ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2010年8月

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CD2010年8月26日(木):ユリア・フィッシャー再び

 ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に「ユリア・フィッシャーの二枚の新譜を聴く(観る)」を追加しました。8月6日には松本さんによるレビューを掲載しました。お二方に書いていただいたので、今度はいよいよ私も・・・といきたいところですが、恥ずかしながら手元不如意のためユリア・フィッシャーのパガニーニもDVDもまだ入手しておりません。お二方の文章を読むと、すぐにでもCDショップに走りたくなるのですが、すぐ女房にCDとDVDを発見されてしまいそうです。敵が油断した隙を突いて密かに購入しCDラックに放り込むしかなさそうです。なんだか情けないですねえ。


速読

 CDとは別の話をひとつ。

 私は書物が好きで、できれば本は1日に1冊読めないものかと昔から苦心してきました。1日1冊どころか1週間かかって1冊も読破できないこともありますので私の読書の量は知れたものです。一方、世の中には速読の技術を身につけている人がいるらしく、私としては「うらやましいものだ、あやかりたい」と願い続けています。私はたくさん読みたいわけですから、速読に関する本や記事はできる限り読みます。先頃も日経アソシエで速読術特集をしていたので思わず熟読しました。しかし、今まで知られている速読術と大きく変わる内容が記載されているわけではありませんでした。私の知る限り、速読とは、流し読みに他なりません。本を最初から最後まで几帳面に読む必要はない、ということです。わかりやすく言えば、新聞を眺めるときのように本を読めば速読できる、ということになります。

 しかし、どう考えてもそれはきちんと読んだことにはならないと私は思っています。速読の指南書に従い、何10冊かの本を私も流し読みしましたが、一体それで何が私の中に残ったのか疑問であります。速読の技術は気にはなりますが、一冊の本をしっかり楽しみたい、活字を味わいたい、日本語を愛でたいという前時代的な欲望を持つ私のような人間には速読は向かないのですね。一生の間にあと何冊の本を読めるか心許ないのですが、速読などという幻影を捨てて、良書をじっくり時間をかけて読みたいものです。そういえば、CDでも同じことが言えるかもしれませんね。

 

CD2010年8月19日(木):「ケンペを語る 100」第4回

 「ケンペを語る 100」第4回として「ケンペのチャイコフスキーを聴く」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。今回も渾身の力作です。文章を読んでいるだけで音楽が聞こえてきそうです。

 

CD2010年8月18日(水):ショパン・コンクール その2

 松本さんによる「音を学び楽しむ、わが生涯より」に「ショパン・コンクール過去の入賞者たちの音源から−第2回−」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。また、お盆前に原稿をいただいておきながら掲載が遅れ、申し訳ありませんでした。


 松本さんが真面目に原稿を書いてくださっているところに漫画の話で申し訳ありませんが、私からちょっとだけ。

 ショパン・コンクールと言えば、漫画「ピアノの森」(一色まこと)が第18巻まで来ていますね。登場人物たちがコンクールの中で様々なドラマを見せてくれて興味が尽きないのですが、漫画の中では審査方法にも触れられており、審査がどう転んでいくのかその展開にちょっとどきどきします。

 ところで、この「ピアノの森」の主人公は一ノ瀬海(いちのせ・かい)ということになっていて、漫画のサブタイトルも「The Perfect World of Kai」と表記されています。私はこの漫画をずっと読んできて、妙だなと感じることがあります。作者はどう思っているのか分かりませんが、実質的な主人公は海の友人であり、ライヴァルである雨宮修平であると私は確信しています。雨宮にとって、海は圧倒的な才能を持ち、自分の前に大きな壁のように立ちはだかる存在です。雨宮は海のような天才ではない。しかし、だからといって雨宮はピアノを諦めない。自分のピアノを探し、成長していきます。これは雨宮の成長のドラマであろうと私は思っています。漫画の中のことですが、雨宮を見ていると、「頑張れ!」と応援したくなります。

 

CD2010年8月16日(月):「ケンペを語る 100」第3回

 「ケンペを語る 100」第3回として「ケンペのブラームスを聴く:その他の録音」を追加しました。文はゆきのじょうさんです。ゆきのじょうさん、原稿ありがとうございました。また、毎度のことですが掲載が遅れて申し訳ありません。

 今日は私が住むさいたまも猛暑でした。午後3時半頃に外出すると、異様に暑い。日差しが当たって暑いというのではなくて、太陽光をレンズで集め、肌にじりじり焼き付けてくるような感じでした。いくら私が色黒だからといっても、こんな経験は子供の頃でもしたことがありません。こう暑いとクラシック音楽どころではないと思うのですが、意外と優雅にハイドンを聴いていたりします。今日取り出したディスクはアバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の交響曲第101番「時計」でした。とても良かったです。

 

CD2010年8月6日(金):ユリア・フィッシャー

 松本さんによる「音を学び楽しむ、わが生涯より」に「ユリア・フィッシャーの新しいDVDとCDを聴く」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。

 ユリア・フィッシャーのPentatone時代の録音では、地味なCDジャケットが使われていました。が、メジャーレーベルDGに移籍した途端に売り出し方がアイドル路線になりました。バッハの協奏曲録音の写真の見せ方はアイドルそのものです。私はそれを見ながら首を傾げていたのですが、スピーカーから音が出るやいなやその音楽にノックアウトされたものです。アイドル的なCDジャケットの方が売り上げが良くなるのでしょうが、妙な気分です。

 

CD2010年8月5日(木):ショパン・コンクール

 松本さんによる「音を学び楽しむ、わが生涯より」に「ショパン・コンクール過去の入賞者たちの音源から−第1回−」を追加しました。松本さん、原稿ありがとうございました。第2回目以降も楽しみにしています。


 ツイッターについて

 ツイッターのアカウントを本日削除しました。6月半ば以降はつぶやいておらず、私がフォローする方々のつぶやきを拝読するだけでしたが、拝読するのが目的であるならば自分のアカウントを持つ必要はありません。また、私がつぶやくべきものは何もないのに、アカウントを残しておく必要は全くないと判断しました。何かを書きたい、記録として残しておきたいと思うのであれば、ツイッターではなく、An die Musik上で書き残していくこととします。これまでフォローしてくださった皆様、短い間でしたがありがとうございました。


 

(An die MusikクラシックCD試聴記)