作者紹介

このサイトを作っているのは、とある塾で小学生から高校生までを対象に日々読書指導をしている児童文学愛好家のおじさんです。

読書指導は極めて難しいです。生徒には生徒の趣味嗜好があるので、いくら先生が良書だと思っていても、生徒が手に取ってページをめくり始めなければ何も始まりません。だから、読書指導においては指導している方が途方に暮れることさえあるのですが、うまくいった時の手応えは格別なものがあります。そういうときには生徒が本の世界に入り込み、「先生、この本面白かったよ」と目を輝かせてきます。

また、読書指導の際には、本人が読んで楽しいと思うだけでなく、その読書を通じて成長してもらいたいと願いながら本を渡しています。ですから、読書指導がうまくいって、それを継続させることができれば、生徒の国語力は飛躍的に伸びてきます。私は毎日本と向きう子どもたちを見ているので、読書が与える力をまざまざと感じています。

このサイトは試行錯誤を繰り返した私の読書指導の中で得た知識や経験を少しでも世のお母様方に広めたいと思って作成しました。自分のお子さんを書店や図書館に連れて行ってはみたけれど、いったい何を読ませればいいのか分からないという苦い経験をお持ちのお母様のお役にたてれば幸いです。

(2015年2月21日、バスチャン)