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2008年1月

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CD2008年1月31日(木):ゴルトベルク変奏曲

 ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に第3弾「二人の女性ピアニストによるバッハのゴルトベルク変奏曲を聴く」を追加しました。


 余談ですが、グールドの「ゴルトベルク変奏曲」を聴いたことがないという ゆきのじょうさんとは逆に、私はグールド盤を複数枚所持し、今も愛聴しております。特に新録音の方は、国内盤2種、SACD、さらにはデジタル録音をする際に実は同時収録していたというアナログ録音盤まであります。ちなみに、アナログ録音盤を聴いたときには、ピアノの音が違って聞こえてびっくりしました。ややキンキンするような神経質な音がかなり緩和されて聞こえたものです。同じ演奏をここまで聞き比べするのもどうかとは思いますが、興味深いです。

 

CD2008年1月24日(木):クレンペラー

 「あなたもCD試聴記を書いてみませんか?」のページに「クレンペラーのドヴォルジャーク」を追加しました。文はバセム・ハティガニイーさんです。

 

CD2008年1月23日(水):「わが生活と音楽より」第2弾はベートーヴェンの「皇帝」

 ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に第2弾「ふたつのベートーヴェン「皇帝」を聴く」を追加しました。

 

CD2008年1月22日(火):「わが生活と音楽より」

 新企画「わが生活と音楽より」を開始しました。私のコーナーではなく、おなじみ「ゆきのじょうさん」のページです。かねてより「あなたもCD試聴記を書いてみませんか?」に多数の試聴記を寄せて頂いていること、その試聴記が非常に優れていることなどを考慮して、ゆきのじょうさんのページを思い切って新設した次第です。これにともない、2006年・2007年に掲載した試聴記を「わが生活と音楽より」に移転しました。

 ゆきのじょうさん、工事が遅くなり、誠に申し訳ありませんでした。第1回目となる「二枚の美しい女声のディスクを聴く」の原稿を頂いたのは何と昨年の10月30日でしたね。An die Musik開設9周年記念企画を11月1日から2ヶ月にわたって実施していたとはいえ、長い間お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。何卒ご容赦下さい。

 

CD2008年1月14日(月):「のだめ」と寒稽古

 今日は2本立てです。ただし、2本目は音楽と関係がありません。何卒ご容赦下さい。

その1:「のだめカンタービレ」

 年始にテレビで放送された「のだめカンタービレ」続編をやっとビデオで見ました。正月の特別番組なのであまり期待はしていなかったのですが、すばらしい出来映えでした。もしかしたら原作を超えているかもしれません。これは早くDVD化してほしいですね。

 今回のテレビ版は原作をほぼ忠実に再現しているようですが、使用された曲が違っていて面白いですね。指揮者コンクールの間違い探しの曲はドヴォルザークの交響曲第8番だったはずですが、テレビでは交響曲第9番「新世界から」に変更されています。曲の知名度を考慮するとやむを得ない措置でしょう。

 私にとっては新たな発見がありました。のだめが弾くラヴェルの「道化師の朝の歌」です。のだめが弾くこの曲を聴いて「へえ、いい曲だねえ」と思いませんでしたか? ラヴェルはドビュッシーと並んで謎の作曲家だったのですが、完全に「へえ・・・・」になってしまいました。恥ずかしながら、初めてクラシック音楽に接する人とどこも変わらない状態です。見栄を張っても仕方がありません。ラヴェルに関しては何も知らないと自覚して、ミーハーになることに決めました。こういうときにはCD棚をもう一度眺めて、どんな曲だったのか再確認します。幸い、昨年来続けているフランソワ・マラソン・シリーズの中にラヴェルが含まれていました。

CDジャケット

ラヴェル

  • 亡き王女のためのパヴァーヌ
  • 水の戯れ
  • 古風なメヌエット
  • ソナチネ
  • 組曲「マ・メール・ロワ」(4手のための)
  • ハイドンの名によるメヌエット

ピアノ:サンソン・フランソワ
録音:1967年
EMI(国内盤 TOCE-13356)

 「道化師の朝の歌」は「鏡」の第4曲で、フランソワ盤だと7分15秒で演奏されています。テレビドラマではこれをぶつ切りにして聴かせていたのですが、全曲を通して聴くのとそうでないのでは随分印象が違いますね。

 「のだめ」の最後にはブラームスの交響曲第1番が演奏されていました。こちらは完全に馴染みの曲です。どこをどのように編集=ぶつ切りにしたのか如実に分かります。ビデオで見ているときは「おいおい、随分激しく切ってくれるじゃないの」と思っていたのですが、いいじゃないですかね。これでクラシック音楽が好きになる人が一人でも増えるのであれば。私だって馴染みの薄かったラヴェルの曲に関心を持てたのですからね。おじさんも初心に戻って知らない曲にチャレンジした方がお得です。クラシック音楽ファンといっても自分で枠をはめた狭い範囲の曲しか聴いていないことだってありますよね。そういう姿勢は今年こそ改めたいです。

その2:寒稽古

 3連休はまた苗場スキー場に行って寒稽古をしてきました。

 出かけるとき、さいたまは雨でした。スキー場も雨だったら最悪だと思いながら関越自動車道を北上していくと群馬県の猿ヶ京温泉あたりから雪になりました。まずまずのコンディションで良かったと言いたいところですが、スキー場で滑走していると、なんだかどんどん冷えてきます。ついに長女が堪えられなくなってふたりは下山しました。電光掲示板にはマイナス2度と標記されていましたが、とてもそうは思えない寒さです。宿のおじさんも「これは寒い!」と言います。電光掲示板の表示は本当に正しいのでしょうか? 

 翌13日(日)は強風でゴンドラはすべて運休。稼働しているリフトは3本だけでした。そんな日はスキーをしてはいけないのです。リフトが動いていないのですからリフト待ちは20〜30分になってしまいます。その間、強風が容赦なく吹きつけるのです。雪が顔に当たるだけで涙が出そうになります。とはいえ、恐いもの見たさというのか、様子を見に私は浅貝スキー場まで偵察に行ってしまいました。馬鹿なことをしたものです。上の方はすごい地吹雪。さっさと切り上げて宿に逃げ込みました。

 本日14日は風もおさまり、ゴンドラも動いていたので長女を連れて山頂方面に登ってみました。筍平という格好の緩斜面があるのですが、信じられないほど寒い! リフトに乗っているとブーツの先が冷えてきて、両足の親指が凍傷にかかってもげてしまうのではと恐くなってきました。これでは子供が冷えて危ないと思ってすぐに下山し、麓で練習をしました。がんばって頂上付近でリフトに乗っていたら本当に凍傷になっていたかもしれません。リフト乗り場の係員さん達は大丈夫なのでしょうか? 仕事とはいえ気の毒になります。

 こういう寒さを経験すると地球温暖化が嘘のように感じられてくるのですが、やはりちょっと前までの冬と違うようです。昔だったら、これだけの寒さになれば毎日50センチくらいずつ雪が積もったものでした。今は数日で高々10センチから20センチしか積もりません。年末年始にも寒波が来たはずなのに雪はさっぱり。苗場でも何かが変わってきているようです。地球温暖化は意外に複雑な進展をしながら迫ってくるのではないかと心配する今日この頃です。

 

CD2008年1月6日(日):謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

  年末年始は久しぶりに雪山にこもり、スキー道に精進していました。といっても、実際に精進していたのは私ではなく長女です。さすがに1週間もスキー場を連れ回したので、はじめはボーゲン(プルークターン)しかできなかった長女も恐いもの知らずになり、最終日には苗場スキー場のリーゼンスラロームバーンもこなしてしまいました。うーむ。まさかこの日がこんなに早く来てしまうとは・・・・喜んでいいのか悪いのか。

 新年の抱負を熱く語りたいところですが、年末にすべてを語ってしまいました。今年は馬齢を重ねるのではなく、もっと真剣にクラシック音楽を聴いていきたいと思っています。よろしくお付き合い下さいね。

 

(An die MusikクラシックCD試聴記)