ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2003年5月

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CD2003年5月29日:「1日1時間」のススメ

マンションから現在の一軒家に引っ越して1年半あまり。私は、小さいながらも念願のオーディオルームを手にしたわけです。私は「さあ、これからはガンガンクラシック音楽を聴けるぞ!」と意気込んでいたわけですが、実際にはそれほどガンガン聴く、などということにはなりませんね。

例えば、夜10時頃スピーカーと向き合ってクラシック音楽をある程度の音量で聴き始めたとします。私はゆったりとしたスツールに座り、足を伸ばして聴いています。身体はリラックス、音楽は真面目に聴いています。問題はここからです。この状態でガンガン何時間もクラシック音楽を聴き続ける、というのはほぼ不可能ですね。結構体力的にも精神的にもしんどかったりします。まず集中力が続きません。情けないことに、「牧神の午後への前奏曲」を最後まで聴き通せないことだってあります。もちろん、1時間を超える大曲を聴いたり、30分程度でも激しい音響を伴う曲を聴く前には相当身構えます。長く聴く努力をしたこともありますが、疲れるだけですし、適当に聴いていると何も頭に残りません。我ながら馬鹿みたいです。

こういう状況のため、家族といるときには小さな音量ででもクラシック音楽のCDをかけ続けたマンション時代に比べて、オーディオルームを持った今の方がクラシック音楽に触れる時間はかなり短くなっています。

しかし、私は最近になって、「そもそもガンガン聴くなどというのは愚の骨頂だな」と気がつきました。ガンガン聴くというのは折角の音楽を自分の胃袋で消化しないことを指すのではないかと思います。

このところ、クラシックCDの値崩れが進んだお陰で、誰もが安く大量のCDを購入できるようになりました。そのため、私も一時は買ったCDの枚数に、聴ける枚数が追いつかないようになったことがあります(このページの読者にもいませんか?)。ただし、それを焦って数ばかりこなしていたって何もいいことはありません(でした)。そうなったら、安いからといって買うことをやめてみるなり、いっそのこと、焦って聴くのをやめた方がいいでしょう。

私の経験では1日1時間も真剣に聴ければ、かなり自分の中に音楽が残ります。もし1時間で短いというのであれば1日90分でしょう。90分というのは1回のコンサートで聴くネットの長さとほぼ同じですね。コンサートも、聴衆の集中力などを考慮した結果あの長さになったのでしょう。ガンガン聴く、などという考えはきっぱり捨てて、例えば1時間だけしっかり聴くことを大事にしたいものです。

なお、昨晩私がきちんと聴いたのは、ケンペ指揮ミュンヘンフィルのブルックナー:交響曲第4番、それも第1楽章だけでした("Great Conductors of the 20th Century"の復刻盤です)。すばらしいブルックナーの響きに満たされ、私は第1楽章だけで満足して就寝しました。


CD2003年5月28日:「あなたもCD試聴記を書いてみませんか?」のコーナーに「フィルハーモニア管のフルート奏者ガレス・モリス」を追加しました。文は江口さんです。これは江口さんからのメール内容を、私がお願いしてAn die Musikに掲載をさせて頂いたものです。江口さん、原稿をありがとうございました。


CD2003年5月27日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に以下の2つを追加しました。

うむむむ・・・私も行きたいぞ!


CD2003年5月26日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に「チョン・キョンファさんニューヨーク・フィルに登場」を追加しました。う、羨ましいなあ・・・・。


CD2003年5月25日:青木さんの「コンセルトヘボウ管のページ」に「驚きに満ちた名演奏、ベイヌムのシェエラザード」を追加しました。このCDは、掲示板にあった青木さんの書き込みに煽られて買ったものです。実のところはあまり気乗りしない買い物だったのですが、聴き始めてびっくり! スンバラシイ! ・・・というわけで感激してしまった私が青木さんにおねだりして今回の原稿ができたのであります。青木さん、忙しい中にもかかわらず原稿依頼に応じて下さり、誠にありがとうございました。


CD2003年5月20日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に「ミドリさんのシベリウスのバイオリン協奏曲Part 2(やっぱりすごかったシカゴ響)」を追加しました。


CD2003年5月19日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に「レーピンさんのシベリウスのバイオリン協奏曲」を追加しました。


CD2003年5月18日:「あなたもCD試聴記を書いてみませんか?」のコーナーに「ケンペのグラゴル・ミサ(ヤナーチェク)を聴く」を追加しました。文は「たけみちゃん」さんです。大変申し訳ありませんが、私はこのCDを持ち合わせておりませんでした。ジャケット写真を掲載できなかったことをお詫び申しあげます。


CD2003年5月17日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に「ミドリさんのシベリウスのバイオリン協奏曲Part 1(ボロボロだったボストン響)」の記事を追加しました。


CD2003年5月15日:岩崎さんの「アメリカ東海岸音楽便り」に「2002-2003 シーズンを振り返って
私が選んだボストン響年間ベストコンサート。だが・・・
」の記事を追加しました。なお、タイトルにつけていた「仮題」は削除しました。これが正式名称と相成っております。


CD2003年5月14日:「ハイティンクの録音歴」に「番外:DECCA録音篇」を追加しました。青木さんによる「コンセルトヘボウ管のページ」は大変な分量になってきました。そろそろトップページにあるゼンパー・オパーの写真はコンセルトヘボウに差し替えが必要かも。


CD2003年5月13日:

その1:「ハイティンクの録音歴」に「R.シュトラウス篇」を追加しました。

その2:リンク集に「青いTシャツ」を追加しました。このページはクラシック音楽専門ではありませんが、コンテンツに「地球交響曲」というクラシック音楽を扱うページがあります。


CD2003年5月12日:新企画「アメリカ東海岸音楽便り(仮題)」開始!

今日An die Musikを訪問して、トップページに何気なく鎮座している新企画に驚かれた方もいらっしゃるはず。アメリカ・ニューハンプシャーにお住まいの岩崎さんの手記を掲載するページを始めました。タイトルは私が勝手につけてしまいましたので、あくまでも作者の岩崎さんに決定していただくまでの仮題とします。岩崎さん、ぜひタイトルをお願いします。

An die Musikにはヨーロッパのオケがよく登場していますが、アメリカのオケの情報は極めて少なく、ましてやコンサート情報は全くありませんでした。今回私が岩崎さんにお願いしたのは、そうした背景があったからです。岩崎さん、のんびり更新して下さいね。もちろん、青木さんの「コンセルトヘボウ管のページ」同様、岩崎さんのページでは私が居候です! 


CD2003年5月8日:「ハイティンクの録音歴」に「ラヴェル篇」を追加しました。


CD2003年5月7日:「ハイティンクの録音歴」に「ブルックナー篇」を追加しました。

このシリーズに関して。青木さんの原稿が送られてくるたびに私は手持ちのCDを取り出して聴きたくなってしまいます。他にもそんな人はおられませんか?


CD2003年5月2日:「ハイティンクの録音歴」に「マーラー篇」を追加しました。長文です。青木さんはファイルを分割して下さったのですが、今回はひとつのファイルにまとめました。


(An die MusikクラシックCD試聴記)