ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2010年10月

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CD2010年10月22日(金):海へ、山へ、自転車で

 近況を書きます。音楽とは全く関係のない話で大変申し訳ありません。

 今年の夏、5歳の次女が自転車で遠乗りできるようになりました。次女は親に似つかず、どういう訳か体育会系であります。春先には6キロくらいをキーコーキーコー運転し、その後に疲れも見せずに私と3キロのジョギングにつき合うのです。この次女は、夏に新調してあげた自転車がよほど気に入ったのか、がんがん乗り回し始めます。お父さんも、「じゃあ、荒川の方まで行ってみるか」とつい口走ってしまいました。久しぶりに荒川のあたりまで出て自転車で走ってみると、広々とした場所だけに実に楽しい。彩湖(さいこ)という人造湖を中心とした自転車道を親子で20キロくらい走る日々が続きました。気持ちよく走れるようになって良かったね・・・という訳なのですが、これで大変なことが生じてしまいました。お父さん=私が、自転車の楽しさにはまってしまったのであります。

 調べてみると、荒川には荒川自転車道が整備されていて、上流に向けても、下流に向けても自転車道が延びている模様です。これは行ってみなくてはなりません。まずは上流方向に。といっても、普通の自転車で行くわけですから目的地へ半分も到達しないうちにギブアップし、5時間ほどでヘロヘロになって帰り着きました。それではめげない私は今度は下流方向にチャレンジしてみました。目的地は葛西臨海公園です。ここには歯を食いしばってやっとの事でたどり着きました。行くには初めてだったこともあるのか4時間もかかりました。夏とはいえ、暗くなる前には帰りたいと願い、必死の思いで自転車を漕ぎ、かろうじて日が落ちる前に家に帰り着きました。家に帰るとグロッキー状態であります。おしりも痛い。

 海からさいたまに帰るときには日没が怖かったため、私は本当に必死に自転車を漕いでいました。なのに、ふと周りを見ると、両手放しで、しかも鼻歌交じりにスポーツ自転車を楽ちん運転している人が私を軽々と抜いて行くではないですか。これには大ショックでした。そういえば、私の自転車はありとあらゆるスポーツ自転車乗りに追い越されていました。普通の自転車ではどうにもならないものか。自転車の大先達である青木さんに相談したところ、楽しいスポーツバイクの世界を教えられ、私もようやく一念発起、スポーツバイクを購入しました(女房におねだりですけど)。

 私が買ったのはGIOSというイタリア・メーカーのロードバイクで、AL LITEというモデルです。初心者用のモデルですが、乗ってみると軽いのなんの。車体は10キロもありません。自転車の作りが普通の自転車と全く違っていて、なんだか自分と一体化したような乗り心地があります。思い切ってギアを重くし、上体を低くして漕ぎ始めるとものすごいスピードが出ます。これにはびっくり。スピードがまるで違う。2日ほど近所で足馴らしをした後、私はリベンジを果たすべく、再度荒川自転車道に乗り込み、海を目指しました。今度は2時間20分で葛西臨海公園に到達であります。普通の自転車で最初に行ったときには4時間だったのですから驚きです。先々週は再度トライし、時間を20分短縮しました。最初4時間だったのに、2時間です。スポーツバイクの性能は圧倒的なんですね。

 ここまで来たら、今度は山に行きたくなります。先週は思い立ったが吉日とばかりに新潟県の苗場スキー場行きを断行しました。我が家からは180キロあります。青木さんは1日200キロ以上走ることも珍しくないようですが、初心者の私では180キロを1日で走ることはできません。しかも、最後に群馬県の月夜野から長い長い上り坂があり、果ては三国峠を越えなければなりません。仕方なく、初日は熊谷まで60キロ走り、翌日朝から猛ダッシュして群馬県を駆け上りました。沼田あたりで大型トラックに追われつつ、三国峠を越えたのは日がとっぷりと落ちた6時過ぎでした。峠攻めは予想以上に厳しく、苗場の宿に着いたときには自転車のハンドルを握っているのが精一杯で、文字通り自転車から転げ落ちるような有様です。それでも2日目に120キロを走り、ちょっとした達成感ができました。ここ何年間も、こうした達成感を得たことはありません。大変でしたが、楽しかったです。

 苗場で私の姿を見た宿の人は自転車で来たことに驚きつつも、「そういえば、昔走ってきた人たちがいたよ」と言います。何人かの集団で、3日がかりで苗場まで走ってきたのだそうな。うーむ。今度は私も走って苗場に行こうかな。

 

CD2010年10月19日(火):「ケンペを語る 100」第8回

 「ケンペを語る 100」第8回に「ケンペの小品集LPをCDで再現してみる」を追加しました。文は青木さんです。青木さん、原稿ありがとうございました。青木さんらしいユニークな企画ですねえ。必ず最後までご覧くださいね。


 そういえば、今日49回目の誕生日を迎えた模様です。全く嬉しくありませんが、女房子供がケーキを焼いてくれるのはとても嬉しいです。

 

CD2010年10月13日(金):「ケンペを語る 100」第7回

 「ケンペを語る 100」第7回に「ケンペのデッカ録音を聴く」を追加しました。文は青木さんです。青木さん、原稿ありがとうございました。

 

CD2010年10月8日(金):ショパン・コンクール その3

 松本さんによる「音を学び楽しむ、わが生涯より」に「ショパン・コンクール過去の入賞者たちの音源から−第3回−」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。またも掲載が遅れ、申し訳ありませんでした。


ヘッドフォン導入

 先日、STAXのヘッドフォンを導入しました(STAXではヘッドフォンと言わず、イヤースピーカーと称しているようです)。 導入したのはSRS-4040Aです。

 実はこのヘッドフォンを好きで導入したのではありません。仕方なく、窮余の策として導入したのであります。しかも、ちょっと高価なヘッドフォンであるため、半年以上女房に頼んでやっとOKが出たのであります。

 我が家では私のオーディオルームの真下に女房・子供が寝ています。そのため、夜はもともと音量を絞ってCDを聴いていたのですが、ここに来て小学5年生の長女が「お父さん、うるさいよ!」と苦情を言い始めました。小学5年生にもなると遅くまで眠れないことがあるようです(早く寝てほしいものです)。

 お父さんとしては夜家族に迷惑をかけてまでCDを聴くわけにもいきません。やむなく小音量でCDを聴いていたのですが、このストレスったらありません。ごくごく小さな音でスピーカーを鳴らしていると、なんだか悲しくなってきて、音楽鑑賞どころではありません。 それで窮余の策としてヘッドフォンの導入をしたわけです。

 このヘッドフォンを繋ぐのはちょっと心配でした。STAXのヘッドフォンは同社のヘッドフォンアンプを今のオーディオ装置に繋がなくてはいけないこと、そもそもそのヘッドフォンアンプをどこに置くかという問題があったからです。

 私のオーディオルームはプロジックにチューニングしてもらったものですから、下手に繋いで良いものかと真剣に悩みました。「はて、どうしたものか」と思い、プロジックに相談したところ、問題は一挙に解決。アコースティックリヴァイブのボードを今のラックの前に置き、その上にヘッドフォンアンプを設置することにしました。RCAケーブルもアコースティックリヴァイブで調達。ヘッドフォンアンプは納入前にプロジックがチューニングしてくれました。

 というわけで無事にヘッドフォンを導入できました。 ヘッドフォン及びヘッドフォンアンプはまだエージング中ですので、本領発揮までにはもう少し時間がかかるとは思いますが、まずまずの自然な音で鳴っています。

 ゴールドムンドのアンプで鳴らすB&Wのスピーカーの音は私のCD鑑賞の必需品だったのですが、やむなく深夜はヘッドフォンを頼ることにします。もとよりヘッドフォンとスピーカーの音は比べるべくもなく、優劣を論じるレベルでは決してありません。ヘッドフォンでCDを聴いていると、若かりし頃、壁の薄いアパート住まいをしていたときを思い出して、双六で振り出しに戻ったような気になってしまうのが玉に瑕ですが、これでストレスは少し軽減できそうです。

 

CD2010年10月7日(木):RCO来日

 青木さんによる「コンセルトヘボウ管弦楽団のページ」に「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2010年来日公演」スケジュールを追加しました。まだまだ先のことだと思っていたのですが、来月にはRCOがやってきますね。今回掲載したのはスケジュール表です。こうしてみると、今回は開演時間がまちまちなのが興味深いです。例えば、11月20日(土)のサントリーホール公演は、土曜日なのに夜7時半開演です。終演後飲みに行くと、飲み始めがいきなり夜10時過ぎになるのでしょうか? 飲むことばかり考えていてはいけないのですが、きっと団員の移動時間などいろいろな事情があるのでしょうね。

 

CD2010年10月1日(金):「ケンペを語る 100」第6回

 「ケンペを語る 100」第6回に「ケンペのベートーヴェンを聴く(その1)」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。また、掲載が遅くなり、誠に申し訳ありません。


 

(An die MusikクラシックCD試聴記)