいね。

ところで、今日志賀高原のゲレンデ状況を見ると、積雪量は変わっていないのに、どのゲレンデも「一部滑走可」から「全面滑走可」になっているではありませんか!雪が増えていないのだから、おそらくは土日の商売を考慮して無理矢理「全面滑走可」にしたのでしょう。その気持ちは分かるのですが、恐いですね。30センチの積雪のところで下手に滑ると石やらブッシュやらで変な転び方をして怪我をしそうだし、板が使い物にならなくなりますよね。

そういえば2年前、雪不足の年末年始には安比にいた時のことを思い出しました。安比には140センチの雪があると書いてあったので行ったのですが、とんでもない。累計で140センチあったのかもしれないけど、実際は30センチくらい。ゲレンデには石はごろごろ、ブッシュはぼうぼう。恐くてターンできませんでした。地元の方々の収入にかかわる問題なのは理解するとしても、もう少し良心ある表示をしてもらえないでしょうか?


12月3日:クレンペラーのページに「メンデルスゾーンのフィンガルの洞窟」を追加しました。今日のは短い曲だったし、正規録音があるからやめようかなとも思ったのですが、クレンペラーのメンデルスゾーンは絶品だし、もったいない録音なので入れておきました。

ところで、週末の初滑りはついに断念しました。月曜日まで休んで志賀高原に行く予定だったのですが、意外に今週は雪が増えなかったのです。北海道はさすがに大雪なのですが、こちらはまだまだですね。こうなると来週も心配です。来週も山間部で雨の予報が出ています。まとまった雪が期待できません。雪が降ると土日に更新の準備ができないと思って大急ぎで更新してきたのですが、この有様でがっかりでした。仕方ないので(?)今週末も更新しますです。

それと、スシ桃さん、ゲストブック移転記念に書き込みありがとうございました。「例の本」はまだ届いていません。日本の流通機構はどうなっているのでしょうか?


12月2日:

その1:クレンペラーのページに「モーツァルトのピアノ協奏曲第25番」を追加しました。

ソリストはバレンボイムです。バレンボイムにはイギリス室内管およびベルリンフィルとのモーツァルト録音がありますから、この演奏は日の目を見ていないようですが、もったいないです。EMIさん、こんなすばらしい演奏は宣伝しなきゃ駄目ですよ。

その2:トップページにある「ゲストブック」の位置を変えてみました。設置以来、どうも書き込んで下さる方が少ないので悩んでいたのですが、「きっと場所が悪いからだ」という結論に達しました。これで書き込みが急増するに違いありませんね!(そうかなあ?)


12月1日:

その1:クレンペラーのページに「モーツァルトのホルン協奏曲」を追加しました。モーツァルトのホルン協奏曲というと、デニス・ブレインのCDが超有名ですが、こちらも意外にいいです。私も驚いた1枚でした。

その2:クラシック音楽関係リンク一覧斉諧生音盤志を追加しました。有名なページですのでもうご存じですよね?私と同年齢の方が作っているとはとても思えない恐るべきページですね。レイアウト、こだわり、文章、どれをとってもすごいです。


11月30日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、リストのピアノ協奏曲第1番」を追加しました。

早いものでAn die Musikを公開してからちょうど1ヶ月が過ぎました。公開してからも工事中のところを少しずつ更新していったのでとても忙しい毎日でした。クレンペラーのページなど、かなりのペースで更新しているにもかかわらず、まだまだ終わりません。さすがの私もだんだん息が切れてきました。しかし、そうした努力の甲斐あって、公開1ヶ月で2000件を達成!嬉しいです!これほどの反響があるとは思ってもいませんでしたから嬉しさ100倍です。これからも時間と体力の続く限り更新していきますのでAn die Musikをよろしくお願いします。


11月29日:クレンペラーのページに「モーツァルトの交響曲第25番、ベートーヴェン交響曲第7番、マーラーさすらう若人の歌」を追加しました。

予想していた人もいると思いますが、昨日の続きです。演奏は昨日のCDほどすごくはないのですが、コンセルトヘボウでのクレンペラーについてちょっと書いてみましたのでお読み下さい。

毎日モノラル録音についてばかり書いたので明日はステレオ録音盤について書きます。乞うご期待!

なお、「クレンペラーに関するリンク」をクレンペラーのページのトップに追加しました。驚いたことに私の知っている限りクレンペラーをまとめて扱っているページはAn die Musikを含めて世界に3つしかありません。もっとクレンペラーを紹介しまくれば、クレンペラーの人気が高まり、EMIあたりから隠れたCDが出てくるのではないかと期待しています。Syuzoさん、がんばりましょうね!


11月28日:クレンペラーのページに「ヤナーチェックのシンフォニエッタ、バルトークのビオラ協奏曲、シェーンベルクの浄夜」を追加しました。コンセルトヘボウとのライブです。ややマニア向けですが、楽しみでしょ?

便宜的に「クレンペラーのオムニバスCD」の中に入れていますが、そのうちに移動させるかもしれません。

ところで、今日は今年最後のテニスをしてきました。今年もうまくなりませんでした。がっくしです。磨きがかかったのはフレームショットだけで、恥ずかしい限りです。今日の最後のショットもフレームショットでした。ああ情けない。

来週からはいよいよスキーです。しかし、先週末に各地で雪が降った後、まとまった雪が降っておらず、予報では来週の上越は雨だとか。なかなか思い通りにことは進みません。来週のスキーはできるのでしょうか?


11月27日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンのエロイカと大フーガ」を追加しました。エロイカは先に出ていた国内盤ともORFEO盤とも違います。55年のモノラルの正規盤です。これもすごいのでご覧下さい。

本日ゲストブックに書き込まれた読者に私どもの夫婦仲をご心配いただきました。確かにこの更新は猛烈な駆け足でやってますので大変なのですが、女房はあきらめているようです。なお、私の文章は女房の検閲が入っています(この文章も)。女房が読んで分からなかったり、くだらないと全文書き直しを命じられるのです。ひどい!こんな目に遭いながら更新している亭主は私だけかもしれません。


11月26日:クレンペラーのページに「モーツァルトのセレナード第12番、交響曲第41番ジュピター」を追加しました。ただし海賊盤です。音質や、拍手のカットの方法に問題があるのですが、面白いCDです。覗いてみて下さい。

クレンペラーのページは別にディスコグラフィを目指しているわけではないので海賊盤は最小限にとどめたいのですが、そうもいってられないかもしれません。重要な録音がたくさんありますから。困りました。

でもそうこうしているうちにクレンペラーはもういいという読者も出てきそうです。心配です。今年いっぱいくらいはクレンペラーのページを集中してやって片づけたいと考えているのですが、どうでしょうか?そうしないと、CD試聴記が書けないし、「次の企画」ができないのです。「次の企画」があるのかって?あるんです。まだまだ準備中ですけど。


11月25日:クレンペラーのページに「ブルックナーの交響曲第7番」を追加しました。

誰も気にもとめてないと思いますが、私のホームページの正式名称は「An die MusikクラシックCD試聴記」といいます。ですから、本来は「CD試聴記」のコーナーがメインなのですが、今週は(来週もか)更新できそうにありません。しばらくはクレンペラーのページに集中します。クレンペラーに興味がないという人もいるかもしれませんが、たまには読んでみて下さい。新しい発見があるかもしれません。

なお、クレンペラーのCDについて書くのが疲れたら突然別のページを更新するかもしれませんのでご了承下さい。


11月24日:クレンペラーのページに「ワルキューレ」を追加しました。

ところで、クレンペラーについてはおなじみSyuzo's Homepegeで私が尊敬する鈴木秀三さんが健筆をふるっておられます。ご存じの方も多いと思われますが、鈴木さんは極めて深い音楽の理解をされる方ですので、ぜひお立ち寄り下さい。私自身も鈴木さんの「クレンペラーを聞く」を楽しみにしております。これでクレンペラー大ブームになるか?楽しみですね。


11月23日:クレンペラーのページに「魔笛」を追加しました。

先週から駆け足でクレンペラーのページの更新をしています。しかも大曲ばかり。An die Musik立ち上げまでに書くのが間に合わなかった曲ばかりなのですが、やはり毎日書くのも応えます。今日は更新を休みたかったのですが、日本各地でスキー場開きをしているため、ゆっくりしていられません。いてもたってもいられないのです。なんと私のスキーのお師匠様は金曜日に会社を休んで箕輪スキー場に行って来たといいます。許せません!ふざけてますね。でも私の頭の中も既に白銀の世界。とうとう冬が来てしまいました。まだまだホームページは工事中なのに!時間と体力が足りなくなってきました!


11月22日:クレンペラーのページに「クレンペラーのヘンデル」を追加しました。といっても、「メサイア」のことですが。

最近立て続けにクレンペラーが指揮した大規模な声楽曲について書いています。どれも信じがたい演奏です。クラシックファンの中でも声楽曲はどうも苦手だという人は多いのですが、この際クレンペラーのCDを聴いてみることを強くおすすめします。声楽曲にはクレンペラーのエッセンスが詰まっていると言っても過言ではありません。おそらく、一度聴けば病みつきになるでしょう。

なお、女房がまた「ぶーとんギャラリー」を更新しました。クレンペラーとは全く異質な世界なのですが、たまにはのぞいてみて下さい。

ところで、本日読者から「ネットスケープ・ナヴィゲーターで見ると、画面が大きくずれて見える」とのご指摘がありました。今までは大丈夫だろうと高をくくっていたのですが、ネスケで見てびっくり!こんなひどい状態だったとは!このページを公開して22日目です。ネットスケープ・ナヴィゲーターであんなひどい画面を我慢して見ていらっしゃった方、本当にごめんなさい。朝方女房が全部直しておきました。深くお詫び申しあげます。今後はネットスケープ・ナヴィゲーターでも動作確認をいたしますので何卒ご容赦下さい。


11月21日:クレンペラーのページのベートーヴェンに「荘厳ミサ曲」を追加しました。

クレンペラーの最大の傑作といわれるこの演奏を今まで取り上げていなかったのはちょっと恥ずかしいですね。土日は更新をしないつもりだったのですが、そんなことを言っていてはとてもクレンペラーのページが完成しないし、冬がきてしまいますのでしばらくはがんばることにしました。


11月20日:クレンペラーのページに「クレンペラーのバッハ」を追加しました。

クレンペラーのページは意外にも多くの読者が読んで下さっているので嬉しいです。今更ながらクレンペラーの隠れた人気には驚かされますね。

クレンペラーのページはまだまだ工事中です。EMIシリーズさえ終わっていません。今後少しずつ書き足していきますから、何卒ご容赦下さい。何人かにはメールでお知らせしたのですが、わずか数行の文章を書くにも、CDを2,3回は聴き直しています。クレンペラーのバッハが11月1日のホームページ開設に間に合わなかったのもそのためです。少しずつしか進みませんので長い目で見守っていただければ幸いです。なお、今回は公開時には端折っていたR.シュトラウスのメタモルフォーゼンと、ワーグナーのジークフリート牧歌も追加しておきました。端折るとさすがにファンの方は気がついてしまうものですね。さすがです。

それにしても今週の更新にはやや疲れました。早くしないと雪が降ってきてしまうと思ったからです。そうした最中、ついに待望の雪が!いよいよスキーシーズン到来です。本格シーズンを迎える前にもっと更新せねば!ああ、時間がもうない!


11月18日:「私が選ぶ名曲・名盤」にシューベルトの「ます」を追加しました。

インマゼールの演奏を聴いてやっぱりはずせないと思ったからです。昔はシューベルトなんて甘っちょろくて聴いていられないと思っていた時期がありました。しかし年をとるにつれてだんだん良さがわかってきました。心にしみるようになってきたのはあるいは今の逆境のせいかもしれませんが。


11月17日:CD試聴記にヴェーグのモーツァルト・プラハ&ジュピターと、シノーポリのリスト・ダンテ交響曲を載せました。

上記のCD試聴記では触れなかったのですが、リストがダンテ交響曲を作曲する際、ワーグナーが助言をしたらしいですね。曰く、「天国は描けない」と。それでリストは天国を作らず、地獄と煉獄の2楽章になったそうです。みなさん、どう思います?もっともだと思いますか?私もそうだろうと最初は思いました。でもこの間マーラーの4番を聴いていてふと思いました。「これは天国の音楽ではないのか?」と。異論があるかもしれませんが私はマーラーの交響曲のいくつかの楽章に天国を感じます。とすれば、マーラーはワーグナーさえ描けなかった世界を描くのに成功したことになりますね。どうでしょうか?


11月16日:その1「私が選ぶ名曲・名盤」にホルストを追加。

ホルスト、といえばあの曲ですが、ちょっとのぞいてみて下さい。こんなこと知ってましたか?私は最近まで知りませんでしたよ。内容は読んでのお楽しみ。

その2「CDプレゼント当選者現る!」

本日、An die Musik読者のAさんがついにCDプレゼントのページに辿り着いて下さいました。11月5日のこの欄でお知らせして以来10日かかったわけですね。このチャイコフスキーのCDはあまりにも有名なのでクラシック音楽ファンはおそらくほとんどの方が持っていると考えられます。そのため普通の読者がそこまで辿り着くだろうかと心配しながら待っておりました。このまま名乗りがないのでは?と一抹の不安が毎日ありました。何とか当選者が現れてプレゼントする私の方がほっとしました。

Aさん、明日早速郵送しますので、アルゲリッチのピアノを堪能して下さいね!


11月13日:An die Musikゲストブックを新設

最初は掲示板にし、読者間でいろいろ話題を取り上げて楽しめるようにしたかったのですが、読者数を考えると時期尚早であると思われました。そのため、みなさまのご意見、ご感想などを書き込める普通のゲストブックにしました。将来、このページがもっと大きくなった時にまた形を考え直したいと思います。いつになるかはわかりませんけど。

ところで、このゲストブックは私でなく、女房が設置しました。さすが女房、何でもやってくれますねえ。


11月12日:ぶーのパワー(たわごと)

みなさんお気付きのようにこのホームページのアクセスカウンターがすくすく伸びています。なんともうじき1000に迫る勢いではありませんか!諸先輩方のホームページのリンクのおかげですね。ありがたいことです。リンクを張って下さった諸先輩方、この場をお借りして再度お礼を申しあげます。

しかし、クラシック音楽のページとしてのAn die Musikは女房のページも内包してます。そのため女房はカウンターの数字に対しては自分もかなり貢献していると思い込んでいます。事実、一昨日公開した「ぶーとんギャラリー」には意外にも各地の女性から絶賛の声があがりました。この声には私も仰天。クラシック音楽の記事には全く無関心な人も、ぶーの写真をにこにこしながら見ているわけですからおかしなものです。実際はクラシックファンの読者が圧倒的に多いのだろうとは思いますが、ちょっと心配になってきました。うかうかしていると、女房のページが増殖してきてしまいそうです。なんとかせねば!早くあちこちのページを更新すべく焦る毎日です。

でも、クラシックのホームページで女房のページがあるのはここだけだと思うのですが、どうなんでしょう?


11月11日:クラシックを聴け!

許光俊さんの「クラシックを聴け!」(青弓社)という本を買ってきました。本屋に入ると、この本が山積み。クラシックの本が山積みにされるなんて、珍しいことです。読んでみると、相変わらずの許光俊節。この方の文章はかなり高圧的ですから、ときどき辟易します。この本のタイトルだって、「聴け!」ですから、その姿勢は徹底しています。しかし文章には独特の切れ味があり、中途半端なことを決して書かないので非常に面白いですね。

許光俊さん、実は私が書きたいなと思っていたことをあちこちで書いてしまっているのでびっくり。もちろん、内容のことではないですよ。書きたい題材です。「コンサートについて」「オーケストラについて」「指揮者について」「評論家について」とかクラシックを鑑賞する際に必ず関わってくる事柄についてです。これだけのことを網羅されてしまうとさすがにあとはもう書くべきことはなくなってきてしまいますね。さすがです。私のページに書きたかったのに!

この本、まだちゃんと読んでないのですが、ひとつ大変共感したことがあります。ヴァントがベルリンフィルを指揮したシューベルトの「未完成」を許光俊さんも絶賛していることです。そりゃヴァントは今をときめく大指揮者ですから、何を演奏しても絶賛されるでしょうけれど、「未完成」については意外と取り上げられてなかったように記憶しています。ですから「私が選ぶ名曲・名盤」でヴァントのCDを挙げたときはちょっと「大丈夫かな?」と思いました。この本を読んで、少なくともあの演奏がただならぬものだと感じたのは私だけではなかったのだと安心しました。付和雷同するわけではありませんが、素人の私が人に「これがいいよ」と言ったりするのは、実ははらはらするものです。


11月10日:女房のぶーとんギャラリーついに完成。

女房が各地で集めたぶーのコレクションです。

実はギャラリーには私も気に入っているものがあります。私どもがドイツで暮らしていた時にバート・ヴィンプフェンという小さな町を訪れたことがあるのですが、ここにたまたまSchweinsmuseum(ぶた博物館)があったのです。中にはドイツ中のぶたが勢揃い!もちろん食べるぶたではなくて、置物のぶたであったり、絵であったりするわけです。そこで入り口から数メートル先でこっちを見てにこにこしているひときわかわいいぶー!それがこの通称「おおらかぶー」です。どうです?かわいいでしょう?え?An die Musikはクラシック音楽のページじゃないのかって?すみません。女房の顔も立てないと後が恐いんです。なお、女房はこのギャラリーをどんどん拡大していくと言ってますから、万が一ぶたにご興味がある方は楽しみにしていて下さい(^^ゞ

また、「ここにこんなかわいいぶーがあるぞ!」とか「私もぶーを集めてます!」という方がいらっしゃたら、ぜひご連絡下さい。女房は千里の道を乗り越えて会いに行きたいそうです。


11月9日:CD試聴記にインマゼールのシューベルト「ます」ほか、と五嶋みどりのチャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲ほかを載せました。

この2枚ともとうの昔に聴かれた方が多いと思われます。ご容赦下さい。どうも書く作業がなかなか進展しないので困っています。

ところで、An die Musikトップページの一番下にあった「掲示板(工事中)」ですが、思うところがあってしばらく掲載を延期します。現在別の形での掲載を考えております。万が一楽しみにされていた方がいらっしゃったら申し訳ないです。廃止するわけでは決してありませんのでご了承下さい。


11月6日:雑感

昨日この欄に「私のページは読まれてない」と書いたのですが、詳細に読んで下さっている方もおられます。ある方は「クレンペラーのページ」にバッハがすっぽり抜け落ちていることなどをご指摘いただいた上、私の好きなオケまで当ててしまわれました。「私が選ぶ名曲・名盤」のページはまだ私の趣味・嗜好がわからないように公平に書いたつもりだったのですが、わかる人にはわかってしまうようです。恐ろしいですね。そんな高いレベルの方に読んでいただき恐悦至極なのですが、そうなるとさぼってもいられません。時間の都合でAn die Musikのオープンに間に合わなかったクレンペラーのバッハやら何やらを作らねばならないと痛感しました。

私は12月から3月末までは土日ともスキー場にこもりますので、勝負は11月中になってしまいます。あと少ししかありません。どれくらいできるか自分でも心配なのですが、細かいところを少しずつ書き足していきますのでよろしくお願いします。

ところで、「CDの買い方」にCDショップとして秋葉原の石丸電気を紹介いたしましたが、意外にもみなさん、ここでCDを売っていることをご存じなかったようです。電気屋さんのイメージが強すぎるのですね。あれほどの店が知られていないというのはもったいないと言うべきか、店自体の宣伝不足と言うべきか...。


11月5日:お知らせ。

An die Musikを1日にオープンした時には一体誰が見てくれるだろうかと戦々恐々でした。が、意外なことに昨日もアクセス・カウンターの数字が増え続け、作った私までもが驚いてしまいました。ありがたい話です。さすがに今日はやや沈静化したようですが、この拙いページをこれほど多くの方々に見ていただけたのは本当に嬉しいです。

Eメールもずいぶんいただきました。国内だけではなく、アメリカやエジプトからもいただいております。インターネットっていいメディアだなってつくづく思いました。メールにはいくつかのアドバイスをはじめ、たくさんのお褒めの言葉、激励の言葉がありました。本当にありがとうございます。

ただ、困ったことに、意外と「私のページ」は読まれていないようです!私のページはクラシック音楽を全く知らない人でも気軽に読めるように気を遣って書いたつもりだったのですが、クラシック音楽というものがやはり敷居が高いのか、女房のページばかりが読まれているようです。もっとも女房に言わせると「難しくて何が書いてあるかわからない」そうですから、私にもかなりの原因があると言わざるをえませんね。

仕方ないのでここでお知らせです。実は私のページを丹念に読んでいくと先着1名様に当たるCDがあるのですが、どなたかお気付きになったでしょうか?そのCDはクラシックファンならまず間違いなく持っていると思われる超有名盤なので「今更要らないよ」という方も多いかと思いますが、そのページを見てEメールさえいただければその最初の1名には必ず郵送いたしますので名乗り出て下さい(1枚だけですみません!)。私はいつ誰がそこのページに辿り着くだろうかとオープンした日から待ち続けております。週明けあたりまでに現れるかどうか、心待ちにしております。


11月4日:リンクを追加しました。

大急ぎで作ったため、リンクをほとんど張れてない状態です。今後少しずつ増やしていきたいと思っていますので、もしAn die Musikを見ていて、ご自分でもホームページを持っていらっしゃる方がおられましたら、ぜひメールでご連絡下さい。


11月2日:CD試聴記にセルのベートーヴェン第5、ケンペのブルックナー第5を書き込みました。

ホームページを公開して丸一日。

アクセスカウンタを見ると、1日でけっこうな数の人が見てくれたようです。定評あるページならともかく、出来立てのほやほやですから、今日は見てくれる人がいるだろうかと正直言って本当に恐怖でした。女房と二人であちらこちらにメールを書きまくったのが功を奏したのでしょう。

むしろ問題はこれからです。といっても気合いを入れたってしょうがないので、マイペースでやっていきます。

今日は昨日の公開までに間に合わなかった2枚を載せます。うちセルのCDはもう既に市場にかなり出回っていて、しかも売り切れになりそうな(?)CDですので遅きに失したという気もしますが、何卒ご容赦を。


11月1日:An die Musik公開。

当初の予定より大幅に遅れましたが、何とか公開することができました。


10月8日:最初のCD紹介を作成いたしました。

ヴァントのブルックナー4番、ブラームス4番、クーベリック&カーゾンのベートヴェンピアノ協奏曲4番&5番、シェルヒェンのベートーヴェン「エロイカ」、ケーゲルのブルックナー第8番です。


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