ARCHIVE OF WHAT'S NEW?
2010年5月
2010年5月28日(金):ケンペを語る 100
今年はショパンとシューマンの生誕200年なのでアニバーサリー企画が目白押しです。それはそれで結構なのですが、An die Musikとしてはちょっと別の企画を考えています。今年は指揮者ケンペの生誕100年に当たりますので特別企画を実施します。題して「ケンペを語る 100」。今回も皆様からのご参加をお待ちしております。今までケンペに縁のなかった方も是非この機会にケンペを聴いてみましょう。
2010年5月27日(木):コダーイ PART 3 及び 追記
青木さんの「音の招待席」に「PART 3 コダーイ・メソッドとコラール・ワークス」及び「追記:その他のCDなど」を追加しました。「PART 3」では、「もしやあれでは・・・」と思いながら文章を読んでいたらやはりそうでした。あんなところに出てきていたんですねえ。
2010年5月26日(水):コダーイ PART 2
青木さんの「音の招待席」に「コダーイを聴く PART 2 ダークサイド・オブ・コダーイ」を追加しました。
2010年5月25日(火):コダーイ
青木さんの「音の招待席」に「コダーイを聴く」を追加しました。青木さん、原稿ありがとうございました。私の「マーラーの交響曲第2番「復活」を聴く」は本日お休みします。
2010年5月24日(月):マーラーの『復活」その3
「CD試聴記」の「マーラーの交響曲第2番「復活」を聴く」に続編その2「アバド盤」追加しました。これ、「名盤を探る」の続編になっているような気がしますね。「復活」はもう少し続きます。
2010年5月23日(日):映画「オーケストラ」
長女を連れて映画「オーケストラ」を観に行ってきました。ブレジネフ政権下で音楽家生命を絶たれた指揮者とオーケストラ団員が30年ぶりにパリでコンサートを開くという話です。フランス語の原題は「Le Concert」。指揮者も団員も、30年間公式の演奏活動をしていません。しかも、公演当日までリハーサルも行わず、ぶっつけ本番で公演に望み、それで大名演を行って拍手喝采を受けるという実に漫画的な展開でした。この展開にはあの「のだめカンタービレ」も真っ青でしょう。
しかし、それだけの映画であれば世界の映画市場でヒットするわけがありません。いくら何でもこれはあり得ないだろうという部分に、シリアスなストーリーを混ぜ合わせ、感動的な話にしてあります。シリアスなのは、30年前にソ連という国家があり、国家が暴力的であったためです。これがこの映画の前提です。ソ連という国家があったことを知らないとこの映画は理解できません。小5の長女は途中で訳が分からなくなって寝てしまいましたが、致し方ありません。そんなこと、習ってもいないですし、お父さんも教えたことはありません。
主人公の指揮者は、オーケストラからユダヤ人を排除しようとするソ連政府の方針にもかかわらず、ユダヤ人の女性ヴァイオリン奏者をソロにしてチャイコフスキーの協奏曲を演奏しますが、その演奏の途中に当局に踏み込まれます。演奏会はその場で中止。その後指揮者と団員はクラシック音楽の世界から離れて30年間細々と暮らしています。
映画の主人公である指揮者はパリで公演を行うに際して件のヴァイオリン協奏曲を演目に選びます。そのソリストも指名して実現させます。ソリストは29歳の美人奏者で、大スターらしいです。そのソリストをなぜ選んだのか、というのが映画後半の重要主題です。これが解き明かされるのは本番中ですが、上手な展開です。私は感涙にむせんで帰宅しました。これならクラシック音楽ファンでなくても楽しめるでしょう。お勧めです。もっとも、長女はすっかり退屈してしまったようなので歴史を知る大人向けでしょう。
ところで、30年もまともに演奏していない楽団が、いきなり本番に臨むとどうなるか。最初からぼろぼろになるのは目に見えています。映画でもいきなり揃うような演奏はさすがに聴かせません。これではこの世の終わりだという前奏の後、ヴァイオリンソロが入ります。このソロに触発された団員は、突如完璧な演奏ができるようになり、指揮者、ソリスト、オーケストラ3者による丁々発止のチャイコフスキーを繰り広げるわけですが、これは映画ならではのご愛敬というものでしょう。
なお、ソリスト役のメラニー・ロランは映画の役と実年齢が同じはずです。私は映画の間彼女に見とれていたのですが、そのようなことは絶対長女には秘密であります。
映画公式サイトはこちらです。立ち上がるまでに時間がかかるかも。
2010年5月21日(金):マーラーの『復活」その2
「CD試聴記」の「マーラーの交響曲第2番「復活」を聴く」に続編を追加しました。まだ続きます。
2010年5月20日(木):マーラーの『復活」
「CD試聴記」を久々に更新し、「マーラーの交響曲第2番「復活」を聴く」を追加しました。大作を書きたいところですが、それを目指すとまたCD試聴記が書けなくなってしまうので小出しにしながら纏める予定です。
2010年5月19日(水):モリエール
青木さんの「音の招待席」に「ドレスデンのモリエール 〜 「町人貴族」と「ナクソス島のアリアドネ」」を追加しました。
2010年5月18日(火):メータ
青木さんの「音の招待席」に「ミュージック・フロム・アウター・スペース 〜 宇宙からの音楽」を追加しました。この頃のLPジャケット、懐かしいですねえ。私のところにあるのは、変わり果てたジャケットに差し替えられたCDです。オリジナル・ジャケットのCDが欲しくなります。これがオヤジというものなのでしょうけど。
2010年5月17日(月):ニッケルハルパ
ゆきのじょうさんの「わが生活と音楽より」に「ニッケルハルパを聴く」を追加しました。この原稿は4月上旬にいただいていたのですが、「名盤を探る」が終わるまで掲載を見合わせておりました。ゆきのじょうさん、申し訳ありませんでした。
2010年5月14日(金):「名盤を探る」:総括
「名盤を探る」のごく簡単な「総括」を掲載しました。たくさんの録音を聴いたので、私にとっては実りのある企画でしたが、読者の皆様はいかがでしたでしょうか。
2010年5月13日(木):「名盤を探る」第24回:バッハ
「名盤を探る」第24回はゆきのじょうさんの再登場です。「バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻で3人のバッハに会う。」をご覧ください。文中にあるように、これはオフ会の席で私がゆきのじょうさんにおねだりしたものです。ゆきのじょうさん、いつも私のおねだりにお応えくださり、ありがとうございます。
2010年5月12日(水):「名盤を探る」第23回:ショパン
「名盤を探る」第23回は松本武巳さんによる「ショパン《練習曲集》の名盤を探る」です。
2010年5月11日(火):「名盤を探る」第22回:ベートーヴェンの「第九」
「名盤を探る」第22回は松本武巳さんによる「ベートーヴェンの交響曲第9番の名盤を探る」です。
過去の「What's new?」、具体的には2008年7月から2010年2月までの分をARCHIVEに移動させました。この「What's new?」にずっと貼り付けていたので、ちょっと重くなっていたかと思います。
ところで、ツイッターを始めてから2週間ほど経ちました。最初は画面をどのように見れば良いのかも分からない状態でしたが、すぐ慣れるものですね。見ておりますと、140文字を駆使してメッセージをしっかり人に伝えている方も少なくありません。きっと言葉を吟味して140字内に収めているのでしょうが、本当に感心させられますし、メッセージは必ずしも長くなくても良いのだと認識させられます。ただ、今のところ「何とかなう」というのには慣れませんね。言葉として美しく感じられません。これもそのうちに慣れるのでしょうか。
2010年5月10日(月):「名盤を探る」第21回:ニールセン
「名盤を探る」第21回は松本武巳さんによる「ニールセンの交響曲第4番の名盤を探る」です。
2010年5月7日(金):「名盤を探る」第20回:フランク
「名盤を探る」第20回は松本武巳さんによる「フランク「ヴァイオリン・ソナタ」の新旧名盤を、ピアニストの視点から探る」です。
昨年のサーバ移転時にどういうわけか使えなくなってしまった「サイト内全文検索」が復旧しました。サーバ管理会社が悪戯していたり、Googleが邪魔をしていたわけでも何でもなくて、私のミスでした。大変恥ずかしいです。といっても、私にとってはこれが使えるのと使えないのでは大きな差があります。読者の方々がこの機能を使ってくださっているかどうか分からないのですが、An die Musikは11年以上運営しているのでテキスト量は膨大です。肝心の私自身がどこに何を書いたか忘れる有様ですし、他の方々に書いていただいた文章を検索する必要にも迫られることがあるのです。これで一安心です。皆様も使ってみると予期しなかったコンテンツが現れたりして意外と面白いかもしれませんよ。
なお、全文検索はこれまで最下段に設置していたのですが、思い切って上に持ってきました。その方が使いやすいと判断したのですが、このところいろいろトップページに起きすぎてごちゃごちゃしてきましたね。作者の私がそう思っているのですから読者の皆様にとっては汚い机を見せられているような感じではないかと思います。そのうちにトップページの大規模改訂をしようかと思います。「近々」と書きたかったのですが、「そのうちに」となってしまうところが相変わらず情けないですねえ。
2010年5月6日(木):「名盤を探る」第19回:ラフマニノフ、チャイコフスキー、ドヴォルザーク
「名盤を探る」第19回からは松本武巳さんの原稿です。今回は「「ラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》、チャイコフスキー《ヴァイオリン協奏曲》、ドヴォルザーク《チェロ協奏曲》」の名盤をまとめて探る」です。松本さん、11月にいただいた原稿の掲載が5月になってしまい、大変申し訳ありません。
(An die MusikクラシックCD試聴記)