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2004年9月11日:変奏曲 短期集中連載「アルフレッド・ブレンデル」に「『ディアベッリの主題による変奏曲』を聴く」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。皆さん、松本さんの文章にはすごいことが書いてありますよ。ちょっと安心する人、にんまりする人が現れるのでは?
私が最も好きな鍵盤による変奏曲はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」です。好きな曲は他にもいろいろあります。「変奏曲」とタイトルにはなくても気に入っているのはモーツァルトのピアノソナタ第11番 イ長調 K.331、いわゆる「トルコ行進曲つき」の第1楽章です。シンプルながらも大変美しい主題があり、それに基づく6つの変奏が続きます。この曲が苦手という方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、私はどのような演奏でこの曲を聴いても満足します。
このモーツァルトのこの主題を使って変奏曲を作った人がいます。マックス・レーガー(1873-1916)です。代表作のひとつに「モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ作品132」がありますが、私はこの管弦楽曲を大の苦手としています。最後まで聴くのが本当につらいです。同じ主題を使ってどうしてこれほどの違いが出てしまうのか。後世の作曲家はモーツァルトと同じように作曲するわけにもいかず、レーガーはレーガーなりに苦労しながら曲を構成したのでしょう。その労力を考えると大変気の毒な気がします。私もそのうちにこの曲のよさが分かるときがくるのかな、と時々考え込みます。
2004年9月8日:コンセルトヘボウ管 青木さんの「コンセルトヘボウ管のページ」における「シャイー・ディスコグラフィー」に「ストラヴィンスキーのカルタ遊び」「ブルックナー交響曲全集」「マーラー交響曲第3番」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。
コンセルトヘボウ管もシャイー時代からいよいよヤンソンス時代に移行しますね。青木さんの力作「シャイー・ディスコグラフィー」ももうすぐ完結です。なんとかマーラーの交響曲第9番を耳にしたいものです。
2004年9月5日:ブレンデルのリスト 短期集中連載「アルフレッド・ブレンデル」に「リスト『孤独の中の神の祝福』を聴く」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。
ブレンデルシリーズも残りわずかとなりましたが、実はこれからが山場であります。次回からはいよいよベートーヴェンに関する論評が始まります。
このブレンデルシリーズを最も楽しみにしているのは、他ならぬ私でして、毎回松本さんからの原稿を最初に読む役得に与っております。私は松本さんの原稿と同時並行的にブレンデルのCDを聴いていますが、優れた水先案内人がいるというのは何ものにも代え難いですね。すっかりブレンデル漬けになったばかりか、ピアノ曲に多大な関心を持つに至りました。
2004年9月4日:リンク追加 リンクのページに「Classical Music Fun」を追加しました。作者のFALKEさんはAn die Musikの読者試聴記にも投稿いただいておりましたね。
2004年9月2日:ブレンデルのブラームス 短期集中連載「アルフレッド・ブレンデル」に「ブラームスの2曲の協奏曲を聴く」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。
紹介されているCDのうち、アバドとのピアノ協奏曲第1番は鮮烈な印象とともに私の記憶の中にあります。輸入盤発売直後に買って聴いた私は燃えるベルリンフィルの音にノックアウトされたものでした。今晩、久しぶりに聴き直してみたいです。
(An die MusikクラシックCD試聴記)