ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2008年7月
2008年7月30日(水):LP
青木さんの「コンセルトヘボウ管のページ」に「コンセルトヘボウ管のレコードを聴く」を追加しました。
今日は長女を連れて大宮のソニックシティで沼尻竜典指揮日本フィルのコンサートに行ってきました。コンサートと言っても子ども向け夏休みコンサートです。会場に行ってみると子どもを連れたお父さんお母さんでいっぱい。おそらくチケットは完売していたはずです。
プログラムはモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲、バッハの「G線上のアリア」、チャイコフスキーの白鳥の湖」から「4羽の白鳥の踊り」、ハチャトゥリアンの「剣の舞」、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」、その後オーケストラと一緒に歌う3曲(「誰にだってお誕生日」「大きな古時計」「さんぽ」)、最後にムソルグスキーの「展覧会の絵」という充実したものでした。
こういうコンサートでは会場で私語が絶えなかったり、泣き出したりする子どもがいたり、眠っている人ばかりだったりで、演奏する側はさぞかしやる気が出ないだろうなと私は思っていたのですが、日フィルの皆さんは熱演しますね。強いプロ意識を感じます。指揮者の沼尻さんがピアノも受け持った「ラプソディー・イン・ブルー」の演奏は特に素晴らしかった。残念ながらわが長女はその曲だけぐっすりと眠りに落ちていましたが。
私の隣にはよそ様の子ども(男子)が座っていました。お母さんによほど無理やり連れて来られたのか、コンサートが始まる前からふてぶてしい態度で、開演してからもぶつぶつお母さんに文句は言うわ、わざわざ大げさに狸寝入りはするわ、私にとっては見ていてなかなか楽しいアトラクションでした。もしかしたら会場にはそうした子ども達が他にもいたのではないかと思われますが、どうだったのでしょう。
私は今日のコンサートが満席になるとはとても思っていませんでした。クラシック音楽のコンサートで満席になるのはそう頻繁にないはずです。自分の子どもにはクラシック音楽を聴かせてみたいという親は私を含め結構多いのでしょうね。
さて、子ども達はクラシック音楽が好きになってくれたでしょうか。私の隣にいた男の子は「展覧会の絵」の終盤を喜んで聴いていたようでした。我が家の娘も「展覧会の絵」を最後まで聴いて楽しんでくれたようです。将来クラシックファンになるか、あるいは今日のコンサートで退屈な音楽というイメージを強く持ってしまうのか。子どもは親の思い通りにはならないものなのであまり期待しない方がいいかもしれませんね。
2008年7月23日(水):オーディオ篇
CD試聴記に「オーディオ篇 機材のグレードアップ」を追加しました。
2008年7月21日(月):魔女?
ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に「二人の女性ヴァイオリニストによるビーバーのミステリー・ソナタを聴く」を追加しました。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。それにしても凄すぎるCDジャケットです。プロデューサーは一体どんな人なんでしょうね。
2008年7月20日(日):RCOブラス
青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」に「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団ブラス・クインテット」を追加しました。青木さん、原稿をいただいておりながら掲載が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。
このブラス・クインテットを私は全くウォッチしていなかったのですが、青木さんの文章を読んで、もったいないことをしたとつくづく思いました。
2008年7月12日(土):「私のカラヤン」完結
ゆきのじょうさんの不定期連載「わたしのカラヤン」に「最終章 すくらっぷ・ブック 「わたしのカラヤン」永遠の名盤」を追加しました。ゆきのじょうさん、内容の濃い原稿を毎回ありがとうございました。
元はといえばオフ会の席で聞くゆきのじょうさんの話があまりにも面白かったために私がおねだりしたのが今回の企画でした。第1回はどうしてもモーツァルトについて書いてもらいたいと伝えた後はゆきのじょうさんの筆の赴くままに書いていただいたのですが、これだけ面白い内容になるとは依頼した私も予想しませんでした。ゆきのじょうさん、本当にありがとうございました。もしまだ書き足りないことがありましたら、余録をお願いしますね。
2008年7月6日(日):ジャケ買い
ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に「「ジャケ買い」した二枚の現代ピアノ音楽を聴く」を追加しました。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。
7月4日までの2週間、女房が中国に出張していたため、私はCDを聴く暇も本を読む暇もありませんでしたが、昨日はようやく自分の時間をもらい、映画を観に行ってきました。観たのは「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」。我が家の女房はインディ・ジョーンズでさえ恐怖映画の類だと認識しているので子供にも「恐いから行ってはいけないよ」と耳打ちします。映画は私にとっては魅力的な娯楽であるのですが、女房や子供と観ることができる映画はよくよくないものです。
それはともかく、「クリスタル・スカルの王国」はスピルバーグにとって「英雄の生涯」みたいな作りになっていて、過去の自作に対するオマージュらしきものが次から次へと出てきます。これからこの映画を観る人もいると思いますのでこれ以上は書けませんが、途中からは文字通り唖然呆然。スピルバーグはこの映画を最後に引退でもするのかと本気で思いました。
しかし、R.シュトラウスだって1898年に「英雄の生涯」を作曲した後、「サロメ」(1905年)をはじめとするオペラの傑作をいくつも書き上げ、オーケストラ曲も多数発表しています。創作に関わっている人はどこかで自作を引用したくなるのでしょうか? などと思いつつ映画館を出た私でした。
(An die MusikクラシックCD試聴記)