ARCHIVE OF WHAT'S NEW ?

99年2月〜99年4月

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4月30日:休載のお知らせ

本日はクレンペラーのページを更新する予定で、準備も完全にできていたのですが、どうしても気分が乗りません。残念ですが、私の気分が上り調子になるまでしばらくお待ち下さい。

なお、An die Musik は明日から最低1週間お休みをいただきます。別に私がどこかに旅行に行くわけではありません。仕事が忙しく、ゴールデンウィークもずっと出社であります。更新はしようと思えば十分できるのですが、あまりに激務が続いていますので、世の中がゴールデンウィークに入ったのを機会に、私も一リスナーに戻って音楽に親しみたいと考えています。ゲストブックやメールの対応はもちろんいたしますので、よろしくお願い申し上げます。

なお、ひとつお願いがあります。マイクロソフトのインターネット・エクスプローラーをお使いの方に対してです。ホームページを立ち上げて以来、いろいろな方からメールをいただくのですが、できますれば、オプション画面を一度確認していただけないものでしょうか?マイクロソフトのメーラーでは初期設定がHTML形式での送信になっているはずです。これをテキストファイル形式にしていただけないものでしょうか。HTML形式ですと、私のメーラーであるEUDORA Pro ver.3.0 でも受信はできるのですが、返信をする際に文字化けする可能性が非常に高く、せっかくいただいたメールに正しく対処できないのです。元々このようなユーザーを全く無視したマイクロソフトに責任があるのですが、マイクロソフトを責めても何の解決にもなりません。しかもパソコンを買えば、最初からインターネット・エクスプローラーがインストールされていますので利用者は増えるばかりです。勝手なお願いである上、大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


4月29日:N響の指揮者

先日NHKで放映されたマタチッチとN響のコンサートをビデオに撮っておいたので、女房さんと一緒に見ました。何ともいえない指揮ぶりですね。老齢のために、あまり体を動かすことができないのでしょう。指揮棒を振るのもおっくうな感じです。マタチッチの指揮で面白いのは時々「にやーっ」と笑うことですね。見たことがない人にはわかりにくいのですが、ちょっと、いや、相当不気味であります。

最晩年のマタチッチは日本の音楽ファンにとって、神様のような存在でした。有名オケと来日するわけでもなく、わざわざN響を指揮しに来るわけですが、N響の指揮者であのように熱狂的に迎えられた人はあまりいないのではないでしょうか。かつてN響はスイットナー、ホルスト・シュタイン、サヴァリッシュというドイツ音楽の伝統を守る楽長たちを盛んに招いては定期演奏会を開いていました。が、彼らはN響を指揮してしまうが故にあまり大した名声を得ることもなく、ほとんど忘れ去られてきました。

スイットナーに至ってはベルリンの壁崩壊後、病気だという噂がありましたが、パージされたという話もあるようです。いずれにせよ、姿を隠してしまったことには変わりありません。名指揮者ですから早く復活してほしいところですね。

ホルスト・シュタインは、ドイツ・オーストリアでは大変活躍しているようですが、活動の中心がオペラハウスであるため、日本ではどうも人気が今ひとつです。去年Kochから出たブラームスのCDも値段が高かったせいか、あるいはマイナー・レーベルから出たせいか、はたまた不気味なルックスのせいか、ほとんど話題にならずじまいでした。全くもったいないことです。

サヴァリッシュは今やシンフォニー指揮者として大活躍ですが、この人の指揮で聴きたいという曲が思いつかないところが、何ともこの人らしい点でしょう。有名なシューマンの交響曲全集も、主役はオケであって、サヴァリッシュではないような気もします(これはちょっと言い過ぎかな?)。

このN響が誇る3Sと比べると、マタチッチは図抜けた評価をされていたはずです。84年に演奏されたブルックナーの交響曲第8番は大熱演として有名で、CD化されましたし、テレビでも何度も放映されました。あんな豪快な指揮者がいなくなったと思うと残念であります。

しかし、泣かず飛ばずの指揮者を多く抱えてきたN響もいよいよデュトワというスターを手に入れたわけですが、モントリオールのようにオケが飛躍的に成長することを祈ってやみません。


4月28日:クレンペラーのページに「クレンペラーのショパン」を追加しました。ピアノはアラウです。

世の中はいよいよゴールデンウィーク。いいですねえ。羨ましいです。私の会社はゴールデンウィークがないどころか、土曜日も出社であります(*_*)。頑張ってCD代を稼がねば。


4月27日:バルビローリのマーラー

昨日のCD試聴記には、最初はゼルキンのピアノではなく、バルビローリのマーラー・交響曲第4番を取り上げるつもりでした。例のBBC LEGENDSシリーズの1枚です。

書いてしまっても良かったのですが、どうも書き始めるとうまく書けないのです。好意的に書いて良いのやら、けなして良いのやら、最後まではっきりしなかったのです。「こんな中途半端な文章を載せるわけにはいかない」と思って結局ボツにしてしまいました。確かに演奏はバルビローリのマーラーらしい雰囲気がするし、1967年のライブ録音だった割には気味が悪いほど音質も良いのですが、全体としては楽しめない内容でした。

理由は何か。それはBBC響のトランペットの音色であります。残念ながら、あのトランペットはいただけないです。ライブ録音とあっては多くを求めることはできません。しかし、それを考慮したとしてもあの音色は音楽的でなさすぎます。全くぺしゃんとした音で張りがないのです。まるで極東某国のオケのようで、聴いていると悲しくなってきます。何もトランペットだけで演奏全体をけなしてしまうことに気が引けるのですが、どうしたものでしょうか?やはり「バルビローリのマーラー」ということで、期待が高すぎるのかもしれません。みなさんはどう思われますか?


4月26日:CD試聴記に「ルドルフ・ゼルキンのピアノに浸る」を追加しました。曲目はいろいろ。780円CDでした。


4月25日:教育テレビ「シャルル・デュトワの若者に贈る音楽事典」

最近のNHKテレビのクラシック関係は大変充実してきましたね。もしかすると前からこんなに充実していたのかもしれませんが、ちょっと気にし始めると面白そうな番組が目白押し。昨日も「シャルル・デュトワの若者に贈る音楽事典」が10回シリーズで開始されました。世界的な大指揮者であるシャルル・デュトワを起用して10回番組を作るというのはすごいことです。ギャラだって大変でしょうし、そもそもスケジュールを押さえるのも一苦労だったのではないでしょうか。番組ではデュトワは単なる話し手として出てくるだけではなく、何とビバルディなどの作曲家に扮して登場します。ひょっとすると、デュトワ自身がこんなことを以前からやってみたくてしょうがなかったのかもしれません(きっとそうだ!)。

番組内容は啓蒙を目的としているわけですから、マニアが驚いてしまうような情報が盛り沢山というわけにはいきません。しかし、ベネチアをはじめ、クラシック音楽に関わりのあるさまざまな場所でロケを行っているため、視覚的に楽しめます。サン・マルコ広場などを見ていると、それだけでも嬉しくなります(単細胞な私だけかな?)。またまたヨーロッパに行きたくなってしまいました。そのうえ、オペラハウスなどを見ていると、体がうずうずしてきてたまりません。日本にまともなオペラハウスが一つとしてないことがよけい憧れを強くしてしまいます。その意味では罪作りな番組でもあります。

話を元に戻しますと、「シャルル・デュトワの若者に贈る音楽事典」第1回は「歴史はベネチアから始まった」でした。昨日の放映時間は午後8時から9時。毎週同じ時間になるかどうか疑問ですが、楽しみです。ご家族と一緒に見るときっと楽しいですよ。


4月23日:「ときめきウィークエンド」のページを追加しました。なんだかすごく恥ずかしいタイトルですね(^^ゞ いつもクラシックばかり聴いているのもなんなので、顰蹙を買うことは覚悟のうえで、こんなページを作ってしまいました。クラシック音楽以外のCDを、全く不定期に掲載いたします。ご容赦下さい。


4月22日:家庭内闘争

先日ゲストブックに、奥さんの視線を気にしながらCDを買い集める読者の書き込みがありました。苦労されてますねえ。他人事ではありません。私も結婚直後、女房さんの強い反発に会いました。

特に私の場合、買ってくるCDの枚数が多かったため、大変でした。女房さんは、まさか世の中にこれほど大量にCDを買ってくる人がいるとは夢にも思わなかったので、私のことをとんでもない浪費家だと思ったようです(そのことは決して間違いではないかな?)。

さらに、よく見ると、どうも同じ曲のCDばかり買ってきているようです。これは女房さんにとって大きな疑問だったといいます。「なぜ同じ曲のCDがいくつもあるのか?1枚あれば足りるのではないか?どうせ同じ曲なのではないか?」ということです。

みなさんも私と同様、同じ曲のCDをたくさん持っていませんか?クラシック音楽を聴き始めると、しばらくはいろんな曲を聴きたい、知りたい、という欲求が強くなり、バロックから現代音楽までどんどんかじっていきます。しかし、ある程度聴き続けると、クラシック音楽では演奏家によって、演奏が信じられないほど違ってくるのに気がついてきます。ここからが大変なのです。そうなると、たとえばモーツァルトの「ジュピターで」あれば、「ジュピター」ばかりどんどん聴いてみたくなります。その結果、CDは山のように増えてくるわけです。

さて、女房さんにこの事情を理解してもらうためにはどうすればよいでしょうか。女房さんの理解がない限り、われわれは家の中で虐げられ、邪魔物扱いされてしまいます。私どもの趣味を追求していくためには何とか女房さんを静かにさせなければなりません。

簡単な方法が一つあります。一度、女房さんを隣に座らせて、女房さんが好きな曲を徹底的に聴き比べすればよいのです。

我が家の場合、女房さんがかつてブラバンで演奏したことがあるというシベリウスの「フィンランディア」を使いました。その際に聴いたCDは10枚。冒頭の数分だけを全部聴かせました。これは大変な効果がありました。あまりの違いに女房さんもびっくり(その違いは聴き比べを企てた私の想像以上でした)。演奏家によって演奏が全く異なり、聴き比べがすることがいかに価値のあることか、おかげでよく理解してもらえました。それ以来、同じ曲のCDを買ってくることに対してはとやかく言われることは非常に少なくなりました。

ところが、女房さんもしばらくしてその理解がなんの解決にもなっていないことに気づきます。CDが増えてくることに全く変わりがないからです。猿並の頭脳の女房さんでも「どうも騙されたのではないか」と気がついてしまいました。

結局家庭内闘争は再燃するわけですが、今度は「面白いCDを買ってきた」といっては聴かせるようにしています。少しは効果がありますが、さすがにこれには騙されません。最近闘争がかなり沈静化してきたのは私がホームページを作っているからです。しかも順調に発展しているためで、この成長が止まれば、また闘争が激化するのは火を見るより明らかです。いったいどうなることやら。


4月21日:クレンペラーのページに「シューマンの交響曲第4番、ほか」を追加しました。今回も「ほか」の部分が大事です。


4月20日:巨匠神話

先週金曜日のクレンペラーのページで、レブレヒトの「巨匠神話」(文藝春秋)を引用しました。この本は一時書店でも結構見かけたので読まれた方も多いかもしれません。この本では有名な指揮者たちの面白いエピソードが語られていて興味が尽きません。面白い話はたくさんありますが、私にとってはブルーノ・ワルターに関する話が面白くもあり、また非常にショッキングでありました。

「巨匠神話」によれば、ブルーノ・ワルターは大変な偽善者で、性格の悪さは天下一品だったらしいです。本から抜き書きいたしますと、驚くべきことに次のような言葉がでてきます。

驚きましたね。しかし、そんなことは私はこの本を読むまでは全く知りませんでした。ワルターといえば、コンサートの前にはモーツァルトの霊と交信するとまでいわれ、その暖かみのある風貌とあいまって、聖者のような人だと私は思い込んでいました。ナチスに迫害を受けた際には自分だけが標的になっただけでなく、家族までが無残な死に方をしています。そういう知識があると、よけいワルターを美化したくなるのですが、レブレヒトは従来のイメージを木っ端微塵に打ち砕いてしまいました。

ただし、困ったことに、「巨匠神話」日本語版では出典が全部削除されています。出典なしでもかなり厚い本になっていますから、さらに詳細な出典を付けると、本が厚くなり、2分冊になってしまいます。そうすれば値段も跳ね上がり、売れ行きも落ちるだろうと編集者は考えたのでしょう。しかし、そう考えた編集者は本作りの基本を全くなおざりにしていると思います。本来書物というものは一回読んだら終わりという性格のものではなく、何度も読み返し、調べものをする際にも使われます。出典がないということは、とりもなおさず、内容の裏を取っているかどうか分からないということです。著者レブレヒトにすればものすごい労力をかけて集めた情報であるのに、それが編集者の浅知恵のためにうやむやにされるわけで、本の価値がそれだけで半減しています。きっとレブレヒトはこの事実を知らないのではないでしょうか。全く残念なことです。

ところで、ブルーノ・ワルターに戻りますと、レブレヒトはこうも書いています。

私もそう思います。レブレヒトの本を読んだ後でもやはりワルターの音楽はすばらしく聞こえます。プライベートはあくまでもプライベート。音楽は虚心坦懐に聴くのが一番でしょう。下手に知識は詰め込まないほうがいいかもしれません。


4月19日:CD試聴記に「マタチッチのブルックナー交響曲第4番<ロマンティック>」を追加しました。ブルックナーが最近多いかな?しばらく自粛しましょうか。


4月18日:夢

いつか雑誌を読んでいたら、東大の伊藤元重教授が、「夢にマルクスとケインズが現れた」という話を書いていました。その時私は「さすが、経済学の先生ともなると、見る夢が違うものだな」と感心したものです。

ところが、この間私の夢枕に何とフルトヴェングラーが出現してしまったのです。これは私も驚いてしまいました。私は伊藤元重教授の場合と違って音楽関係のことを仕事にしているわけではないので、そのような夢を見ること自体、いかに仕事に身が入っていないかということの現れなのであります。ですから、その夢を見た日は大変ショックでありました。夢にフルトヴェングラーが出るなどというのは、仕事は2の次にして音楽、いや正確にはホームページのことばかり考えてきた証拠であります。

しかし、困ったことに、パソコンの前に座ると、ついつい更新したくなってきます。先週も調子に乗って長々とした文章を書いてしまいました。金曜日のクレンペラーは最後まで読んでくれた人がいらしたかどうか心配です。本来「What's New?」も土日には更新するつもりはなかったのですが、最近はついつい...。どうもホームページを作ること自体が趣味になってきてしまったようです。好きで作っているため、いくら書いても全く苦にならないのも考え物です。これは本末転倒ともいうべき、由々しきことでもあります。我ながら反省せざるを得ません。

でもホームページを作ってきて良かったことは沢山あります。まず、読者の方々との出会いであります。ゲストブックや、ダイレクトメールでいただく読者の方々からの声援にはいつも心打たれるものがあります。それでまたやる気を出してしまうのであります。それと、自分の音楽の理解度が飛躍的に高まってしまったことです。音楽を言葉で表現しなくてはならないためでもありますが、1年前の私に比べると、理解度に雲泥の差があります。おそらくあと1年もすればさらに深まってしまうでしょう。他には、女房さんが亭主を見直してくれたことでしょうか?クラシック音楽のCDをたくさん買ってきてはいつも怒られていたのですが、最近は大目に見てくれているようです(これは大きいぞ!)。うーん、これでは音楽とホームページ作りにまだまだのめり込みそうです。そのうちにまた夢に誰か出てきそうです。でもクレンペラーやトスカニーニあるいはセルのような恐い人には出てきて欲しくないですね。そんな人が出てきたら恐くてすぐ夢から醒めてしまいそうです。

皆さんもそんな人たちが夢に現れたりしていませんか?


4月16日:クレンペラーのページに「The Complete 78 rpm Recordings」を追加しました。ちょっと長いです。週末ゆえ、お許し下さい。


4月15日:リンクに「クラシック招き猫」を追加しました。クラシック井戸端会議が名前も新たに新装開店しました。既にかなりの賑わいを見せているようです。楽しい話題が盛り沢山なので私もよく覗いています。皆さんもどうぞ。

そういえば昨日ザンデルリンクのCDをプレゼントする旨CD試聴記の最後のところに書いたのですが、名乗りが上がったのは本日朝10:20。何とブルックナー交響曲第3番の終楽章を自ら編曲してMIDIデータを作ってしまったというクラシック超上級者の方が当選いたしました。週末には送付いたしますのでよろしくお願い申しあげます。

ところで、このプレゼントの件、「その日のうちには反応があるかな?」と思っていたので、翌日まで反応がなかったのは意外でした。理由は何だったのでしょうか。

最初の理由の場合であれば、これは私の紹介不足ですね。「ブルックナーの難曲」とまで書いてしまいましたので、少し反省しています。この曲のファンの方ごめんなさい。でも私も好きな曲でありますのでご容赦下さい。

真ん中の理由の場合。私の文章が最近どんどん長くなっているので、おしかりを受けることがたまにあります。なんでも「長くて会社で仕事の合間に見れない」そうな。私は長くしようと思って書いているわけではなく、書いていると止まらなくなってしまうのであります。少しは短くする努力をしておりますのでご勘弁下さい。

最後の理由の場合。ゲストブックには公序良俗に反しない限り何を書き込んでも構いません。それこそ「今日はこんなラーメンを食ったがとてもうまかった!」とかいう内容でも結構です。恥ずかしがらずにご参加下さい。クラシック音楽に詳しくないからといっても何でもないですよ。みんなで楽しくやりましょうね。


4月14日:CD試聴記に「スクロヴァチェフスキーのブルックナー交響曲第3番、ほか」を追加しました。なお、試験的に今回からCD番号を書いておきます。輸入盤と国内盤で番号が違う場合もあると思いますのでご容赦下さい。古いCDの場合には番号自体が存在しなくなっている可能性もあります。また、海賊盤の場合はおそらく取り寄せはできないと思います。理由は...。


4月13日:人の顔

MOSTLY CLASSIC 4月号は先般来日したウィーンフィルの記事でいっぱいです。表紙からして同行したムーティの大写し。中にもムーティの写真がここあそこにあります。実は私、昔からムーティは誰かに似ているぞと思っていました。その謎が自分でも解けないで悶々としていたのですが、この間テレビを見ていてやっと分かりました!志村けんです。え?似てない?いえいえ、似てますよ。あの顔の形から彫りの深いところまでそっくりですよ。特に口元(MOSTLY CLASSIC 15ページを見よ)。

ムーティといえば小男なのがよほどコンプレックスになっているのか、やたら自分を大きく見せようと必死に努力している姿が何ともいえません。でもいい指揮者なのですから、「肩肘張らずにやっていけばいいのに」と思うのは私だけでしょうか。たまには羽目を外して、バカ殿になり切ってみるのもいいかも。

そういえば、昨日下に書いたEMIアーティスト、誰だか分かったでしょうか。「てめえ、許せん」とか誰かに言われてしまいそうだったのでやや緊張していたのですが、無事1日を過ごすことができました。私は余りにもはっきりものを言ったり、書いたりする癖があるので気をつけてはいるのですが、限度を超していそうなときにはそっとメールで教えて下さいね。「ムーティ=志村けん発言は許せない」って?うーん。やはり危ないですね。


4月12日:「私が選ぶ名曲・名盤」を久しぶりに更新し、「シベリウスの交響曲第5番」を追加しました。本当は斉諧生音盤志が交響曲第4番について特集しておられますように、たくさん聴き比べした結果を載せたかったのですが、何種類か聴き進むうちに女房さんがどんどん不機嫌になってきて、とうとう断念してしまいました。

なお、「私が選ぶ名曲・名盤」のコーナーでは原則的には名盤を取り上げるわけですが、個人的には迷盤・駄盤も取り上げないと、名盤の良さは分からないのではないかとも思っています。今回は書きませんでしたが、シベリウスの交響曲第5番についても名盤ガイドで言われている名盤には疑問があります。例えば、EMIから出ている超売れっ子若手指揮者による某盤はなぜ名盤といわれているのか私には皆目見当がつきません。

えっ?それはどの録音だって?うーん。ファンに闇討ちにされそうなので止めておきましょうか。


4月11日:東松山焼き鳥の旅

東松山のおいしい焼き鳥の図埼玉県の真ん中にある東松山市。池袋からは東上線で約1時間。小さな街ではあるのですが、ここは知る人ぞ知る焼き鳥の街であります。日本でも珍しい焼鳥屋さんの組合があり、なんと42店が加盟しています。もちろん、組合に加盟していない店もありますから、焼鳥屋さんの数はもっと多いわけです。

ここで食する焼き鳥は「うまい!」の一言o(^o^)o 焼き鳥は新鮮な豚のカシラ肉を使い、ネギと合わせて備長炭で焼き上げられます。それだけでもおいしいのですが、東松山名物の「みそだれ」をつけて食べると天にも昇る気持ちになります。この「みそだれ」はそれぞれの店が独自に創意工夫を凝らして作っています。なんでも、白みそをベースにニンニクや唐辛子など十数種のスパイスをブレンドして作られているそうな。上の写真で見る赤いたれがその「みそだれ」。おいしそうでしょ。

昨日は「私にも東松山の焼き鳥を食べさせて!」という女房さんの強いリクエストに応じ、雨の中を一路東松山を目指して走ったのでした。東松山在住の通称浜ちゃん夫妻が「ここぞ」という店を紹介してくれました。いやー、うまいのなんの。これではビールも進んでしまいますね。ヘロヘロになるまで飲んで、食べて気分は最高。皆さんも東松山にどうぞ。

ううう、クラシック音楽とは全く関係のない話でした。すみません<(_ _)>


4月10日:海賊盤

4/7のこの欄でクーベリックのページは「気が向いた時、あるいはORFEOやAuditeなどからまた正規盤が出た時には取り上げていくつもり」と書きました。読者の中には「なぜ正規盤なのだろう?」と不思議に思われた方もいらっしゃるでしょう。クラシックCDの世界では海賊盤の存在意義は無視できません。海賊盤でしか聴けない猛烈なライブ録音が多々あるからです。メジャー・レーベルから発売される「ライブ録音」が「ライブ」と銘打っておきながら、実際にはスタジオ録音同様にパッチワークをしている状態では、無修正の海賊盤だけが音楽家の真の姿を捉えていると言えます。

長らく録音を認めず、したがって正規盤がなかったチェリビダッケの場合は深刻でした。海賊盤であろうとなかろうと入手することが大変でした。ですから、METEORやAUDIORから出た海賊盤はファンにはそれこそ福音であったわけです。ライブ盤が少なかったクーベリックの場合もそうです。例えば、METEORのCD。私も随分持っています。しかし、それとて決して人に薦められたものではありません。一部の店でしか入手できないし、録音データは一切なく、石丸電気が1枚1000円で投げ売りし始めるつい最近まで価格も安くはありませんでした。さらに、ここ1年くらいの間に増えてきたクーベリックの海賊盤(レーベル名はあえて書きません)は目に余るものがあります。ジャケットからして怪しげで、ひどく粗末です。確かにクーベリックのすばらしいライブを聴けるのですが、どうもそうした海賊盤を手にすると嫌な気分にさせられるのです。なんだか、「どうせ買うんだろ、欲しいだろ?」とか思われているようで、買ってしまう度に暗い気持ちになってしまうのです。粗末な作りの割に値段が馬鹿に高いのも腹が立ちます。クレンペラーのページでもDISQUES REFRAINのCDなどを紹介しましたが、クーベリックの場合はちょっと考え込んでいます。さて、どうしたものでしょうか。


4月9日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第7番、ほか」を追加しました。68年、ニューフィルハーモニア管との正規盤です。

今週はかなりハードな更新でした。いつも土日にかなりの分量を書きため、それを加工訂正しながら平日にアップしていくのですが、今週は気合いを入れてクーベリックのページを作ったため、へとへとになってしまいました。しかし、そうした努力が読者に伝わるのか、カウンターの数字はホームページ開設以来最高の伸びを示しました。へとへとになった分がすっかり報われた気がします。読者の皆様、本当にありがとうございました。


4月8日:目覚めの音楽

女房さんが読んでいる「出産準備・育児カタログ」に目を通していたら「0歳の音楽 めざめのときに」と題したCDが目に止まりました。「はて、どんな曲が入っているんだろう?」と思い見てみると、最初の曲からよく分かりません。それは何かというと、「前奏曲ト長調作品32−5(ラフマニノフ)」であります。多分聴いたことがあるに違いないと思いながらも、どうしても思い出せません。いくら考えていても埒があかないので古いCDを引っぱり出して聴いてみました(ピアノ演奏アシュケナージ、DECCA)。すると、まさに目覚めの音楽そのものではありませんか。まだ夢うつつのまま爽やかな朝を迎え、ベッドの中でまどろんでいるような感じ。これは大変な選曲眼です。クラシックの大海の中からこんな曲を選び出し、CDのトップに持ってくるなんて!よくこんな企画もののCDが売られていますが、ありきたりの選曲でつまらないものばかりなのに、これは異色です。もしかしたら選曲者はただ者ではないかもしれません。その証拠に、続く「めざめのときに」の選曲もすごいのです。以下、その曲目を挙げておきますが、皆さんはどう感じますか?とても詳しい人が担当しているようです。これなら大人も十分楽しめますね。


4月7日:「クーベリックのページ」に「モーツァルトの交響曲第40番、第41番<ジュピター>」を追加しました。「クーベリックのページ」の更新はいったんここで休みます。「クレンペラーのページ」の工事がまだ終わっていないからです。

今回ORFEOから出たクーベリックの3枚には困ってしまいました。はじめは「CD試聴記」に入れようかとも思ったのですが、将来的に「クーベリックのページ」を作る構想があったので悩んでしまったのです。「クレンペラーのページ」の工事が終わってからでは遅すぎ、「CD試聴記」で扱うには中途半端な感じがしました。どう考えてもこの3枚は今年のCD界の事件でありまして、大きく取り上げざるを得ません。どうせならちゃんとした舞台を作りたいと思って「クーベリックのページ」開設などという大胆なことをしてかしてしまったのです。冷静に計算してみると、「クレンペラーのページ」の更新は7月いっぱいかかりそうです。ですから「クーベリックのページ」の本格工事は早くても8月からになります。ただし、気が向いた時、あるいはORFEOやAuditeなどからまた正規盤が出た時には取り上げていくつもりです。気長にお待ち下さい。


4月6日:「クーベリックのページ」に「ブラームスのピアノ協奏曲第1番」を追加しました。ORFEOのクーベリック、第2弾です。


4月5日:小林秀雄

ちょっと調べたいことがあって、小林秀雄の「モオツァルト」(新潮文庫)を探しました。手許にはなかったので、近くの本屋に行きましたが、近所の3店ではどこにも置いていませんでした。小林秀雄といえば、かつて受験生であった頃にはしょっちゅう読まされていましたし、本屋には必ず置いてあったように記憶していたので意外でした。さすがに八重洲ブックセンターには置いてあったのでさっそく買い、昔の記憶を辿りながら求める箇所を探し読みました。その部分はすぐに分かったので、「どれ、久しぶりに読んでみようかな」と思い最初から読み始めようとしたところ、どうも体が受け付けません。困ったことに、小林秀雄の文章を5分と読んでいられないのです。昔さんざん試験の時に読まされたということもあるのですが、私自身があくまでも感覚的な人間であり、小林秀雄のように理屈で音楽を理解するということができないからかもしれません。これでは今大学受験をしたら落ちてしまいますね。しかし、小林秀雄の「モオツァルト」は現在どのように受容されているのでしょうか?やはり名作として崇め奉られているのでしょうか。すごい人だったとは思うのですが、未だについていけません。私も高校生の頃あの文体を真似て文章を書いた時期がありますが、恥ずかしい限りです。感覚でしか音楽を理解できない人間が無理をして漢字をたくさん使い、持って回ったような言い方を多用して評論を書いていたわけです。今考えると本当に恐ろしい。今私が書いている文章だって褒められたものではないと自覚はしています。でも小林秀雄の文章が残る限り、亜流の評論家が輩出し続けるのかもしれません。それも恐いですね。


4月4日:「クーベリックのページ」を開設しました。といっても本当に開設しただけです。申し訳ございませんが、本格工事はずっと先になります。ゆっくりやりますので、よろしくお願いします。


4月2日:クレンペラーのページに「ベルリオーズの幻想交響曲」を追加しました。1966年のライブで、オケはニュー・フィルハーモニア管です。

「どうせ幻想交響曲を取り上げるのなら、今巷を賑わせているクーベリック盤を書いてくれよ!」という声が聞こえそうですね。うーん、困りました。


4月1日:島津奔る

話題の本「島津奔る」(新潮社、池宮彰一郎)を読みました。噂どおり、なかなか面白い小説でした。念のため簡単に紹介しておきますと、島津氏は九州は薩摩・大隅の大名です。祖先は源頼朝とも言われる古い家系で、鎌倉時代から江戸時代を生き抜いた一族ですね。この小説は当時の当主島津義弘が戦国時代も末期、秀吉が大坂で死んだ後、悪戦苦闘しながら見事に関ヶ原で薩摩の威名を挙げて脱出、国を守って終わります。

有名なのは関ヶ原の合戦が西軍総崩れになってほぼ終了した頃、島津義弘率いる1600人が世界にも希な正面への退却を行ったことです。家康は目の前に怒濤のように迫る薩摩の一軍に肝を冷やしています。私がこの小説を読むまでよく分からなかったのは、「関ヶ原脱出後、東軍がうじゃうじゃ徘徊する近畿一帯からどうやって薩摩に帰国したか?」でした。もちろん、それは読んでのお楽しみなのですが、大変感動的であります。私はあの福島県出身なので、薩摩、長州は一応敵国なのですが、島津という大名は本当に面白いですね。日本の歴史の中で大活躍してます。NHKの大河ドラマで扱えば、最も面白い話ができると思います。最近の大河ドラマは大河ドラマらしくなく、すっかり小粒になってきてしまいました。一時は熱狂的な大河ドラマフリークであった私も見る気さえしません。NHKは「島津奔る」を題材に大河ドラマを作ったらどうでしょうか。

ところで、この島津の関ヶ原脱出の突進ぶりを音楽にするとどうなるか、考えてみました。勇猛果敢に敵の大群を蹴散らしながら退却するシーンはどう考えても名場面です。やはりブルックナーの交響曲第6番第1楽章のあのメロディーか、あるいはバルトークの管弦楽のための協奏曲第5楽章冒頭、ホルンの後に登場する弦楽器の先走るようなパッセージでしょうか?あそこならものすごくかっこいいぞ!うーん、こんなことを考えていると、夜も眠れなくなりますね。


3月31日:クレンペラーのページに「モーツァルトのグラン・パルティータ、ほか」を追加しました。どこに入れようか迷ったのですが、うまい場所がなかったので、協奏曲と一緒にしてあります。


3月30日:泣けた夕方

とあるCDショップに立ち寄り、新譜を物色していると、何やら変な音楽が流れてきました。曲はすぐ分かりました。ベートーヴェンの交響曲第7番。それはともかく、演奏がとても変です。というより、笑えてしまうのです。指揮者は至る所で奇妙な音を鳴らし、聴衆に大サービスをしているようでした。オケの面々がどんな気持ちで演奏したか、知る由もないですが、指揮者は楽しかったでしょう。指揮者のやりたい放題の演奏で、いわゆる爆演というやつです。おそらく聴衆は笑いをこらえるのに苦労したか、あまりの爆演に度肝を抜かれて声も出なかったかどちらかでしょう。そんな演奏でした。まさかこんな演奏がクレンペラーではあるまいと思ったものの、前回のこともあったのでちょっと気になりました。レジのところに恐る恐る近づいてみると、それはあのビーチャムの演奏でした。クレンペラーでなくてよかった!それにしても、ビーチャムさん、やっぱりおもしろおじさんだったんですねえ。さぞかし得意満面だったことでしょう。CDジャケットをよく見ると、BBC Legendsの第2弾のようです。いやー、ついにあの名シリーズの続編が出たんですね。「これは早速何枚か買って帰らねば\(^o^)/」と思って、財布を見ると、あろうことか、お金が足りない!これにはがっかりしました。しかたないのでスクロヴァチェフスキーのブルックナー交響曲第3番のCDだけ買って帰りました。しめて780円。レジのお姉さん、きっとしけたオヤジだと思ったことでしょう。皆さん。「出かける時は忘れずに」ですよ。


3月29日:ぶるる。もうすぐ4月になるというのに寒いですね。今日はCD試聴記に「カリンニコフの交響曲第1番」を追加しました。


3月28日:ミシャ・マイスキー

うちの女房さんはクラシック音楽は門外漢なのですが、昔からチェロのミシャ・マイスキーが好きなようです。何でもあのキリストを彷彿とさせる風貌がたまらないそうです。それで、NHK教育テレビでやっていた「ステージドア」につきあわされたのですが、マイスキーの昔の写真を見ると、全くキリストっぽくないですね。子供の頃は丸い顔をしているし、学生の頃ものっぺらな顔です。それどころか、話を聞いていると、チェロは始めたのは8歳になってからで、その年にたばこを止めたとか言っています。えっ?8歳でたばこを止めるって、どういうことだろう?ロシアっていう国では一体何歳からたばこを吸うのが普通なんだろうかと首を傾げてしまいました。もしロシアでもそんな年でたばこを吸うのが普通でないのなら、マイスキーは子供の頃はキリストっぽいどころか、ただのクソガキだったのかもしれません。マイスキーはご存知のとおり、20歳過ぎて強制収容所にぶち込まれたわけですが、その強烈な体験があんなすばらしい風貌を作り上げたのでしょうか。そうとしか考えられません。全く皮肉なものです。


3月26日:クレンペラーのページに「シューマンの<マンフレッド序曲>と<ゲノヴェーヴァ序曲>」を追加しました。


3月25日:猿でも分かるショスタコーヴィッチ

今日の朝日新聞夕刊に吉田秀和さんのウィーンフィル演奏会評が出ていました。でも何となく、ウィーンフィルについて書いてあるというよりは吉田秀和さん自身の音楽観の方に重きが置かれているような文章でした。この文章の中で吉田さんは面白いことを言っています。その部分を抜き出してみます。

私は実はショスタコーヴィッチの第5はどうも苦手で、よく理解しているとはいえない。真実味あふれ、涙なくしてはきけない悲哀感のみなぎり、マーラーばりのアイロニーとほほ笑みの同居、少し安っぽい感じの万歳三唱的勝鬨の声と威嚇的大音響の相次ぐ炸裂。一つ一つは分からなくもないが、それを一つにまとめて理解しようとすると、どこまで本気か、ヤケッパチの擬態か、把みかねる。

なるほど。「少し安っぽい万歳三唱的勝鬨の声と威嚇的大音響」といは、さすが吉田さんらしい優れた表現です。あの曲は、特に第4楽章がそうなのですが、聴いているとちょっと気恥ずかしくなるほど安っぽく作られているのは事実でしょう。ショスタコーヴィッチはそういう曲を書かなければ、自分の命さえ危なかったわけですから、何が何でも大衆受けする曲を作る必要があったわけです。

でも私はそれで不満を感じたことはありません。ショスタコーヴィッチの交響曲は全集まで持っていますが、聴いていると辛いものが多いのです。例えば熱狂的なショスタコファンの支持を集める第4番などは最後まで聴き通すのがしんどいです。こんなことを書くと、私の音楽理解度の低さがばれてしまうのですが、音楽は聴いて楽しむためにあるわけですから、聴くのがしんどいのはいくら作曲家自身の自信作であっても聴きたくなくなってきます。ショスタコーヴィッチの第5番はそれこそ猿レベルの聴衆でも大喜びしそうな楽天的結末で終わるわけですが、それだからといって価値がないわけではなく、コンサートで聴けば演奏効果は抜群で楽しい気持ちで家に帰れます。あまり難しく考えず、単純に音楽を楽しみたいところです。


3月24日:クレンペラーのページに「クレンペラーのストラヴィンスキー」を追加しました。


3月23日:初心者用の演奏とは

このページの内容はちょっとマニア向けなのではないか?との指摘が女房さんからも、また一部の読者からもあります。例えばクレンペラーという指揮者に馴染みがない読者にとって、クレンペラーの、しかも海賊盤の解説はまさにマニア向けと受け止められてしまいます。クレンペラーのページだけではなく、CD試聴記で取り上げているCDも一般的にはあまり受けのよくないものがあったりします。このページはクラシック音楽を啓蒙することをひとつの目的として掲げていますから、マニア向けであることはすなわち啓蒙的でないとの誹りにもなります。

しかし、私は別にマニア向けにこのページを作っているわけではなく、できうる限り優れた演奏を取り上げ、それを紹介していきたいと思っています。一番困るのは啓蒙的な演奏、啓蒙的なCDというものが実は存在しないことです。世の中には優れた演奏と必ずしもそうではない演奏があるだけで、「このCDは初心者向けの分かりやすい演奏だ」などと特定のCDを推薦するのは憚られてしまいます。例えば、カラヤンの演奏は非常に分かりやすく、録音もよく、ブランドもあります。しかし、それを盲目的に初心者の方々に推薦することなどとてもできません(決してカラヤンを馬鹿にしているわけではありません。一例として挙げただけです)。

初心者向けの曲というのも実はありません。私はクラシックを聴き始めた頃、まずベートーヴェンの交響曲をいくつか聴き、その次はいきなりマーラーを聴き始めました。しかも8番とか9番とか「大地の歌」を聴いて悦に入っていました。モーツァルトの曲を知ったのはそれからしばらくしてからであり、しかもマーラーやブルックナーほどには理解できなかったことを覚えています。要は何でも興味を持ったものから聴き始めればよく、そして優れた演奏を聴くべきだということを言いたいのです。最初に下手な演奏を聴くと延髄まで演奏内容が刷り込まれて大変なことになります。そう考えておりますので、多少マニア向けと誹られようともホームページ作りのスタンスは変えないつもりです。

皆さんはいかがお考えですか?やはり初心者用の演奏というものがあるとお考えでしょうか?


3月22日:CD試聴記に「チャイコフスキーのマンフレッド交響曲」を追加しました。指揮者はシルヴェストリです。


3月20日:技術担当の妻ちふみです。ゲストブックの過去の書き込みを別ページに移しました。これでファイルサイズが小さくなりましたので、皆さん心おきなく長文の書き込みができます。みんなで楽しくゲストブックを盛り上げていきましょう。書き込みをお待ちしております。

なお、やはりWHAT'S NEW?の文章は「です・ます」体に戻すことにしました。WHAT'S NEW?が「だ・である」体だと、押しつけがましい文章になってどうも落ち着きがよくありません。朝令暮改のようで申し訳ありませんが、何卒よろしくお願い申しあげます。


3月19日:クレンペラーのページに「ワーグナーのトリスタンとイゾルデ第1幕への前奏曲」を追加。オケはウィーンフィル。


3月18日:「ワルツ・フォー・デビィ」

音楽之友社から最近出た「クラシック名盤大全 室内楽曲篇」を見て驚いた。何と、「ワルツ・フォー・デビィ」がジャケット写真入りで堂々と掲載されている(p.114)。ジャズが好きな人ならともかく、かなりのクラシックファンでもこのCDを知っている人は少ないのではないか?なぜなら、このCDはいわゆるクラシック音楽のCDではなく、純然たるジャズのCDであるからだ。ビル・エヴァンズの録音の中でも「ワルツ・フォー・デビィ」はとびきりの名盤で、ジャズの名盤案内には欠かせないものだ。しかし、こんなCDがクラシック音楽のCD案内に堂々と出ているのはちょっと違和感がある。執筆者は吉松隆氏。売れっ子の作曲家であり、また、売れっ子の音楽評論家でもある。そんな人が書いた文章であるから音楽之友社の編集部は「いくら何でも...」と拒むことができなかったのであろう。

誤解を招きそうなので断っておくが、私は「ジャズはクラシックより劣っているからクラシックの名盤案内に載せるのはけしからん」などといいたいのではない。なぜこんな異質なCDが載っているのか不思議に思うだけである。

実はこの問題は簡単ではないような気がする。ジャズとクラシックは結構似ていて、ほとんどの場合はアコースティック楽器しか使わない。ピアノトリオだと、本当に室内楽といってしまってもよいような気もする。しかし、ジャズはやはりクラシックとは一線を画している。どこが違うかというと、現在のクラシック音楽は即興的な要素がほとんどなくなっているが、ジャズは即興こそすべてである点だ。例えば「ワルツ・フォー・デビィ イ短調作品75」とかいう楽譜は存在しない。あるのはわずか数小節の主題だけである。ジャズとクラシックは似てはいるが全く違うジャンルなのである。クラシックファンで、ジャズを聴いてみたいという人はそこを理解しないと、結局ジャズの世界を理解できない(ジャズをやっているとされるプレーヤーでも理解していないような場合がある。例えばウィントン・マルサリス)。あんな文章を書いたところを見ると、吉松氏はその違いを理解していたのかどうかちょっと疑問だ。編成が小さければ室内楽としていいのなら、ハード・バップ時代のマイルス・デイヴィスだって室内楽になってしまう。それもやはりクラシック音楽の中に入れるのは違和感がある。吉松さん、売れっ子をいいことにちょっと勇み足をしてしまったのではないだろうか?皆さんのご意見を伺いたい。


3月17日:CD試聴記に「コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲第3番<英雄>」を追加。今回のオケはシュターツカペレ・ドレスデン。

ぞろ目賞はゲストブックにあるとおり、「東越谷通信」でお馴染みのおのさんが当選した。おのさん、そして読者の皆さん、ご愛読本当にありがとう。ところで、今回は私がヒットせずにすんで助かった。また当たってしまったらどうしようかと、昨日は心配でなかなか眠れなかったのだ。これでしばらくは枕を高くして眠れるというもの。ほっ。


3月16日:リンクに「咲良のクラシック部屋」を追加。

すごいページ。MIDIデータが何と500以上。これだけ集め、ホームページに載せるだけでも大変な労力だと思う。クラシック音楽のホームページは多いが、これだけ音楽を聴かせてくれるページは珍しいのではないだろうか?私のページなど、活字ばかりで、しかも長い文章ばかりなので女房さんにいつも怒られている。そういうレベルのホームページ作者からすると、「咲良のクラシック部屋」は夢のようなページだと思う。私もなんとかせねば。

ところで、例のぞろ目賞が、いよいよ迫ってきた。栄えある10000件を自分でヒットしてしまった悪夢から約10日。今度はどなたか読者の方に当てていただきたいと願っている。何時になるか分からないが、多分深夜には11111件になるだろう。当たった方はぜひ名乗りを上げて下さい。ただし、ズルはだめよ。


3月15日:CD試聴記に「コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲第3番<英雄>」を追加。オケはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。このCDについてはもっといろいろなことを書きたかった。また別の機会にふれることもあろうから、あてにしないで待っていて欲しい。

なお、本日のゲストブックにもあるとおり、やっとYahoo!がこのページを登録してくれた。11月1日に開設し、すぐに登録依頼をしたのに無視され、2週間ほど前に3回目の登録依頼をしてやっと検索できるようになった。載せてもらったのは大変嬉しいが、3回も登録依頼をしなければならないというのは一体どういうわけだろうか?Robert Schumann homepage by n'Guinにも書いてあったが、これでは検索エンジンの意味がないではないか?しかも紹介文は「クラシックCD試聴記。クレンペラーのページも」で、いかにも素っ気ない。そんな紹介文を書いたつもりは全くないのだが。Yahoo!はどうなっているんだろうか?


3月14日:BS2で放送されたクライバーをビデオに録画し、一部を見た。リハーサルを見ていると、音楽が平板にならないように大変な努力をしている。よくあれだけいろんな表現が口から飛び出してくるものだと驚いてしまう。指揮者稼業は、音楽を身振り手振り、そして言葉で表現しなくてはいけない。自分で音楽を奏でない分、指揮者の意図を浸透させるには筆舌に尽くしがたい困難があるに違いない。言葉による表現の練習もしているのだろうか?

それはそうと、少なくとも若い頃のリハを見る限り、クライバーは音楽を楽しんでいるようだ。であるとすれば最近やたら少なくなってきた演奏回数はどう説明したらいいのだろうか?音楽は好きだが、仕事としてやるのは嫌なのだろうか?全く不思議な指揮者だ。1930年生まれだから、若い若いと思っていたクライバーも70歳近い。まさか高齢を理由に引退なんてことはないように祈るばかりだ。


3月13日:クレンペラーのベートーヴェンをさらに分割。交響曲部門を<交響曲第1番〜第3番交響曲第4番〜第7番交響曲第7番〜第9番>に分割した。カップリングの関係で完全にこの分類の通りになっているわけではないのでご容赦いただきたい。

また、WHAT'S NEW?のアーカイブも3ヶ月毎に分割することにした。ただし、内容の性格上ファイルサイズは特に小さくはしていない。申し訳ないが、何卒ご理解いただきたい。

ところで、本日よりテニスを再開した。テニスはもともとうまくはなかったのだが、暫くぶりにやってみると、へたくそぶりがはっきり分かって情けない。一緒にペアを組んでくれた高校1年生の女の子には全く申し訳ないことをしたと思っている。このページを読んでくれているとはとても思えないが、念のためここでお詫び申しあげたい。


3月12日:クレンペラーのページに「シューマンの<ファウスト序曲>」を追加。

本日、私はあることで大変なショックを受けた。

夕方、とあるCDショップを徘徊していたのだが、ながら聴きをしている私を捉えて放さない演奏があった。曲目はチャイコフスキーの交響曲第5番。店にあるCDをいろいろ眺めながら聴いていたのだが、それでもなかなかすごいCDだと思った。じっくりとして先を急がないテンポ、ここぞという時に使われる強いアクセント、そしてダイナミックな音響。これはすごい。「一体誰が指揮しているのだろう?」と思いながら聴いてみた。しばらくしても、どうしても指揮者が思い浮かばない。「これは買って聴かなければいけない!」と決心してレジの近くにあるCD棚を見た。何と演奏はクレンペラー指揮フィルハーモニア管であった(輸入盤。artによるリマスタリングCD)。その衝撃は、もう筆舌に尽くしがたい。何となれば私はクレンペラーのチャイコフスキーの中でも、この曲ばかりは納得できなかったからである。私はCD評を載せるからには何度も聴き直し、悪評なら、そうと言葉に出してしまっても構わないと思ってからCD評を書いている。チャイコの5番は自宅で何度聴いても褒める気にはならなかった。それにもかかわらず、CDショップで聴くと、やたらすばらしく聞こえてしまう。

おそらく読者の中にも似たような経験をされた方が大勢いらっしゃると思う。店頭で聴いて「おお。これは!」と喜んで買ったのに、自宅で聴いてみたら「あれ?」というやつだ。でも、私の場合、このチャイコは何度も聴いてあの批評を書いた後だけにショックは大きい。自分の音楽の聴き方に疑問を感じてしまった。

そこでお願い。あのチャイコを皆さんはどう思っているのだろうか?クレンペラーのチャイコは一般的でないから、あまり聴いたことのある人は少ないと思うが、ご意見をいただければ、とても嬉しい。


3月11日:カルロス・クライバー、BSで一挙に放送

例のMOSTLY CLASSICによると、BS第2放送でカルロス・クライバーの大放送が二日連続であるという。二日ともリハーサルが見られるらしい。

初日、3/13(土)のリハーサルは「こうもり」、二日目は「魔弾の射手」だという。二日目はリハだけではなく、何と「ばらの騎士」全曲が放映される。前回、シュターツカペレ・ドレスデンの放送時間が当日になってから変更されたようなので、ご興味のある方は当日しっかり新聞のテレビ欄を確認して欲しいが、必見であることは間違いないだろう。

それにしても、生きたまま過去の人のような扱いになったクライバー。もっと元気に指揮をして欲しいものだ。前回のMOSTLY CLASSICではカナリア諸島で指揮をしている様子が特集されたが、そんな程度ではファンは到底満足できない。父クライバーは死ぬ直前まで精力的に指揮を続けた。カルロスは現代最高の指揮者であるには違いないのだが、いかんせん、伝説の人になりかけている。生きた化石になってしまって、本人は満足なのだろうか。音楽界の不思議でもある。

なお、クライバー大放送の時間、内容をご参考までに抜き書きしておく。

3/13(土) BS2 前1:30〜4:00

リハーサル:こうもり、オケはシュツットガルト放送響

バイエルン国立管弦楽団演奏会

・ベートーヴェン「コリオラン」序曲

・モーツァルト交響曲第33番

・ブラームス交響曲第4番

3/14(日) BS2 前0:00〜5:00

R.シュトラウス「ばらの騎士」

リハーサル:「魔弾の射手」序曲


3月10日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第9番<合唱>」を追加。オケはコンセルトヘボウ管。


3月9日:だんご3兄弟

だんご3兄弟破竹の勢いでセールスを伸ばす「だんご3兄弟」。女房さんが騒ぐので、私もついにCDを買ってきた。まず聴いてみた。世の中で大騒ぎしているのがよく分からないほど何でもない曲だ。でもこのところ街中で流れていた調子外れのKファミリーの歌なんかより遥かにいい。何といっても害がない。楽譜もついているが、音型も極めて単純だ。これなら子供もすぐ覚えられるだろう。

それにしても気になることがある。タンゴというのはもともと明るい曲ではないと思う。「だんご3兄弟」はタンゴ調の曲だから、もとより明るい感じはしない。にもかかわらず大ヒットしている。しょっちゅう引き合いに出される国民的大ヒット曲「およげたい焼き君」も実はとても暗い。決してほのぼのソングなどではないのだ。恥ずかしながら「たい焼き君」は私の持ち歌なので隅々まで知っているが、驚くべきことにたい焼き君は餌だと思って食らいついた釣り針に引っかかり、釣りのおじさんに食べられてしまうのである。

タンゴといえばピアソラ。私もご多分に漏れずピアソラのCDを買っているが、どうにも陰鬱で聴き続けられなかった。私の予想に反して今もピアソラあるいはタンゴブームが続いているのだが、よもやこんな形でタンゴ(ダンゴ)ブームが日本で爆発するとは思いもしなかった。

タンゴといい、たい焼き君といい、暗めの曲が日本で大ヒットするのは日本人のメンタリティーのなせる技なのだろうか。真剣に聴けば聴くほど、悩んでしまう私であった。


3月8日:CD試聴記に「シノーポリ指揮ブルックナー交響曲第9番」を追加。オケはシュターツカペレ・ドレスデン。ちょっと書きすぎたかな?でも、提灯記事は書きたくないので勘弁してちょん。私はシノーポリは嫌いではないし、このオケには愛情があるのでこんなことを書いてしまうのだ。決して悪気があるわけではない。その証拠にこのコンビのCDは随分買ってしまった。グラモフォンやテルデックからは表彰されてもいいくらいだ。


3月7日:「苗場スキー場レポート」を更新。足の爪問題と、予想以上に早くやってきた春の到来のため、今シーズンのスキーは終了した。宿に置いてあった大量の荷物も引き上げた。が、私が定宿にしている福島屋旅館にはまた行くのである。といってももっと先のことだけど。5月中旬から6月頃。その頃の苗場は最高。新緑がきれいで、山菜取りを楽しめる。山菜取りというとオジン臭く思われるかもしれないが、ものすごくしんどい。しんどいが、おいしい山菜料理が食べられるのでたまらない。山菜の天ぷらを食いながら八海山を飲むと、幸せいっぱい。詳しくは女房さんが作った「山菜取り体験記」を読んでいただきたいが、今年もツアーを組んで行く予定である。また今年の分も紹介するつもりなので、乞うご期待。


3月6日:お詫び

皆様のお陰で昨日アクセスカウンター1万件を達成したわけだが、実はこの貴重な1万件目を、亭主はアップロード後の動作確認時に自分でヒットしてしまった!本人はショックからいまだに立ち直っていないようだ。読者の皆様にも大変申し訳ない。予告はしていなかったが、1万件目のお客様には記念品も考えていた。仕方がないので、ゾロ目賞として11111件目の読者にこの記念品をお渡ししたいとのこと。お楽しみに。今後ともよろしくお願いします。(妻執筆)


3月5日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの荘厳ミサ曲、交響曲第5番<運命>、交響曲第6番<田園>後編」を追加。今回は後半の「運命」と「田園」。流れが分からないとまずいと思うので、前編の「荘厳ミサ曲」からアンカーを入れた。前回分を読んで下さった方は、「後編」と書いてあるところまで飛んでいただきたい。

なお、今晩、ついにアクセスが10000件を超えた。こんなに早くアクセス10000件を達成できたのは皆様のご声援があったからこそ。夫婦ともども深く感謝したい。


3月4日:「名門オーケストラを聴く!」

音楽之友社から「名門オーケストラを聴く!(CDでたどるその栄光の歴史と名盤)」という本が出た。1900円で全324ページ。巻末には名盤リストがついている。一見立派な本だ。が、どうもつまらないなあ。確かに、名門オーケストラの歴史、名盤が載っているというのは嘘ではない。でも、音楽之友社が作っているからには提灯記事ばかりになるのはやむを得ないとしても、名盤を語る際にCDジャケットが掲載されないのはつまらないと思う。CDジャケットがないと、やはりイメージがわかない。私のページでも画像はほとんど必要最小限にしてあるが、CDジャケットだけは載せている。私だけかもしれないが、活字だけのCD紹介だと、とても読む気になれない。もっとも、この本では個々のCDについての解説はなく、そういうCDがあることだけが記載されているようだ。そのCDも、廃盤になってしまったり、LPでしか手に入らないものが目立つ。これではあまり用をなさないのではないか。また文句ばかりを書き連ねてしまったが、こんな内容であることについてはちょっと安心した。

というのは私はかねてからオーケストラ列伝をホームページ上でやってみたいと考えていたからである。私が書きたいと思っていたことを全部書かれていたらどうしようかと心配していたのだ。文句をさんざん言いつつも、ほっとする今日この頃。でも、私の頭では構想だけが膨らんで、妄想になりつつあるのも事実。何とかしないといけない。反省。


3月3日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの荘厳ミサ曲、交響曲第5番<運命>、交響曲第6番<田園>」を追加。オケはウィーン響。レーベルはVOX。なお、長いCDにつき、今回は前編、後編に分けてある。要は時間が足りないのだ。ご容赦いただきたい。


3月2日:音質について

昔、まだ私が高校生だった頃、クラシック音楽は粗末なプレーヤーかラジカセでしか聴けなかった。お金がなくて、なかなか高価なLPを買う余裕がなかった私にとって、FMから流れてくるクラシック音楽をテープに録音し、それを繰り返し繰り返し聴くのが常であった。今はどうなのかよく知らないのだが、FM雑誌には一曲毎の演奏時間が必ず書いてあったので、テープを揃えるのには重宝した。私が長いこと使っていたラジカセは語学学習用に買ってもらったものだから、当然スピーカーは一個しかついてなかった。音質は最悪。でも真剣に聴いた。

私が最初に聴いたクラシック音楽はカール・ベームが指揮したウィーンフィルの「運命」であった。もちろんくだんの古いラジカセで聴いたのだが、その感動は今でもはっきり覚えている。しかも、テープにとって、どこがどうなっているのかまではっきり覚えるまで何回も聴いてしまった。とてもいい音だと思ったりした。

実は私は、クラシック音楽に立派なオーディオセットなんて要らないと思っている。事実、時々パソコンにつなげた安物のスピーカーで聴くのだが、ちゃんとしたスピーカーで聴くとへなへなな音が結構迫力のある音に変身していることが多い(安物スピーカーがそういう音作りをしていることもあるが)。こんな文章を書くくらいだから、私が書く音質云々という部分は眉唾だと考えていただいても結構だ。しかし、音楽の鑑賞と音質の鑑賞をごっちゃにしてはいけないと最近本当に思う。そんなことを知らしめるCDが手元にあって、その更新のための準備をしていてそう考えた。できれば一部は明日公開したい。


3月1日:CD試聴記に「ケンペ指揮BBC響によるブラームス交響曲第4番」を追加しました。なお、明日よりWHAT'S NEW?の文章を「だ・である」体で書いてみたいと思います。CD試聴記、名曲名盤、クレンペラーのページなど、どれも「だ・である」体なので、統一してみたいのと、書いている本人が使い分けの意味が分からなくなってきてしまったからです。私にとっては環境激変の初日でしたが、多分、明日も更新できると思います。


2月27日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。


2月26日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第4,5,6番ほか」を追加しました。オケは何と、ベルリンフィルです。


2月25日:補修工事

気がついていた読者がいらっしゃったかどうか分かりませんが、密かに進めていた「クレンペラーのページ」の補修工事がおおよそ一段落しました。時間に余裕がありましたらご確認下さい。補修工事とは何かというと、昨年11月1日のAn die Musik公開に合わせて急遽書き上げた、メモ程度の文章の改訂作業のことです。

改訂といってもまだまだ表面的な捉え方しかできていないものが多く、今後もちょくちょく改訂作業をしていくつもりです。私の理解力不足もあるかもしれませんが、あえてCDジャケットをはずし、批判分を書いたところもあります。将来聴き直して再評価したいと思います。こうなると、改訂作業は延々続くわけですね。ブルックナーみたいになってきました。

また、「おおよそ一段落」と書いたのは完全に全部を改訂できなかったからです。ハイドンがそうです。何とか2月中に改訂作業を完成させたいと思いましたが、もう時間切れです。折を見てゆっくりやりますのでご容赦下さい。


2月24日:クレンペラーのページに「ベートーヴェンの交響曲第3番<エロイカ>,交響曲第1番とブルックナーの<ロマンティック>」を追加しました。ベートーヴェンは1970年、ドイツ国内におけるクレンペラー最後のコンサートの模様です。


2月23日:レコ芸最新号を見ていたら、3月にスクロヴァチェフスキー指揮ザールブリュッケン放送響によるブルックナー交響曲第3番が出ると書いてありました。昔読んだ記事では、あのシリーズは第8番が出たところで打ち止めになって、続編は若杉弘が作る、と書いてあったのでがっかりした記憶があるのですが、もしかして好評につき、全集になるのでしょうか?もしそうならとても嬉しいですね。若杉弘には悪いけど、指揮者としての能力が全く違いますから、相手にもならないです。

さて、その3番。「稿」はどれでしょうね。ちょっとオタクな話ですが、この曲には1873年の第1稿、1877年の第2稿(エーザー版はこの一種)、1889年の第3稿などがありますから興味津々です。私は特に第1稿が好きです。インバルの衝撃的なCD発売から時間がかなりたちましたので、あのインパクトはもう殆ど忘れ去られているような気がしますが、やはり今聴いてもすごいです。他の稿がつまらなく聞こえてしまうという欠点がありますが。その後、ノリントンによる初稿によるCDも出ましたが、とてもインバルに及んでいません。最近では何とあのブロムシュテットが第1稿を使って盛んに演奏しているとか。シュターツカペレ・ドレスデンと非常に優れたブルックナーを残してくれたブロムシュテットですから、大変気になります。ゲヴァントハウスとのCDも作られると聞いてますが、まだなのでしょうか?

そうそう、話は元に戻りますが、スクロヴァチェフスキーはどの稿なんでしょうねえ。


2月22日:CD試聴記に「ブラームスのピアノ五重奏曲」を追加しました。アマデウス弦楽四重奏団とクリフォード・カーゾンの演奏です。


2月21日:身上異動報告

プライベートな話をひとつ。3月1日より転職いたします。新しい会社は結構忙しいらしく、帰宅時間は夜10:30〜11:00になりそうです。いきなり本格的に忙しくなるかどうかまだ分かりませんが、転職がこのページの更新にも大きな影響を与えることは十分予想されます。現在工事中のクレンペラーのページをはじめ、ホームページ上に書きたいことは沢山あるのですが、更新ペースは落ちざるを得ません。何卒ご了承下さいますようお願い申しあげます。

実はクレンペラーのページを昨年度からしゃかりきになって作っていたのはこうした事情があったからです。しかし、かなり注力したにもかかわらず、まだ完成していません。しかも大作ばかりが残っています。こうなったら適当なページにはしたくありませんので、ゆっくり工事を進めていきたいと思います。


2月20日:「クレンペラーのマーラー」をふたつに分割しました。「交響曲2、4番」と「交響曲第7−9番及び歌曲」です。昨日アップした段階でファイルサイズの大きさには気がついていたのですが、その段階でへとへとになっておりましたので今日に回してしまいました。「なかなか該当個所が開かないよ!」といらいらされた方も多いと思います。申し訳ございませんでした。計画性のないページ作成をしている私の責任でございます。なお、動作確認はいたしましたが。リンクが漏れているのに気がつかれた方はご連絡いただけると嬉しいです。


2月19日:クレンペラーのページに「マーラーの交響曲第9番&第4番」を追加しました。あー。疲れた。


2月18日:TAHRA Catalogue 1999

ターラのカタログをもらってきました。大判の立派なカタログです。ジャケット写真と曲目など、一応めぼしい情報は載っているようです。最初にターラのCDを見た時は、まさかこんなに有名なレーベルになるとは考えられませんでした。せいぜいシェルヒェンやフルトヴェングラーの希少音源の、それもわずかな発掘にとどまると思っていました。それが今ではこんな立派なカタログを作っているわけですから大したものです。歴史的録音のリマスタリングも概ね聴きやすいものが多いし、ファンにとってはたまらないレーベルでしょうね。特にフルトヴェングラーのファンは相次いで出てくる音源にとまどっているのではないでしょうか。

ただ、いつも思うのは、このレーベルに登場する音楽家のかたよりです。シェルヒェンの娘さんが経営しているわけですから、シェルヒェンのCDが多いのは理解できます。が、それ以外の音楽家もかなりかたよってますよね。例えば、今回目についたのはアーベントロートです。これほどアーベントロートに脚光を浴びせているレーベルも珍しいのではないでしょうか。スター街道を歩まなかった音楽家達を一生懸命世に出して再認識させようという経営ヴィジョンがあるのかもしれません。

ただ、そうしたヴィジョンがもしあるとするなら、廃盤になってしまうCDがあるのは困りものです。ターラならいつでも手にはいるだろうなんて考えていると慌ててしまうでしょう。このカタログでも"Deleted"となっているものが既に散見されます。こうなると考えてしまいます。

前にゲストブックでご連絡いただいていたクレンペラーのブルックナー「ロマンティック」も"To be issued"となっていました。ただタイトルには"Live 1947"と書いてあるのに、CDジャケットを見ると"1948"と大書されていたりします。小さなことですが、なかなかおおらかな会社だということが分かります。

なお私はこのカタログを秋葉原の石丸電気でいただきました。他のショップにも置いているのでしょうか?


2月17日:クレンペラーのページにマーラーの<亡き子をしのぶ歌>」を追加しました。


2月16日:BGM

先日、たまたまNHKの「トップ・ランナー」を見ていたら、広瀬香美(ひろせこうみ)さんが出ていました。ご存知でしょうか?「ゲレンデが溶けるほど恋したい」などのヒットを連発し、冬の女王として知られているあのハイトーン・ヴォイスの女性です(確か、彼女は芸大作曲科卒だったと思います)。番組では、彼女のいろいろなエピソードが語られていて大変面白かったのですが、ひとつびっくりしたことがありました。幼年時代の想い出です。何と、ご両親が彼女に音楽の基礎を教えるために食事の時にいつもバッハの「マタイ受難曲」をかけていたそうです。

「マタイ」ですよ。「マタイ」。あの曲を聴きながら食べるご飯はおいしいのでしょうか?私はとてもあんなシリアスな曲を聴きながら食事をする気にはなれません。確かに名曲だとは思いますが、食事の時には聴きたいと思わないし、1年に一度聴けば十分でしょう。3年に一度でもいいかもしれません。

それにしても、みんなどんな曲をBGMにしているんでしょうか。「BGMなんかいらないよ」という場合はともかく、何か音楽を流しておく時、皆さんは何を選んでいるでしょうか。実は、我が家ではタイム・ファイブの「ラジオの時代」というCDをよくかけています。彼らが歌う懐かしくも楽しい曲がいっぱい。例えば「五つの銅貨」の音楽など。コーヒーを夫婦で飲んだりする時に最適です。

さて、皆さんはBGMに何をかけていますか?


2月15日:CD試聴記に「ボレットのカーネギーホールライブ、ほか」を追加しました。ボレットさん、年をとってからは好々爺っぽいですが、若い頃の写真はいい男ですね。まるで「風と共に去りぬ」の伊達男みたいです。


2月14日:角皆優人著「モーグル・テクニック・バイブル」(山海堂)。

著者の角皆さんは全日本フリースタイルスキー選手権で7回の優勝を飾るほか、世界大会でも華々しい記録を残し、現在はモーグルスキーのコーチをやっておられます。「モーグル・テクニック・バイブル」はそうした角皆さんのスキー技術の集大成であるわけですが、角皆さんのすばらしい人格が伝わってくる本でもあります。というのも、この本はバリバリのスキー教則本でありながらも、スキー技術に直接には関係のない数々のエッセイが載せられているからなのです。角皆さんが熱心なクラシック音楽ファンであるためか、「音楽と私」というエッセイまであります。どのエッセイも涙なしには読めない感動的なもので、できればここで全部ご紹介したいのですが、それでは著作権法に抵触してしまいそうなので、ひとつだけ取り上げてみます。それは「コリー・ザペック物語 −わたしの信じている現代の神話−」であります。

コリー・ザペック、1993年1月当時35歳。彼は15年前、角皆さんの生徒でした。

どうしようもない生徒だったようです。角皆さんの言葉をそのまま引用すると、「...彼が前代未聞といえるほど運動神経の鈍い男だったからである。準備運動の前転で頭を打って首を捻挫し、全力疾走すれば足をからめて転倒した。ボールを投げればあらぬ方向に飛び、雪上に出たなら、それこそお笑いだった。スキー用具をもてあまし、ブーツのバックルさえうまく締めることができなかったのである。神経が雑で細やかさに欠け、トレーニングは人の2倍も3倍もこなしたのだが、少しも上達できなかった。その姿は彼が明るく前向きであればあるほど、悲劇的に見えた」とあります。

もちろんこのエッセイではその後、当時のザペック氏の練習状況が書かれているのですが、それは省略するとして、角皆さんは数知れぬ生徒の中でもダントツで出来が悪い生徒として彼を記憶していたそうです。ところが1993年1月のある日、彼が突然角皆さんの前に現れます。しかも、「世界最高レベルを誇るカナダのワールドカップ代表として、かつ世界最年長のワールドカップ選手として」です。角皆さんはまさかザペック氏が世界のトップレベルに躍り出るとは夢にも思わなかったようです。ザペック氏はどうしようもない運動神経でありながら、その後15年間鉄の意志をもって練習を重ねたわけですが、おそらく並大抵の努力ではなかったでしょう。それだけでも大変感動的です。

ザペック氏はこんなことを言っています。「もしやりたいことがあったなら、すべてを出し切ってそれを行わなければ意味がない。70%や80%の力を出してやるだけなら、世界は広がらない。わたしは成績のためにやっているのではなく、自分自身の世界を豊かにするためにやっている。だから、限界を超えることに意味があるんだ。」と。こんな言葉を目にすると、毎日の自分の生活が反省されます。安閑とした生活をし、決まりきった日常に埋没しそうになります。この本を読むたび私は感動し、自分を奮い立たせるのです。スキーをやらない方でもエッセイ「音楽と私」には心を揺り動かされるものがあると思います。機会があればどうぞ。


2月12日:クレンペラーのページに「シューベルトの交響曲第4番・悲劇的とメンデルスゾーンの交響曲第4番・イタリア」を追加しました。


2月11日:CD試聴記に「クーベリックのマーラー交響曲第1番」を追加しました。1975年、バイエルン放送響とのライブです。


2月10日:CDを求む日々

買いたいCDほど店にないことがよくありますね。しばらく前までどの店にも置いてあったのに、いざ買おうとするとどこにも置いていなかったりします。また、「これは!」と思ったCDの値段を見ると、高くて買えなかったりします。お金がある時には欲しいCDがなく、目の前にいいCDがある時にお金がなくて涙をのむといったところです。

最近はインターネット上でCDを買うことも増えてきました。大変便利なので、ついつい買いすぎる傾向があります。が、インターネットで検索してさえ、欲しいCDは廃盤になっていたり、在庫がなくなっているケースが多いようです。

一番ひどいのは国内盤で、最近はプレス数が少ないのか、少しでも売れ行きが悪いCDはカタログ落ちが猛烈に早いようです。そうしたCDを探すのは並大抵の苦労ではありません。

国内盤に限っていえば、そもそもCDがすぐ廃盤になってしまうことが諸悪の根元であります。私の記憶によれば、CDも書物同様、再販価格維持制度によって価格を統制されています。その再販売価格維持制度は文化的な財産をあまねく普及させることを謳い文句に制定され、支持されてきたはずです。しかし、それが一旦制度化されると、業界はそれを逆手に取り高価格維持の道具に使っています。文化的な財産の普及など二の次です。しょっちゅう発売される国内盤CDなど、国内盤だと思って安心しているとたちまち市場から姿を消してしまい、メーカーにも在庫がなくなってしまいます。これは一体どうしたことでしょうか。法律の趣旨に反しているのではないでしょうか。単に高価格維持のための法律なら、なくしてしまった方が消費者にとっては有り難いに決まっています。生産者側の論理がまかり通っている社会というのは一体いつまで続くのでしょうか。

もっとも、そんなことを嘆いていても欲しいCDは手に入りません。最近は(女房さんには秘密ですが)、「これだ」と思うCDがあったら高くてもその場で買うことに決めてしまいました。どう頑張っても再入荷しないものが増えているからです。皆さんは、CD探し、あるいはCD購入で困ったことはありませんか?


2月9日:CD試聴記に「クーベリックのモーツァルト:ハフナー&シューベルト:悲劇的、未完成」を追加しました。オケはウィーンフィルです。ふう。そうそう、書き損ねましたが、録音も非常にいいですよ。


2月8日:リンクのページに「エマニュエル・パユ」を追加しました。あのベルリンフィルの首席フルート奏者パユです。そういえば、パユのページ、日本語ではまだなかったはずです。作者の嶋岡さん自身がフルートを吹いてらっしゃるそうですから、今後も多方面からの視点でパユを紹介して下さると思います。ぜひお立ち寄り下さい。

ところで、私のページについて。An die Musikは昨年11月1日に公開し、翌日にはYahoo!に登録したのですが、いまだに検索できません。Yahoo!にて登録が完了するとメールで通知が来るそうですが、まだなのです。Yahoo!のホームページには登録処理は2〜3週間程度と書いてあったように記憶していますが、それにしても変ですね。何か間違えてしまったかな?困ったことにYahoo!のページには問い合わせのメールを送れるようにはなっていません。どなたか、うまい方法を教えて下さい。ああ、情けないです。


2月7日:「苗場スキー場レポート」を更新しました。先週、このレポートについて「誰も読んでいないだろう」と書いたところ、昔勤めていた会社の先輩が「読んでるよ!」メールを下さいました。その先輩には昔飲んでからんでさんざんご迷惑をおかけしたのですが、今はこのページの読者になって下さっています。本当に有り難いことですね。

なお、「苗場スキー場レポート」は、諸般の事情にて、2月中は休載します。


2月5日:クレンペラーのページに「ブラームスの交響曲第2番」を追加しました。オケはベルリンRIAS響です。


2月4日:雑感
先日、都志見さんがゲストブックで、クレンペラーのブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」がターラから発売されるという情報を書き込んで下さいました。この話を聞いて欣喜雀躍したのは私だけではないでしょう。おそらくターラのことだからしっかりしたリマスタリングをするでしょうし、もしかしたらどんどんクレンペラーのライブ録音を発掘・紹介してくれるかもしれません。

私も密かにターラのCDを集めていますが、音質はいいし、いい演奏を探してくるし、ここは本当に面白いレーベルですよね。確かシェルヒェンの娘さんがやっている会社だったと思いますが、ライブ録音ばかりを発表しているわけですから、音楽ファンには本当に嬉しいレーベルです。

そうなると、メジャー・レーベルだってうかうかしていられないはずなのですが...。クレンペラーだって、未CD化の音源がEMIに眠っているようだし。せめてスタジオ録音くらいは何とかして欲しいものですね。そう思っていたら随分時間だけがたってしまいました。いやはや、やっぱりマイナー・レーベルに期待するしかないでしょうか?


2月3日:クレンペラーのページに「メンデルスゾーンの真夏の夜の夢」を追加しました。オケはバイエルン放送響。あの「フィンガルの洞窟」とともに、EMI正規盤としてのリマスター&発売が切望されるライブ録音です。


2月2日:「このオペラを聴け!」
おそらくつい最近だと思いますが、洋泉社から「このオペラを聴け!」(1800円)という本が出ました。副題は「食わず嫌いに贈るオペラ名盤&裏名盤ガイド」というものです。筆者は例の許光俊さんをはじめとするメンバー。高圧的なタイトルをはじめ、相変わらずすごい書きぶりの本です。

それはともかく、この本には66のオペラの解説と、名盤案内が載っていてとても面白いと思います。オペラでこのような本は今までなかったのではないでしょうか。さすが洋泉社、うまいところに目を付けたものですね。
実は私はこの本を読んで大変衝撃を受けてしまいました。内容についてではありません。レーザーディスクについてです。今までレーザーディスクのソフトなんて高々数も知れているだろうと思っていたのですが、この本には66のオペラのほとんどについてレーザーディスクが紹介されているのです。「えっ、こんなに種類があったの?」と驚くばかり。こうなるとやはりレーザーディスクでオペラを見たくなりますね。オペラばかりは舞台を見られないと面白くありません。いくら音楽がいいからといったって、オペラの視覚的効果が全く伝わらないからです。
いやー本当に困りました。調べてみると、まだソフトはそう安くはなっていないようですが、わずか1000円のCDを買う時にも目くじらをたてる女房さんもオペラのレーザーディスクなら許してくれそうだし、気になって仕方がありません。どなたかレーザーディスクでオペラを見ていらっしゃる方、感想でもお寄せいただけないでしょうか。


2月1日:CD試聴記に「スクロヴァチェフスキーのブルックナー交響曲第1番」を追加しました。気づいた人もいると思いますが、本当は1月28日の試聴記でいっぺんに書いてしまいたかったものです。2回連続で同じ指揮者の話になりますが、ご容赦下さい。


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アーカイブ99年5月〜99年7月