ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
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2007年3月31日(土):ベートーヴェンの後期ピアノソナタ 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「二人の女流ピアニストで、ベートーヴェンの最後の三つのピアノ・ソナタを聴く」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。
ベートーヴェンの後期作品であっても、普通の音楽であることに変わりはないので、身構えて聴くことはないし、ましてやその作品を神格化するのは愚の骨頂だという意見があります。それはある程度真実であるのですが、私も後期の作品群を前にすると何となく神妙な気持ちになります。別に祭り上げる気などさらさら無いのですが、聴いていると半分あの世の世界にでも行っている人が書いたような作品に思われてきます。これはピアノソナタでも弦楽四重奏曲でもそうです。皆さんはいかがですか。こうした聴き方、感覚が日本人固有のものなのかどうか大変興味があります。
2007年3月30日(金):庄司紗矢香さん その4 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「庄司紗矢香のチャイコフスキー&メンデルスゾーンを聴く」を追加しました。文は松本武巳さんです。プレッシャーをかけて、結局4枚全てについて書かせてしまいました。松本さん、申し訳ありませんでした。
私の経験では、庄司紗矢香さんは堂に入った演奏をするときと、必ずしもそうではないときがあるようです。2005年11月27日にさいたま芸術劇場で聴いたリサイタルは今も忘れられない立派なもので、庄司紗矢香さんという音楽家が大きく成長していることを強く印象づけられました。一方、2006年5月26日の協奏曲では、オーケストラを向こうに回して渡り合うにはまだ年期が必要なのかなと思わせられました。落差がはっきりとしています。
しかし、それも大目に見てあげるべきなのでしょう。いくらプロだとはいえ、演奏家も人間です。たまたま聴いた演奏が万全でなかった、あるいは期待していたほどでなかったことがあったとしても、それを理由に貶める必要はないと私は思っています。現に、聴衆に我を忘れて聴き入らせる演奏ができる人なのです。気が進まない曲を、主催者に弾かせられていることだってあるかもしれません。
今回の松本さんの文章を読むと、全面的な賛辞を送っているわけでもなく、かといって批判一色であるわけでもありません。成長の過程にある音楽家の演奏を耳を澄まして聴いて、「頑張ってね」と励ましているように感じられます。そういう視点はとかく批判的なレッテルを貼りがちな本邦クラシック音楽界には特に必要なのではないかと私は思っています。一頃はアイドル並みの扱いを受けた彼女でしたが、音楽家として大成するよう、見守ってあげたいと(おじさんは)思います。
2007年3月29日(木):庄司紗矢香さん その3 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「庄司紗矢香のデビュー盤を聴く」を追加しました。文はおなじみ、松本武巳さんです。リクエストにお応えいただき、ありがとうございました。よもや1枚目のCDに戻るとは。意表を突く展開でしたね。庄司紗矢香さんのCDがこれほど取り挙げられるクラシック音楽のホームページがどれだけあるか分からないので、トップページに特設コーナーを設けてみました。というより、おじさん丸出しであります。
庄司紗矢香さんは、6月末にローマ・サンタ・チェチーリア管弦楽団と演奏しますね。変更がなければ、演目はパガニーニのバイオリン協奏曲第1番です。昨年のうちに切符をおさえていた私であります!
2007年3月28日(水):庄司紗矢香さん その2 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「庄司紗矢香のプロコフィエフとショスタコーヴィチを聴く」を追加しました。文は昨日に引き続き、松本武巳さんです。ここまで来ると、第3弾を期待したいですね。トップページには庄司紗矢香さんのCDジャケットを2枚並べて貼りつけてしまいました。
2007年3月27日(火):庄司紗矢香さん 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「庄司紗矢香《Live at The Louvre》を聴く」を追加しました。文は松本武巳さんです。松本さん、原稿ありがとうございました。
2007年3月25日(日):一体どうなっているのか
「CD試聴記」を久しぶりに更新、「リリー・クラウスのモーツァルト全集を聴いて」を追加しました。
2007年3月12日(月):Winter & Winter 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「Winter & Winter レーベルを聴く」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。ゆきのじょうさんのCD探索力には驚嘆しますね。私も早く聴いてみたいです。
2007年3月11日(日):メタモルフォーゼン 「あなたもCD試聴記を書きませんか」のコーナーに「二つのメタモルフォーゼンを聴く」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。また、更新が遅れて申し訳ありませんでした。
(An die MusikクラシックCD試聴記)